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ICE GOLD CUP2019女子の部が13日開幕!

ワールドカーリングツアーの大会の1つである「ICE GOLD CUP 2019」が、今月帯広市の「カールプレックスおびひろ」で開催される。今年からは男子と女子が分かれた日程となった。ここでは、13〜16日にかけて開催される女子の部について紹介する。

🥌2017年スタートの新しい大会

まず、大会の歴史をざっと振り返ってみよう。ICE GOLD CUPは、APCT大会(アジアパシフィックカーリングツアー)の1つとなり、帯広初の賞金大会として2017年にスタートした。第1回のこの年は11月に行われ、道内から8チームが参加した。チームの4人の編成が男子・女子・混合どれでもOKというユルい大会で、晩成カーリングクラブは竹田夫妻に男性2人というメンバーだった。
8チームが4チームずつに分かれて予選リーグを戦い、その順位でA1位×B4位、A2位×B3位……というようにたすきがけで決勝トーナメント1回戦の組み合わせを作った。勝ち進んだCP帯広と晩成カーリングクラブで決勝戦を行い、5-3で勝った晩成カーリングクラブが優勝、CP帯広が準優勝となった。なお、3位は帯広市役所、4位は北見工業大学だった。
2018年から9月に移り、この年も男子・女子・混合いずれもOKで合わせて12チームが参加した。道外からHard Nuts、チーム青葉(ともに東京)、Maple Leafs(神奈川)が遠征し、全国規模の大会となった。
2つに分かれて6チームずつの予選リーグが行われ、その結果、それぞれの1位がストレートで準決勝進出、A2位×B3位とB2位×A3位の勝者が準決勝進出という変則的な決勝トーナメントを戦った。決勝はKiT Curling Clubとチーム青葉の対決となり、9-3でKiT Curling Clubが勝ち、優勝。チーム青葉が準優勝となり、3位に北見工業大学、4位にMaple Leafs、5位に北海道大学、6位にチーム帯広が入った。
3回目となる今年の大会からワールドカーリングツアーの大会となった。日本におけるワールドカーリングツアーの大会は、2019–2020年シーズンにおいて、次の6つの大会が登録されている。

・盛岡市アイスリンクメモリアルカップ
・アドヴィックスカップ
・どうぎんカーリングクラシック
・ICE GOLD CUP
・ミネベアミツミカップ
・軽井沢国際カーリング選手権大会

道内で3つある大会のうち、すでに札幌のどうぎんカーリングクラシック、北見のアドヴィックスカップは終了している。ICE GOLD CUPは今年から男子の部と女子の部に分かれ、女子の部が今月13〜16日、男子の部が同20〜23日の日程で開催される。女子は10チームが参加し、内訳は道内7チーム、道外2チーム、道内・道外混成が1チームとなっている。それでは、参加全10チームを紹介しよう。

🥌Aブロック

SC軽井沢クラブJr.a (長野県)
両川 萌音、上野 美優、江並 杏実、金井 亜翠香
江並選手と両川選手がメンバーに加わった昨年11月のジュニア日本選手権で優勝。リザーブとしてKaruizawa Jr.の金井選手が加わり、世界ジュニアB選手権に出場して3位となり、世界ジュニア選手権(本戦)へ駒を進めた。本戦でも2勝を挙げるなど健闘した。今大会は新たにKaruizawa Jr.にいた上野選手が入った4人編成。軽井沢の若きエリート軍団が狙うのはもちろん優勝だ。

★Cosmic Angels (帯広)
鈴木 悠莉、高橋 希望、遠藤 美沙、杉山 珠葵、田中 美有
コーチ松田 俊哉
昨年4月に結成された帯広で活動している女子高生のチーム。昨年7月の道東カーリングリーグ・シルバーリーグでは、初戦で帯広畜産大学Aに13-2で大勝という衝撃デビュー。その後も勝ち星を重ねて、今季はゴールドリーグに昇格している。また道東カーリング選手権に出場するなど、実績を積んでいる。今大会は道外のチームとの手合わせもあり、試金石の場となる。

LOCO STELLA (北見)
林 未来、松澤 弥子、伊藤 海李、小原愛未
今夏は韓国チームの出場辞退もあって、どうぎんカーリングクラシックとアドヴィックスカップに連続出場を果たした。両大会とも苦戦が続いたが、随所に良いプレーも見られ、貴重な経験となったはずだ。その後は本橋麻里コーチとともに海外へ遠征。今大会はその成果を見せる場としたい。7月の大会は急遽出場が決まり準備不足だったが、今度は一味違うところを期待。

★STRAHL (札幌)
南 真由、小川 香奈、兼田 モモ、田中 結衣
シュトラールと読む。ドイツ語で光線の意味だ。昨年の軽井沢国際には南、小川、田中各選手が出場、韓国チームを下した。スキップの南選手は札幌学院大学出身で、日本選手権では東京都協会(しゅがーとげとげ)の助っ人でリザーブに加わった。兼田選手は、昨年5月にTBSの「水曜日のダウンタウン」に札幌国際大学のメンバーとして出演し話題になった。今大会はプレーでも魅せる。

★Team Tanaka (青森)
小山 笑子、倉光 杏佳、木原 遥、田中 美咲
Team Tanakaとしては盛岡市アイスリンクメモリアル、アドヴィックスカップに続いてWCTは今季3大会目となる。盛岡ではチーム富士急を破り3位に入ったが、アドヴィックスカップは振るわず予選敗退。今大会は、昨季までしゅがーとげとげに所属していた倉光選手をメンバーに加えて臨む。倉光選手は今年3月の冬季ユニバーシアードに出場など経験十分で、チーム力強化は間違いなし。

🥌Bブロック

★crown (札幌)
外崎 杏実、新田 華美、京籐 乃愛、高松 杏都、敦賀 心羽子
コーチ高松 美保
今月、カールプレックスおびひろで開催されたChinook Wins CupというU-15の大会で、帯広のリンクは初経験というハンデがありながら見事に優勝した中学生チーム。主将は中学3年の高松選手。敦賀選手の兄は札幌の強豪ジュニアチーム「Cheak mate」に所属している爽太選手だ。7月にはU-15日韓ジュニア交流会の札幌代表決定戦を全勝しており、選手たちの素質の高さは要注目。

★チーム札幌 (札幌)
川村 莉央、原 瑞希、岩瀬 萌々香、板垣 ほのか、安井 涼音
コーチ青木 美憲
妹背牛時代から知られていたチームで、札幌学院大学の学生がメンバー。昨年の全日本大学選手権を優勝した。3月の北海道ジュニア選手権で準優勝し、前年に続いて日本ジュニア選手権の出場権を獲得している。nimoaの古川選手が助っ人で加わり、アドヴィックスカップにも出場。さすがに一線級との戦いでは苦戦したが、物怖じしない戦いぶりは印象に残り、優勝争いに加われるはず。

★北見工業大学 (北見)
上林 紗梨、斎藤 茉由美、斎藤 茉奈美、島田 萌々香、加藤 真歩
コーチ小林 博文
昨年の全日本大学選手権からは1人入れ替わり、島田選手が新たに加入。大学入学からカーリングを始めた選手もいて、メンバーには高校までバドミントンの選手だった人もいるようだ。上林選手は地域未来デザイン工学科機械知能・生体工学コースに在学し、「将来はスポーツ用品の開発に携わる仕事に」と話す文武両道の学生。指導力に定評ある小林コーチと才能を伸ばしている最中だ。

★チーム桜人 (青森・帯広・長野)
青田 しのぶ、斉藤 菜月、川平 操子、柏木 由美子
4月に青森で開催された春のお花見カーリング大会の優勝チームが復活。青田選手は元チーム青森の選手で、Delight青森では斉藤選手やTeam Tanakaの田中美咲選手とともに活動していた。川平選手はカールプレックスおびひろのホールマネージャー兼CP帯広の選手だ。柏木選手は夫の寛昭選手とのミックスダブルスで活躍し、WCTの大会にも出場。経験豊富な美魔女軍団から目が離せない。

★帯広畜産大学 (帯広)
角原 実里、野村 渚、新美 ひより、真中 千明、三村 菜月
全日本大学選手権に出場したチームとは別のチームで、3月の北海道ジュニア選手権に出場していた方のチームだ。この大会ではチーム札幌と対戦して惜敗。地元リンクでリベンジを果たしたい。新美選手は、日本選手権やアドヴィックスカップでCP帯広のメンバーとして出場していた。茨城県出身の真中選手をはじめ、大学からプレーを始めた選手が多く、のびしろはたっぷりだ。

🥌大会会場へのアクセス

カールプレックスおびひろは、帯広市清流東2丁目13-7にある。帯広駅からは南に6km近く離れた場所にあり、車なら多少渋滞しても15分程度だろう。帯広駅西口から循環線のバスに乗り、稲田2号通停留所で降りれば徒歩4分ほどで到着する。また、帯広駅から5分歩いて第一病院前停留所から広尾線に乗り、清流西3丁目停留所で降りればやはり徒歩4分ほどで到着できる。
かまぼこ型の建物を2つ繋げたような構造で、2シートずつ、全部で4シートある。入場無料で、2階に観覧席があるが、それほど広くはない。2つの建物は行き来できる(私が訪問時に蹴つまずいた段差に一応注意を)。

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タイトルに使った写真のシートが新しい方で、こちらが最初に建てられた方のシート。奥に得点ボードとタイマーがある。ちょうどベテランチームの試合が行われていたのでお邪魔して撮影させていただいた。

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段差でコケて膝が痛いやら恥ずかしいやらで撮影に気が回らずこんな写真しかないが、椅子席が2列あったと思う。こちらは練習している選手。

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2階の隅にパソコンがあり、ネット配信をしている。YouTubeによる配信カードは次の通り。

大会情報は、Twitterの大会アカウント ( @ICEGOLDCUP )や大会Facebookアカウントで随時発信される。


美魔女軍団から中学生チームまで、バラエティに富んだ顔ぶれで混戦が予想され、面白い大会になりそうだ。4強もいいけど、これから応援するチームを見つけるのもまた楽しい。帯広初のワールドカーリングツアー大会をぜひご堪能ください。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。