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【最安値食材】主食1位は小麦粉!主菜ランキングは??「買う=未来への投資」という考え

食糧高騰で家計への負担が大きくなり、節約第一になりがちでは?
でもちょっと待って!という話です。

管理栄養士という仕事柄、食費を節約したい学生アスリートに接します。そういう若い人の為に、栄養価当たりで比較して、日本ではどんな食品が最安値になるかを計算したことがあります。(⇒拙著「安上りの筋肉増量飯」amazonキンドル


👉主食は350kcal当たり(ご飯1合相当)、主菜はたんぱく質1g当たりの価格で比較!
⇒結果は?

★主食(同カロリーで安い順)


1位 小麦粉(薄力粉)
2位 小麦粉(強力粉)
3位 白米、スパゲッティ


ショックでした。
和食は無形文化遺産になり、世界に誇れる食事です。
なぜ、米が1位にならないのか
悲しかった。
自給率の低い日本の問題は、こんなところにも表れているのです。米は自給率が高いのに、価格的には安くない!

これでは、米を中心とした食事にするより輸入小麦中心にした方が節約できるということになります。
(家計の苦しいご家庭や子ども食堂で、小麦粉料理は救世主ではあります)


★主菜(たんぱく質1g当たりで安い順)


1位 鶏肉(胸肉)
2位 高野豆腐
3位 卵

この計算結果を見て、更にショックでした。
鶏肉が1位。
そして鶏が生む卵が3位。

日本人の食生活の柱は
どうやって、これほど安く鶏肉や卵を生産できたの?

疑問や違和感が生じて、居心地悪く感じるのは私だけではないはず!

★未来への投資



理想の食環境について考えたことがありますか?
日本の食環境や地球環境の未来について私はよく考えます。

食品を含め何かを買うという行動は、その生産者、その業界をサポートするために1票を投じる行為でもあります。どんな未来にしたいか、買い物はそれを示せるチャンスでもある。
そして、もちろん未来の健康への投資にもなり得ます。

買う=未来への投資』だと想像してみてください。

節約は必要だが、出来る範囲で社会や自分の未来を考えた買い物をしたいのです。

環境問題食糧問題に個人で何が出来るのか考えた時、小さ過ぎる1人の力に絶望的になる時がありました。でも、希望はまだある!

いろいろな職業や考えを持つ普通の1人1人が起こす小さい行動の変化が、未来につながり得るのですから!

その事実を少しでも多くの人に意識し賛同して頂けるよう、粛々と行動し続けようと思います。

はつみ|管理栄養士|プラントベース食の栄養と料理|@ベジ広間の縁側






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