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【FR-2】2019年ファンドレイジングはどうなる???

海外のファンドレイジング記事をご紹介します。
※お断り:日本語訳の正当性は微妙~。参考までに、といったレベル感(/ω\)

2019年ファンドレイジングはどうなる???

■■■■この記事のポイント!■■■■
2019年のファンドレイジングは、
支援者との関係構築を重視する波が続く
IT技術や製品が増える
・社会的インパクトを生み出す組織同士の大きなコラボレーションが生まれる

https://afpglobal.org/news/what-will-fundraising-look-2019
JANUARY 9, 2019 AFP NEWS

北アメリカ地域のAFP(Associated Fundraising Professionals)メンバーに、2019年の主なファンドレイジングのおススメや見通しについて聞きましたので、ご紹介します。

Vol.1:Lynne Wester

寄付回数より、支援者の体験・経験に注目されるこのトレンドが続いていってほしい。私たちのゴールは、組織にいくら寄付を集めたかではなく、どのくらい寄付を維持できたかであるべき。さらに、最高の組織は、寄付額だけでなく、支援者とのコミュニケーションや体験経験を牽引するために彼らの行動にスマートに焦点を当てるようになると思います。
(Lynne Wester, Founder and Principal, Donor Relations Guru, Austin, Texas)

Vol.2:Scott Decksheimer

私はIT分野でもっと大きな動きが起こることを期待しています。その波は既にきていますが、我々はそれに驚く必要はありません。さらに、私は早期導入者が成功するようなモバイルツールを使用した寄付にも期待をしています。Facebook寄付ページは、寄付データの共有について対処できるなら、優れたツールとして引き続き使えるでしょう。残念なことに、私が予測する大きな動きの1つは支援者のデータ漏洩です。これが起こりうるような感じがするのが、とても残念です。
(Scott Decksheimer, CFRE, President and CEO, The Vitreo Group, Calgary, Alberta)

Vol.3:Amy Eisenstein

寄付キャンペーンそのものや、非営利のプロがそういった寄付キャンペーンにどう取り組むかに大きな変化が起こります。寄付キャンペーンの実施を最初から最後まで外部のコンサルタントに頼る必要はありません。この傾向は他の職業にも起こっています(例えば会計士のためのTurboTaxや弁護士のためのLegalZoom、医師のためのWebMDなど)非営利のプロフェッショナルは、自身の寄付キャンペーンを自身で実施することができるようになり、外部コンサルはその価値を最も発揮できるときや場所でだけ使うことができます。
(Amy Eisenstein, ACFRE, Principal, Amy Eisenstein, LLC, Westfield, N.J.)

Vol.4:Roger Ali

非営利組織は、社会課題に関心を高め、解決策のリソースとなりうる支援者に対して、最適化・変化し続ける必要があります。より大きな寄付キャンペーンで内部の理事会やステークホルダーの期待に応えるために、高額寄付者を育てることが重要になります。休暇時期付近のカナダでの郵便局ストライキにより、非営利組織は回答率の低下の影響を受け、寄付キャンペーンの目標を達成できていません。2019年の初旬には、支援者のリニューアルプログラムをより強固なものとし、支援者が活性化するようなキャンペーンに焦点を当てる必要があるでしょう。
(Roger Ali, MBA, CFRE, President and CEO, Niagara Health Foundation, Welland, Ontario)

Vol.5:Martha Schumacher

世界中で気候変動や貧困/飢餓、水へのアクセス不足などを解決するために、社会的インパクトを生み出す組織同士の大きなコラボレーションが生まれます。また、アメリカではベビーブーム生まれの世代は今でも大きな富を占めているので、ジェネレーションX(1960~70年代生まれ)やミレニアム世代(1980~2005年生まれ)の寄付は近い将来、世代交代によって大きく増えることになるでしょう。多額の寄付は、少数の支援者から、特に重要なネーミングライツのような機会によってもたらされます。ほとんどの支援者は、既に支援しているもしくはこれから支援しようとしている組織からより大きなインパクト、説明責任や透明性を求め続けます。中間層支援者は税金控除システムの変更により、減っていくでしょう。
(Martha Schumacher, CFRE, ACFRE, MInstF (AdvDip), President and Founder, Hazen, Inc., and HILT, Washington, D.C.)

Vol.6:Rachel Hutchisson

私が目を離せない2019年の傾向は、下記3つです。
1つは、既存支援者・潜在支援者にリーチできるデジタル(製品や技術など)の使用が増えること。これは世界中でオンライン寄付が増えることを意味し、スマートデバイスを使用したオンライン寄付が増えること(Blackbaud社は、毎年増加していることを示しています。)そして、舞台裏では、非営利組織は、デジタル手段を介して人々に届くメッセージをどのようにセグメント化してターゲットにするかについて、ますます精通するようになるでしょう。
2つ目は、非営利組織が支援者をより理解しテイクケアするために、データや分析に注目がされ続けることです。経験豊富な非営利組織は、関心のある人々とつながるために、引き続きデータ(およびデータから得られる見識)を信頼することになります。
3つ目、これは基本的な部分です。ヘッドラインの中で税法やその他のトピックの影響について推測することに焦点を当てるのは良いのですが、基本に忠実であることがこれまで以上に重要になります。
あなた方の支援者はだれですか?
彼らは何に興味がありますか?
どのように水漏れしそうなバケツに栓をしめ、彼らをテイクケアしますか?
どのようにインパクトを伝えていますか?
ミッションをサポートするために誰に(誰から誰に)依頼をしていますか?
1つのトレンドは、注意をそらさないように、基本にこだわることです。
(Rachel Hutchisson, Vice President, Corporate Citizenship and Philanthropy, Blackbaud, Charleston, S.C.)

Vol.7:Mazarine Trezy

2019年のファンドレイジングは激変することになるでしょう。我々のコミュニティのマクロレベルとミクロレベルで大きな変化が起きます。
今ミクロレベルにおいて、今まで以上にファンドレイジングにおける競争が激しくなっていきます。人々は医療費、災害、葬儀費、そしてペットのための資金を必要としています。我々には1,200以上のクラウドファンディングサイトがあり、さらに拡大しています。スコープを広げてみると、"Support independent journalism"のような助成金獲得のための営利目的の新聞もあります。
マクロレベルでは、社会サービスへのお金の流れを変えようとしている上院議員がいます。最後に、主要な寄付者に寄付をさせないようにする新しい税法があります。今年はいろいろな面で戦いの年になるでしょう。しかし、我々には明るい点もあります!非営利所得の45%は収入から集められた金額で、今後の小競り合いを乗り越えれば、これらの道を拡大し続ける必要があります。
(Mazarine Trezy, CEO, Wild Woman Fundraising, Portland, Ore.)

Vol.8:Gail Perry

主要な寄付者から、より高額寄付を得られる。この機会にリソースを投入することでファンドレイジングスキルを磨く団体が増える。アメリカやカナダの経済は強く、多くの富裕層が財政的に良い状態にあります。かなりのお金が生み出せれます。どんな規模の非営利組織も、もし彼らが正しいアプローチを理解し、彼らが自身のチームに適切なリソースを投入しても構わないと思っているなら、安定した主要支援者のバランスをとれるでしょう。
(Gail Perry, International Fundraising Consultant, Fired Up Fundraising, Chapel Hill, N.C.)

Vol.9:Andrea McManus

ファンドレイジングの範囲は拡大し続け、実行するには戦略が必要になります。これはa)寄付者からの助言を受けた資金の増加やGo Fund Meのような利益基盤プラットフォームのような手段の広がりまた、b)ファンドレイザーは、安定し、つじつまがあい、適切な財務監査を目指して仕事を強化したデジタル経済、に応じたものです。
(Andrea McManus, CFRE, Partner, The Vitreo Group, Calgary, Alberta)

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