9月も明日までか

忘れないうちにあげておきますね。
このシリーズの4作目です。
今日のもだいぶ殴りたいですよ笑
ご確認下さい♪
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『殴りたい男』4

神山:       客:


神山「いらっしゃいませ」

客 「こんなとこに美容室あったんですね」

神山「つい先日オープンしたばかりです。ここを見つけてくれて感謝です」

客 「あーはい・・」

神山「こちらへどうぞ」

客 「はい」

神山「あー見えますねー」

客 「え?何が見えるんですか?」

神山「数十分後に、今より素敵になったお客様がこの鏡に映ってる姿が」

客 「あー、ははは」

神山「申し遅れました、僕は神山って言います。神様の神に富士山の山の神山。ゴッドマウンテンって呼んでもらってもいいですし」

客 「ゴッドマウンテン・・?」

神山「そんなことよりさっそく始めちゃいますか。どんなヘアースタイルがご希望ですか?」

客 「えっと、じゃあ全体的に短めにする感じであとはおまかせで」

神山「んー、おまかせですかーまいったなー」

客 「え?どうしたんですか?」

神山「いやー神山にまかせてもらえるのは光栄ですし、お客様のその判断は間違いなく賢明な判断です。ただ、僕はストイックな完璧主義者。髪を切る事に関しては妥協を許しません。お客様1人1人の髪を切る、それらすべてが僕にとっての作品なんです。作品を納得いくまで仕上げるには多くの時間を必要とします。お客様お時間大丈夫ですか?」

客 「えっとー、ちなみにどれくらいですか?」

神山「そうですねー短く見積もっても8時間はいただきたい」

客 「無理です、正直もう30分でもきついです」

神山「無理ですか、残念です。じゃあおまかせという言葉は使わないでいただきたい。お客様の指示のままにカッティングいたします」

客 「じゃあそうですねー、ツーブロックにしてみようかな」

神山「ツーブロックですかー。まいったなー」

客 「またですか、今度はどうしました?」

神山「ツーブロックは最近またやられる方が増えています。そんな中あなたもまたその髪型にするというのはあまりにも個性が欠如していると言わざるをえません」

客 「はぁ?」

神山「おそらくこれはあなたのこれまでの人生にも言える事でしょう。誰かのまねをする、右に習えの行動をとる、オリジナリティからはほど遠い生き様。失敗を恐れ安定を好み、平均点だけを必死に追い求める生活。そんな自分の殻の中に閉じこもり、そこに居心地の良さを感じその殻をやぶることも外に飛び出す事もしない。そんな臆病なあなたのこれまでの生き方がこのツーブロックという注文の中にすべて透けて見えるんですよ!俺はそんな臆病者の髪を切ることなんて絶対にできない!やりたければ自分でやればいい!好きにしろ!」

客 「はぁ?いやちょっとどこ行くの?自分でとか無理だし、ちょっとー。くー!何かあいつ、何で髪切りにきてこんな事言われないといけないんだー!うぉーめっちゃ殴りたい!!ていうかあいつツーブロックだし」

ー・ー・ー・ー・ー
というやつでした。
むかつきますねー笑
これは8年前の台本ですが、ツーブロック流行ってたんですかね。
久しぶりにやってみようかなー。
いややらんな笑
このシリーズはおそらくまだあったと思うので明日もお届けしますね。
それではまた明日♪


サポートエリア?についても何もわかっておりませんm(_ _)m 感謝を申し上げればいいのでしょうか?当然そうですよね。ありがとうございます!!勉強します!!