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北海道カーリングツアー第3戦 第1回 アルゴグラフィックスカップ 9月1日開幕!

札幌、稚内と転戦してきた北海道カーリングツアー。第3戦は女子のみの「第1回 アルゴグラフィックスカップ」だ。9月1日から4日まで北見市のアルゴグラフィックス北見カーリングホールで開催される。
アルゴグラフィックス北見カーリングホールは、2020年10月31日に北見市の2つ目の通年型カーリングホールとして北見工業大学の近隣地にオープンした。
3シートの専用屋内施設となっており、長年、冬季スポーツ科学研究を行う北見工業大学と連携した競技力向上支援システムを備える、最先端のテクノロジーを駆使した今までにない先駆的なカーリングホールだ。

Cシートの上には、ストーンの軌跡を追うカメラなどが設置されている。
北見市内のチームによるリーグ戦が行われていて、2020年11月に訪れた時はKiT CURLING CLUBが試合を行っていた。

観覧スペースにはテーブルや椅子がある
平田洸介選手の背中が見える

ネーミングライツを取得したアルゴグラフィックスは、スポーツを通じた社会貢献活動の一環として、2012年より「常呂カーリング倶楽部」(北海道北見市常呂町)並びにカーリングチーム「ロコ・ソラーレ」とのスポンサーシップ契約を締結している。

第1回アルゴグラフィックスカップは、3シートとシート数が少ない競技場であることもあってか、女子のみの大会となっている。
当初は9チームが参加する予定だったが、北海道銀行とフィロシーク青森が出場を辞退したため、7チームによる大会となる。
なお、組み合わせ決定後の辞退のため、組み合わせや日程の変更はなく、上記2チームが当初予定していた試合は、当該チームの不戦敗として取り扱われる。
それでは参加する7チームを紹介しよう。

Aブロックはツアー連勝中のフォルティウスなど4チーム

🥌Kanai (SC軽井沢クラブ)

 ・2022 日本選手権 第6位
 ・2022 中部選手権 優勝
 ・2021 日本選手権 第5位

4:金井 亜翠香(Skip)
3:江並 杏実(Vice)
2:西室 淳子
1:両川 萌音
コーチ:西室 雄二

シーズン最初の大会となった稚内みどりチャレンジカップは、Pool Cを2位通過し、準決勝では中部電力を6-4で破り決勝進出。決勝ではフォルティウスに2-9で屈したが、今シーズン立ち上がりの大会としては上々の内容。今大会は西室選手のご主人が帯同されるようだ。

🥌Yoshimura (フォルティウス)

 ・2022 日本選手権 第4位
 ・2021 パシフィックアジア選手権 優勝
 ・2021 日本選手権 優勝

4:吉村 紗也香(Skip)
3:小野寺 佳歩
2:近江谷 杏菜
1:船山 弓枝(Vice)
A:小林 未奈
コーチ:コナー・ネゴヴァン

どうぎんカーリングクラシックは決勝でSTRAHLを5-4で破り念願の初優勝を飾った。稚内みどりチャレンジカップではPool Cを1位通過し、準決勝でLOCOSTELLAを7-2で、決勝では‪SC軽井沢クラブを9-2でそれぞれ降してツアー連勝を達成。この勢いで3連勝となるか。

🥌Minami (STRAHL)

 ・2022 日本選手権 第7位
 ・2022 北海道選手権 第2位
 ・2020 北海道選手権 第3位

4:南  真由(Skip)
3:小川 香奈(Vice)
2:兼田 モモ
1:石垣 真央

どうぎんカーリングクラシックでは準優勝といきなり活躍したが、稚内みどりチャレンジカップはPool Dで3位となり予選敗退だった。どうクラは京藤選手、みどチャレでは石山選手が助っ人で参戦したが、今大会はみどチャレで交替選手として登録されていた石垣選手がメンバー入り。

🥌Yamamoto (大学選抜)

 ・2022 世界ジュニア選手権 優勝
 ・2021 日本ジュニア選手権 優勝

4:上野 美優(Vice)
3:山本  冴(Skip)
2:安井 涼音
1:原  瑞希
A:岩瀬 萌々香
コーチ:土居 誉享

WUG日本代表候補として活動しているチーム。どうぎんカーリングクラシックは予選通過ならず。稚内みどりチャレンジカップもPool Dで4位となり決勝トーナメントに進めなかった。しかし、着実にチーム力は上がってきており、そろそろ持ち前のパワーを発揮してきそうだ。

Bブロックは北京五輪銀メダルのLOCOSOLAREなど3チーム

🥌Fujisawa (LOCOSOLARE)

 ・2022 北京五輪 銀メダル
 ・2022 日本選手権 優勝
 ・2021 日本選手権 準優勝

4:藤澤 五月(Skip)
3:吉田 知那美(Vice)
2:鈴木 夕湖
1:吉田 夕梨花
A:石崎 琴美
コーチ:小野寺 亮二
トレーナー:高田 聖也

地元北見の大会で北海道カーリングツアーに初参戦。休養期間中には、7月の吉田知那美選手の入籍発表や吉田夕梨花選手のインスタが一時乗っ取られたアクシデントなど、いろいろと話題もあった。また、タモリステーションの特番などでも目立ったが、いよいよ競技で輝く時を迎える。

🥌Sasaki (LOCOSTELLA)

 ・2021 北海道選手権 第3位
 ・2020 北海道選手権 準優勝

4:佐々木 穂香(Skip)
3:本橋 麻里(Vice)
2:林  未来
1:青木 愛優凪
A:斉藤 茉由美
コーチ:青木 伸生
コーチ:松澤 弥子

急遽参加となったどうぎんカーリングクラシックは、Pool Aで4位となり予選敗退だったが、続いて参加した稚内みどりチャレンジカップはPool Dで2位となり決勝トーナメント進出。準決勝でフォルティウスに2-7で屈したものの、状態は上向き。LOCOSOLAREとの対決が楽しみだ。

🥌Ichinaka (北見工業大学)

4:市中 温子(Skip)
3:加藤 佳歩(Vice)
2:田中 遥香
1:上平  晶
A:野本 萌絵
コーチ:佐藤 創太

今年結成された地元の大学生のチーム。市中、加藤、野本の3選手は、昨年の全日本大学対抗選手権に出場して4位。野本選手は今年の北海道ミックス選手権で準優勝している。佐藤コーチは、北海道ジュニア選手権や北海道ミックスダブルス選手権に出場した経験がある。

※北海道銀行、フィロシーク青森は出場を辞退した。

予選リーグの組み合わせ

◆Aブロック     ◆Bブロック
‪ SC軽井沢クラブ   LOCOSOLARE
 フォルティウス    
フィロシーク青森
 STRAHL     LOCOSTELLA
 大学選抜       北見工業大学
 北海道銀行

大会日程

※上記の通り2チームが出場を辞退したが、このことに伴う、組み合わせや日程の変更はない。
上記2チームが当初予定していた試合は、当該チームの不戦敗として取り扱われる。

◎9月1日(木)
 Draw1 13時35分〜
 Aシート ‪SC軽井沢クラブ vs フォルティウス
 Bシート 試合中止
 Cシート STRAHL vs 大学選抜

 Draw2 17時50分〜
 Aシート 試合中止
 Bシート 北見工業大学 vs LOCO SOLARE

◎9月2日(金)
 Draw3 10時25分〜
 Bシート、Cシート 試合中止

 Draw4 14時40分〜
 Aシート 大学選抜 vs ‪SC軽井沢クラブ
 Bシート STRAHL vs フォルティウス
 Cシート LOCO STELLA vs LOCO SOLARE

 Draw5 18時55分〜
 Aシート、Cシート 試合中止

◎9月3日(土)
 Draw6 10時25分〜
 Aシート LOCO STELLA vs 北見工業大学
 Bシート フォルティウス vs 大学選抜

 Draw7 14時40分〜
 Bシート ‪SC軽井沢クラブ vs STRAHL
 Cシート 試合中止

◎9月4日(日)
 10時25分〜
 Aシート Bブロック1位 vs Aブロック2位
 Cシート Aブロック1位 vs Bブロック2位

 14時40分〜
 Bシート 決   勝
 Cシート 3位決定戦

※9月2日のDraw3とDraw5は、2つのシートで行われる予定だったカードにともに出場辞退チームが出たため、実施される試合がゼロとなった。

YouTube配信あり

大会の模様は、北海道カーリングツアー2022のチャンネルで配信される予定。
9月1日は、13時35分からのDraw1はAシート、17時50分からのDraw2はBシートを実況解説付きで配信予定(試合開始の約20分前から配信開始)。実況解説が付かないカードも映像を配信する。その後のDrawの中継は北海道カーリング協会のTwitterや配信番組内などで告知されると思われる。

大会ホームページ

試合速報

Facebookの大会アカウントで伝える。


カーリングサポート隊(北見市地域おこし協力隊)のInstagramでも速報されている。


北海道カーリングツアーの情報

北海道カーリング協会のTwitterで。

SNSの推奨ハッシュタグ

会場のストリートビュー

LOCOSOLARE藤澤選手のインタビュー


LOCOSOLAREの藤澤五月選手に北見の魅力や次戦の見所を聞いてみた!(北海道カーリングツアー2022のチャンネルより)

大会の様子を伝えるSNS

ゆうだいさんが、大会の様子を伝えてくださるようだ。今大会は無観客で行われるが、観客席にパーテーションを設置して区切り、各チームの控え室のような感じにしているように見える。
このほかにも、チームや選手でTwitterや Instagramから情報を発信していることもあるので、随時ハッシュタグをチェックしたい。

今大会は、なんといっても注目は2022-23シーズン初戦を迎える北京五輪銀メダルのLOCOSOLARE。どの程度の仕上がりぶりで大会に臨むのか目が離せない。そして、好調フォルティウスの北海道カーリングツアー3連勝なるかも見どころだ。
Aブロックはさらにどうクラとみどチャレの準優勝チームも同居しており激戦となりそう。
BブロックはLOCOの姉妹対決も面白い戦いになるだろう。
大学生の2チームも、思い切った戦いで挑んでほしい。
北海道カーリングツアーも早くも第3戦。来週の最終戦「2022アドヴィックスカップ」へ向けて、さらにヒートアップする戦いにYouTube配信や SNSを通じてぜひ熱い声援を!

※追記
今大会は出場を辞退したフィロシーク青森が9月1日にTwitterを開設した。

来週のアドヴィックスカップは出場するとのことで、次大会での活躍を期待したい。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。