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Apple Watch のリングをいかに完成させるか問題

僕はApple Watchに依存している。通知はもちろん、静かなタイマー、iPhoneとの連携、心拍などを監視して異常時に教えてくれる機能…挙げればキリがない。エクササイズ特化ではないので、ベルトさえなんとかすればフォーマルな場でも通用する。

Apple Watchにはリングという活動量計が備わっており、これらを積極的に完成させていくことでより健康な生活を送れるようになっている。そしてこのリングを毎日上手に完成させていくことで、メダルがもらえるのだ。これを集めるのがなかなか楽しい。

リングには赤リング(MOVE)、緑リング(EXERCISE)、青リング(STAND)がある。MOVEについては1日300kcal前後の運動量で完成させられ、目標値は自由に設定できる。EXERCISEは30分で完成、STANDは毎時1分以上立って歩き回るのを12回で完成だ。

続けることで得られる特別なメダル

リングを連続7回完成させるとPerfect Weekメダルがもらえる。また、連続でなくてもMOVEなら決められた回数完成させるともらえるメダルもある。

リングをそこそこ完成させられるようにライフスタイルを最適化していくと、見えてくるのがPerfect Monthメダルだ。毎日MOVEを完成させ、1ヶ月がんばるとその月のメダルがもらえる。やってみるとデスクワークなどで机に向かいっぱなしだとなかなか完成せず苦労することになる。一駅歩いてみたり、遠回りしてみたり、ちょっと遠い場所へ歩いてランチしてみたりすると、夜までには完成するはずだ。

特別なことをしなくても大体なんとかなるよう、ライフスタイルを調整するのがオススメである。(ポケGo、INGRESSなどやるとバッチリだ)。

たまにタフな課題を出してくるマンスリーチャレンジ

月メダルにはMOVEだけを対象にしたものと、毎月異なるチャレンジをさせるものの2種類がある。マンスリーチャレンジはたとえば「STANDリングを20回完成させてください」「1日15分以上のワークアウトを10日やってください」と、MOVE以外に注目させるタイプの課題が多く出題される。ちなみに5月は「3つのリングを21回完成させる」だった。過去の実績で値が変わってくるのでみんな同じ課題をやっているわけでは無さそうだ。

EXERCISE、STANDリングの完成はMOVEより難しい。

歴代のApple Watchを使用してリングの回り方を観察しているが、センサの精度があがっているせいかMOVEは容易に完成させることができるようになってきている。(気がする)

リングが進む条件

MOVEはとりあえず動き回ればいい。寝転がってても寝返りなどでカウントされるし、デスクワークでもカウントされていく。ちょっと離れたコンビニや銀行へ行って帰ってを数回繰り返すとクルッと回ってくれる。

EXERCISEはある程度心拍が上がっていて、かつMOVEしている状態になる必要があり、のんびり歩いていると一向に進まない。ちょうど有酸素に適切とされる最大心拍数(220-年齢)の6割くらいの心拍にしておくと、良い感じに回ってくれる。オススメは「重い荷物を背負って歩く」「歩道橋を渡りまくる」「上り坂、階段を利用する」だ。
ある程度心拍を上げれば、止まっていてもEXERCISEリングが進む

STANDはさらにめんどくさい。毎時間、1分以上立って歩き回る必要がある。体感では席から立って、歩いて25m位先にあるトイレに行って帰ってくると、カウントされていることが多かった。今は自分の小さな事務所なので、トイレに行ってもSTANDがカウントされることはなく、食器洗いしてみたり、部屋を片付けてみたりしている。
往復で5分くらいかかる距離にあるコンビニへ58分くらいにでかければ、帰ってくることには2時間分のSTANDが稼げていたりする。

どうしてもほしくなるイベントメダル

年に何度か、イベントメダルがもらえるチャンスがある。事前にアプリ内で告知される。2019年最初のイベントは2月8日から14日まで、連続して3リング完成を達成するというものだった。実は新年メダルの課題がまさにこれで、新年早々3リング回すために初詣に行き倒すなんて事が恒例化しつつあったのに、なぜか今年は新年メダルがなかったのだ。代わりに米国でのイベントに合わせてHert Month Challengeが開催された。

3リング1週間というのはなかなか達成が難しく、様々な工夫を凝らして過ごした。STANDに関しては立ちまくるしかない。EXERCISEを完成させるとMOVEも完成することが多いので、EXERCISEを回しやすいジム通いをうまく使い、連休はジム、ワンフェス、ジムでなんとかこなした。

そのほかのメダルとしては3月の世界女性デーメダル、4月のアースデイ、9月のナショナルパークチャレンジが毎年恒例となっている。

チートテク

Apple Watchはセンサを使っている以上、ちゃんとやってるのに測定されない!あるいはその逆が存在する。この場合HealthKitに対応したアプリを利用してリングを回してしまう方法などを紹介しよう。

Strava心拍計抜き

自転車やランニングのロギングアプリであるStravaであえて心拍計を使わずに自転車に乗るとMOVEが多めに算出される傾向にある。僕の場合、1時間ちょっと自転車に有酸素程度の心拍で乗ると800〜900kcal燃えてると計算されるが、心拍計をつけると600前後に落ち着くことが多い。
心拍計はつけるのめんどくさいし、センサをしっかりぬらさないと何をやっても平常時心拍から動かなくなるなどの問題もあるので、まあ、なんか測りたいときだけつけたりしている。ゾーントレしないなら「まあ、このペースだとこんなもんだろな」ってわかるので、毎日測る必要はあまりないかなと。

StrongによるEXERCISEぶん回し

EXERCISEリングはある程度心拍が上がってないと回らないのだが、筋トレアプリのStrongでエクササイズを記録すると、記録した時間分のEXERCISEリングを回すことができる。筋トレを60分やったらなんと2周回せるのだ。腹筋ローラーはもちろん腕立てなどの自重トレも記録できるので、ちょっとした息抜き運動でStrongを使うという手はあると言えばある。

もちろん、運動せずにStrongを記録することだってできるけど、これはさすがにズルいと思う。

HealthKit のプログラムができる人ならリング好きなだけ回せるコードを簡単に書けると思う。まあ、それやったところで健康にはならないけど。

椅子に座りながらSTANDを動かすマル秘テク

ちゃんと立って歩き回ってるのにSTANDが回らない!なんてことが割とある。そうなったら強制的にSTANDさせちまおうじゃないか。上記Strongでも記録中はSTANDしてることになるようだが、今回は手をちょっと動かすだけというバグ技を紹介する。

Apple Watchをつけている手で後頭部あたりの埃を払うように1分間なでてみよう。なんとそれでSTANDがカウントされてしまう。STANDしない状態で毎時50分になると「あと少しです!」とかいってSTANDを促すアラートが出るので、そのときにこれを試すとカウントされた瞬間に通知が来てわかりやすい。

立たずにこれをやるのはさすがにズルいので、歩き回ってるのにカウントされないって時は活用してみて欲しい。

時差との終わりなき戦い

Apple Watchのリングは時差が絡んでくるととても面倒なことになる。人によっては海外滞在中は機内モードにするなどして現地時刻へ補正させないようにしたりと涙ぐましい努力をしているようだ。それだけ連続MOVE記録が途切れるとテンション下がっちゃうのだ。

本当はこの項でApple Watchが時差によってどのような補正をするのかわかってる範囲で解説しようと思ったが、長くなったので別の記事で解説することにする。

少なくとも、日本にいるならここで紹介する方法で効率的にリングを回して行けるはずだ。リングを回して健康的な運動習慣を是非つけて長生きしよう!


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