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知らないがゆえに大損も!バイ&ホールドに必要な4つの条件

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kayです。

今回はバイ&ホールド投資についての注意点を解説していきたいと思います。この投資方法はかなりポピュラーですが、結構リスク高いです。

この条件を無視して、単にはやりの株をバイ&ホールドしてると大損する確率が非常に高くなります。

ポイント1.ワイドモート

ワイドモートとは深い堀の意味です。簡単に言うと参入障壁の高いビジネスのことを言います。非常に抽象的ですが、もう少しわかりやすくすると、高営業利益率、ブランド力がある、効率的なビジネス、が備わった企業となります。

更にもう少し具体的に言えば、決済システムの会社とかはほんの数社しか思いつかないと思います(笑)これがワイドモートです。
逆に、餃子屋などは参入障壁が低いので誰でも出来ます。世界の餃子屋を全部言えと言われたら不可能でしょう。数が多すぎます。
これで何となくイメージが出来たとおもいます。

では、次の章からは先ほどの、高営業利益率、ブランド力、効率的なビジネスについて解説していきますね。

ポイント2.高営業利益率

営業キャッシュフロー÷売上高=営業利益率

です。これが高いほどワイドモートである可能性が高いのですが、目安として30%以上とかそこらへんでしょうか。この数字破格の数字なのでめったにお目にかかれません。

この営業利益率が高いと、なぜいいかといえば、利益を設備投資や自社株買いや配当金に回すことができるからです。そうすると株の価値は上がります。投資家への恩恵は非常に高くなります。

また、このような高営業利益率の会社はROEが高くなりやすいです。なぜなら、そもそも営業利益率が高いのと、先ほど言った自社株買いや配当金の増配などが自己資本比率を下げるので高くなります。

これはどういうことかというと、余った金で株主に還元できるということです。

これは、潤沢な金を稼げる企業はそもそもその市場で独占的なビジネスを行っており、安定して大金を稼げるというチート性能の企業というとわかりやすいでしょうか。

ポイント3.愚かな経営者でも回せるビジネス

出来るだけ好決算を連発してほしいものですが、バイ&ホールドだと悪決算の時期も通過する可能性もあります。ウォーレンバフェットのコカ・コーラなど(彼の投資先はワイドモートばかりです)がそうです。

愚か者でも回せる完成されたビジネスというのは見抜くのは、なかなか難しいのですが、先ほど言った高営業利益率の会社はその要素は多分に含まれると思います。

要は下手なことをしなければ利益が出るような企業ということになりますね。

例えば、COSTCOは会員制にすることによって、先にキャッシュを集めることに成功しています。これは他の小売り業よりも資金繰りに有利です。
また、コカコーラは世界初のボトラーのフランチャイズによって、大規模な事業展開を可能にし、更に独特の味によってブランディングにも成功しています。ここまでくれば余計なことをしなくても完成されたビジネスを回すだけでお金は稼げるでしょう。

さて、先ほどブランディングと言いました。このブランド力というのが非常に重要なので、次の章で解説します。

ポイント4.決算書に現れないブランド力

普通は決算の良い会社やこれから好決算を出しそうな会社に投資しようと思うでしょう。勿論それは重要です。それを踏まえた上で、ブランド力という目に見えない価値を買いましょう。

「~といえばあの企業の製品でしょ」とぱっと思いつくときにはその会社はブランド力があるとみていいでしょう。

例えば「ネット通販といったらあの企業でしょ!」みたいな感じです(笑)ブランドといってもブランド品ばかりでなく、歯磨き粉の中で最も有名なブランドだったり、先ほどのコカ・コーラのようにジュースの中でのブランドだったり様々あります。

まんまブランド品も強いブランド力を持っています。ティファニーなどですね。要は歯磨き粉だろうがジュースだろうが、ティファニーのようなブランド力があればそれは経営上最高に強い武器となるということです。

小型株のころからワイドモート企業になるかどうかを見分けるのは至難の業

ワイドモートになる前の企業がワイドモートになるころには株価は相当上がってしまっています(笑)それでも、バフェットの「そこそこの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をそこそこの価格で買う」というように、少々高くついたとしても、ワイドモートになってから買うので十分安定感のある長期投資になるのではないかと思います。もちろん小型株からワイドモート企業を見抜ければ、資産は計り知れないほど増えるかもしれません。

さいごに

以上がバイ&ホールドに必要な4つの条件でした。この4つを満たす株を見つければ安定した利益を得やすいと思います。なので、やたらめったら、バイ&ホールドすると大損することもあるので気を付けましょう。


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毎度お読みいただきありがとうございます。冷静なるポートフォリオの分析や、自分なりの投資哲学を今後とも書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!