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EFL Championship PLAY-OFF Finalスカイブルーズ戦前のペリー-ラドック・ムパンズ選手のコメント

ハッターズのミッドフィルダー、ペリー-ラドック・ムパンズ。今週末、コベントリーとのプレーオフ決勝に勝利すればナショナルリーグからプレミアリーグに到達した初のプレーヤーとなる。もし歴史を塗り替えたら「シャンパンを飲む準備ができている」と話してくれた。

29歳のこの選手はルートンがノンリーグにいた2013年に、当時のマネージャー、ジョン・スティルがウェストハム・ユナイテッドからレンタルで連れてきた。ハマーズでは1回のファーストチーム出場。現在のチームメイト、ダン・ポッツとともにキャピタルワンカップ(バーンリーに2対0で勝利)に出場した。

FAトロフィーのステインズ戦でディフェンダーとしてデビューした後、アプトン・パークに一度戻ったが、再度1月にルートンに戻り完全移籍となった。その数ヶ月後にタイトルを獲得し、5年間遠ざかっていたフットボールリーグに復帰して、そこからクラブ史上12番目に多い367回出場を果たしている。タウンはリーグ2、リーグ1を経て、現在トップリーグまであと90分、ウェンブリーでスカイブルーズとの対戦を控えている。

このような偉業を成し遂げる可能性があることについて、人気者のムパンズは次のように語っている。

「それは嬉しいよ、ノンリーグからプレミアリーグに駆け上がるということ、しかも1つのクラブでというのはクレイジーなことだからね、そういう意味では、少しはモチベーションが上がるかもしれないね」

「スタッフ、マネージャー、そしてスタジアムのすべての人が、自分を信じてほしい。自分のパフォーマンスを発揮し、プレーに自信を持つことが重要なんだ。それに限って言えば、ここまでは達成できたと思う。ただあと90分、あと1試合だ。土曜日の午後7時にはシャンパンを飲むんだ」

ムパンズが19歳でルートンにやってきて、イーリーウェイに向かって、初めてケニルワースロードを見たとき、そこはウェストハムにいたときに慣れ親しんだ豪華な環境とはかけ離れた世界だった。

火曜日の午後、記者会見に臨んだMFは元ボスのスティルの隣で、当時の移籍を前にした心境をこう続けた。

「練習場やスタジアムを見たとき、アップトン・パークやウェストハムのチャドウェル・ヒースでの練習場とは違うなと感じたよ。でも最終的にはすべてがうまくいき、すぐに昇格することができた。時にはリスクを背負うことも必要だし、僕と契約してくれたジョンには感謝しかない。リスクはあったけど、それを背負うだけの価値はあったし、今こうしてプレミアリーグにまで手が届く位置にいる」

「当時、ニール・マクドナルド(ウェストハムのアシスタントマネージャー)とサム・アラダイス(監督)が、君はルートンと契約した方がいいと言ったんだ、だから僕の手に負える話ではなかったね」

「12月にローンで契約して、1月に正式契約して、、、そこから今に至るんだよ。もっと活躍できると思っていても、そうならないこともあるし、巣を出て飛び立たなければならないこともある」

「ポッツ、エル(エリオット・リー)、オリー・リー、マレク・シュチェフなど、ウェストハムから来た選手たちは皆、ここで良いキャリアを積んできたんだ。選手がひとつの場所でうまくいかなかったとしても、それが悪い選手だということではないんだよ」

「ただ、その場所が自分にとっては適切でなかったというだけだ。幸運にも僕はルートンにたどり着いて、そして今がある」

トップリーグのクラブを離れ、フットボールリーグからドロップする決断をしたムパンズ。すぐに戻ってこられる保証もない中、ムパンズは自分が入ったチームは、ノンリーグでの生活はそう長くはないだろうと感じていた。

「いいチームだったし、いい選手もいた。今はU18のコーチとして練習場にいるベンノ(ポール・ベンソン)もいた。アンドレ・グレイ、ジェイク・ハウエルズ、マーク・カレン、マット・ロビンソンなど、いい選手が揃っていた。ルーク・ガトリッジもいたし、コーチでもあるアレックス・ローレスも。本当に、本当にいいチームだったんだ」

このMFはプレミアリーグに復帰するためには自分に何が必要なのか、ずっと考えていた。土曜日にようやくそれが実現することを切望している。
「うん、自分の実力なら、そこにたどり着けると思っていた。メッシやロナウドのような選手がいない限り、フットボールは1人だけのチームではない。しかし、信念があれば、トップに返り咲くことができると信じている」

「10年という時間は長いように思えるが、フットボールではそうではない」

2021-22年シーズンの開幕時に一度退団が決まったものの、ケニルワース・ロードが自分の将来の居場所だと常に考えていた。

「契約が切れるといろんなクラブがやってくる、そのなかで"新しい契約をするのか、しないのか "と葛藤するんだ。でも、ここが自分の居場所であり、ここでならさらにいい旅ができると思ったんだ」

「これまで共にした監督たちはみんなよくやってくれたし、素晴らしくて、とんでもない時間を過ごしてきた。僕は長い間ここにいて、もう他の場所のことはよくわからない。ここはもう僕の家なんだ」

「ウェストハムにいたことで今の自分があるのは間違いない。ただルートンは僕のすべてだ。チームも、地域のこともよく知っているし、僕の人生の大部分を占めているんだよ」

翻訳元:"Mpanzu ready to 'drink some champagne' if he makes history by going from non-league to the Premier League with Luton"
By Mike Simmonds

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