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紅茶検定中上級を受験した感想・体験記(勉強時間・難易度・試験対策etc)

紅茶検定(中上級)なるものを受けてきたので、受験動機、勉強方法、試験の感想を共有したいと思います。
わたしが受験したのが第4回と、まだまだ歴史が浅く、受験にあたって情報が無く、わたし自身戸惑ったので、興味あるな…という方の参考になれば幸いです。

受験動機

物語の中に出てくる紅茶に関する描写は常に優雅で、余裕があって、ちょっと気取った雰囲気。
そんな世界に憧れて、特に中学~高校生の頃には図書館で紅茶の本を借りては読み耽ったり、わざわざ茶葉の紅茶を買って飲んでみたり、大学生の時には紅茶のカフェでバイトをしたり。
生活の中で、紅茶が常に傍らにいてくれました。
 
そんな当たり前の存在を、今一度体系だって勉強してみたいなと思ったのが受験の理由です。いつかカフェ経営に携われたらいいな…という、すっごく漠然とした憧れもあって。
 
仕事をする上で(会社員)必要な資格勉強だったり、英語を勉強したりは今までもしてきましたが、完全なる趣味の検定を受けるのは初めてだったので
甘えが出てしまったらどうしよう…(プレッシャーが無いと頑張れないタイプ)と思いながらも、チャレンジすることにしました。

前提として、自分の知識レベル

公式サイトに練習問題が載っているので、まずはそれを解いてみて、初級~上級まで種類がある中で、自分がどのレベルを受けるのがいいのか確認してみました。

https://www.kentei-uketsuke.com/tea/

結果、初級は確か90%くらいの正解率だったので、ああ簡単だな~と思い中上級を受けることに。なので、受験を考えている方は、まず練習問題で力試しをしてみるのが良いと思います。
 
※注意;後述しますが、実際の中上級の試験問題は、練習問題よりも難しく感じたので、練習問題がやや簡単に設定されているように感じました。

試験概要

まずはじめに、検定のご紹介から。

試験地:東京、名古屋、大阪
受験資格 :誰でも! ※上級は中上級合格者のみ
受験料 :初級4,900円、中上級5,900円、上級7,700円(各税込)
試験形式:一時間でマークシート80問
合格基準 :70%以上の正答率で合格
主催団体 :紅茶検定実行委員会

食品系の検定は受けたことが無いですが、受験料ってみんなこんなものなのかな?結構お高いですよね。

いつから勉強し始めたか

試験日は2019年2月23日(日)、年末に教本を揃え、公式テキストをパラパラ~~~と眺め、「ああ、結構知ってる知識が多いかも?」と感じたところから、年明け以降ぼ~~~~~~っとしていたら、あっという間に試験1ヶ月前(1月下旬)になり、アッ!全然勉強してないわ!ということに気づきました(遅)。
ということで、本格的に勉強し始めたのは1月下旬から

こんな感じで、ゆるっとツイートしながら勉強していました。

勉強方法

まずはテキストを読み込むことからスタートしました。
テキストは二種類、公式テキストと参考書です。

公式テキストは写真がたっぷりなので初心者にも取っつきやすく、読んでいるだけで楽しい内容なので、特に初級の勉強はあまり苦にはならないのではないかと思います。

一方、参考書はなかなか固い文章が多いのと、特に紅茶の歴史については、
時代や場所が行ったり来たりしていて、正直分かりにくい!

けれど、筆者の正確が透けてみえるような文章が散見されて、筆者の癖の強さを楽しみながら読めば、それはそれで面白いのではないかと思います。

(笑ってばっかだな…)

テキストを読み終えたら、ノートに内容をまとめ、そのまとめたところに後から分かったこと等を書き込むスタイルで資格勉強をすることが多いので、今回も同じ考え方で取り組みました。(ノートにまとめても意味ない、という説も見かけますが、非効率的であっても、このやり方で育ってきてしまったので…笑)

ノートにまとめ終わったら、後は過去問をひたすら解き、間違えやすいところや理解が浅いところを復習し、それをまたノートに書き…という作業を繰り返すのですが、紅茶検定では過去問が出回っていないという難点があるため、出題の傾向(すなわち自分の苦手分野も)分からないまま勉強を進めていきました。

試験対策

過去問無い問題は先ほど触れた通りですが、試験対策としては、ネットで検定を受けた人の感想を読む作業を試験1週間前くらいからかな?やっていました。(これをもっと早くやっておけばよかった!
 
参考にしたサイトはこちらです。詳しい感想を書いている方もいて参考になるので、試験を受ける方は目を通すと良いと思います。

https://beautea-time.com/ko-cha-benkyo/
https://acupofteaismylife.com/kouchakentei2/

試験当日

東京の試験会場は中央工学院でした。場所は、北区の王子です。またそんなマイナーな場所…と正直思いましたが、東京で1会場しかないので、まだまだ試験の規模が小さいのだなと思いました。
JR京浜東北線の王子駅から徒歩8分、若干道が分かりづらいので、道に迷いやすい方は時間に余裕をもって移動された方がいいと思います。

会場には試験開始30分前くらいに到着したと思いますが、初級の試験中だったので中に入ることは出来ず、スタッフの方から「この辺でお待ちください」とアナウンスがあったので、入口廊下に突っ立っているしかないので、あまり早く着きすぎても仕方ないかな?と思いました。

初級の試験が終わり、ずら〜〜〜〜っと受験者たちが出ていくのをお見送り。(女性比率が高かったように思います。色んなジャンルの(ヴィジュアル系みたいな格好でキめてきた人もいてすごいなと思った)人が居て面白かった)

受験者が退出した後も、試験準備があるからか、そのまま暫く待ち続けました。この頃になると、中上級受験者も増えてきて入口廊下、厳密に言うと階段、が人でわさわさしてきます。

※試験日は2020年2月23日、新型コロナウイルスは、まだ東京での感染者は僅少だったタイミングだったので、試験は予定通り行われました。マスクをしている受験者も半々より少し多いかな…?くらいだったと思います。ビクビクしながら受験しました😢

スタッフの方から、会場に入っていいですよというアナウンスがあったので、階段を上り会場のある棟へ移動。デザイン系の学科もあるようで、校舎も現代的で、建築模型が展示されているなどして楽しかった。
会場となる教室は、大学みたいな長机に座るところがパタンとなる式の椅子で快適でした。昔ながらの学校(個別の木の机と椅子)も好きだけど、ここは大学の教室みたいな雰囲気だったな。

試験開始!

試験官の方から注意事項などのアナウンスがあり、解答用紙に氏名などを書く時間が事前に設けられた後、試験がスタートします。本人確認のためもあり、二人一組の試験官のうち、お一人が会場を終始うろつくのでちょっと気になりました笑

試験時間は1時間で、マークシート形式で80問でした。確か30分くらいで全問回答が終わったので、後は見直しをしていました。(他の試験だと、終了10分前までだったら途中退出可、という形式もあったので、そっちの方が有り難いなと思った)

試験終了後は、試験官の方が回答用紙を回収し、確認した後に退出していいですよ、というアナウンスがありました。会場を出て行く受験者を眺めると、やはり女性の方が多いかな?という印象でした。初級より少し男性比率が上がったな、という感じ。

試験問題について

前述の通り、過去問が出回っていないので対策が立てづらいのですが、「うわ〜〜そこか〜〜〜」と思う問題がいくつかありました。試験を終えてみて、改めて勉強方法に対してアドバイスをするとすると、以下かなと思います。

・公式テキストを、本当に隅から隅まで読むこと
・逆に、公式参考書(紅茶入門)からの出題はあんまり無い(ちょっとはあるけど)
・満点を取りたいなら、テキストと参考書をいずれも隅から隅まで読む必要がありますが、合格ラインを…ということであれば、公式テキストだけで大丈夫
・女王さまの名前、産地に吹く風向き、●●ティー(アフタヌーンティーとかそういう)の種類…らへんが、個人的に「そうきたか〜〜〜〜」という点だったので、頭の片隅に入れといていただければ

合格発表について

4月中旬頃から、全受験者へ結果通知が郵送されてくるそうです。わたしはGW明けに開封しましたが、ツイッターを見ると4月13〜14日くらいから合格したというツイートが見られたので、そのくらいに届くのだと思います。

わたしの受験結果はこちら!

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80点中、72点でした。まあまあじゃないですか?(自画自賛)
合格証は、表面がツルッとした厚紙っぽい用紙に印刷されていて可愛いです。

画像2

かわわわ☺️☺️☺️

一緒に、点数が記載された合否通知の紙と、合格特典販売のご案内が同封されています。合格すると、「合格認定カード」と「名刺」が購入できるとのこと。使う機会も無いので購入しませんでしたが、記念に買ってもいいかもしれませんね。
(名刺のデザインが、上級よりも初級・中上級の方が可愛いのにな…と思った。上級の名刺デザインはなんかこう、昔感が…笑

受験を終えてみて

趣味の試験を受けるのが初めてだったので、勉強も前向きに楽しめて良かったです。自分の知識を、一定の測りを以て確かめられるって良いですよね。

ということで、モチベが持続すれば上級も受けてみたいなと思いました。上級を取ってこそ、「紅茶好きです!」と名乗っていいような気が(あくまで個人的には…ですが)するので。

最後までお読みいただき有難うございました!noteでは紅茶に関する投稿もしていきたいなと思いますので、よろしければまたのぞいて見てください。

ちなみに、note以外では読書ブログを運営していますので、こちらもよろしければ。

児童文学生まれミステリー育ちの読書ブログ「Sentimental Sunset」
https://sunset-rise.com/

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