防犯ゲートに気をつけよう

昨日、友達が万引犯に間違えられ、警察に保護された。身元引受けに来て欲しいと言われたので理由を尋ねたが、奥歯にものが挟まった物言いで要領を得ない。あとで本人に事情を聴いたところ、万引犯に決めつけられ、警察で事情聴取されたのだという。

事の顛末はこういうことらしい。
CDなどのレンタル店「GEO」が展開しているリユースショップ「2ndストリート」で、アンテプリマのバッグなどを見ていたところ、手にバッグをかけているのを忘れてうっかり防犯ゲートを出てしまったらしい。すぐに気づいて元の棚に戻しにいったにもかかわらず、店長が来てすぐに警察に通報したのだとか。
警察官がいる場で防犯カメラを確認。商品を棚に戻しに行ったところも確認しているにもかかわらず、なぜか、警察に連行?され、4時間も拘束された。

本人は反省しながら「李下に冠を正さずとは、こういうことやな。暑さと寝不足でちょうど頭が少しぼーっとしていたから、うっかりしてしまった」と話している。

店や警察に少し楯突いてしまったことも、そんな事態を招いたのかもしれない。

それにしても、である。
店長が声をかける前に、すぐに気づいて商品を棚に戻している。なのに、なぜ警察に通報したんだろう。

本人はブランド好きで、同じ店で何度か購入しているらしい。リピーターの顧客でもあり、本来なら、体調が悪かったことも考慮して、注意するのにとどまるのではないだろうか。
ところが、店長は警察にすぐに通報し、間違いが確認されたにもかかわらず、謝るそぶりもなく、そのまま警察に引き渡してしまった。
店舗の対応としては行き過ぎてはいないだろうか。

もしかすると、この店では万引が常態化しているため、少しでも疑わしいことがあれば、マニュアル通り、すぐに通報することになっているのかもしれない。

ただ、間違われたほうは不愉快極まりないし、本人は警察で事情聴取されたこと自体に大変ショックを受けている。
店長にもう少し柔軟性があれば、こんなことにはならないのでは。

実は高校生のとき、2人で買い物に行ったときも、うっかりネックレスを店の外に持ち出し、元に戻すのにドキドキしたことがある。当時は防犯ゲートなどなく、店のスタッフにも気づかれなかったが、今の時代なら完全にアウト。補導歴がついていたかもしれない。

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