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22日から妹背牛町で北海道ミックスダブルスカーリング選手権!

今年は道央の妹背牛(もせうし)町で開催

今年で12回目を迎えるJAL杯北海道カーリング選手権大会は、道央の雨竜郡妹背牛町で、22日から3日間の日程で開催される。まずは、会場となる妹背牛町、そして妹背牛町カーリングホールをご紹介する。
妹背牛(もせうし)町は滝川市、深川市、秩父別町、北竜町、雨竜町と接する空知総合振興局管内の道内では3番目に小さな町で、昨年9月の住民基本台帳人口は2,986人。町名の由来はアイヌ語の「モセウシ」で、「モセ・ウシ・イ」(イラクサ・繁茂している・処)または(カヤ刈りをする・のが習いである・もの〈場所〉)が転訛したものとされている。当初は「望畝有志」と表記されていたが、1898年に現行の「妹背牛」に変更されたそうだ。1923年に深川村より分立し、1952年に町制が施行された。
石狩川が流れ、肥沃な大地が広がる道内有数の穀倉地帯で、ハーブを用いる無農薬栽培を導入している。コメの主な生産品種はふるさと納税の返礼品として人気のゆめぴりかをはじめ、ななつぼしやきらら397など。観光としては妹背牛温泉ペペル(アイヌ語の、水を意味するペ+泉の意味のペルから)が有名で、源泉かけ流しの純天然温泉には道内各地から入浴客が訪れる。
妹背牛町カーリングホールは、JR函館本線妹背牛駅から徒歩15分ほどの遊水公園うらら内にある。深川駅から車で15分、高速道路の深川西JCTから車で6分ほどだ。シートは4つあり、過去には日本選手権も開催された。一年中カーリングができるわけではなく、11月から翌年3月の冬期間のみ。5月から9月中旬までは屋内遊技場となり、ふわふわドームなど子供たちの遊具が置かれている。ちなみに、妹背牛町への1万円以上のふるさと納税で、カーリング体験会が8名まで指導者付きでできるという。

全道から16組の強豪ペアが集結!

今年の大会には、道央から6組、道北から2組、オホーツクと道東から4組ずつの計16組が参加する。
★道央
本間・仲澤(札幌) 仲澤健/本間未保
チーム相沢(札幌) 相沢駿/秋元亜月
チーム福田(札幌) 福田徳春/片山いづみ
北海道大学(札幌) 丸山大樹/宇野花蓮
札幌ジュニア(札幌) 敦賀爽太/板垣ほのか
妹背牛協会(妹背牛) 似里浩志/三浦好子

★道北
竹田・竹田(名寄) 竹田直将/竹田智子
チーム稚内(稚内) 清水康彦/川村みゆき

★オホーツク
muraoka(北見) 村岡遥/本田裕之
チーム藤﨑(北見) 藤﨑素之/辻村梨紗
ニシザワ(北見) 西澤俊洋/西澤優子
チーム今野・町永(網走) 町永宗淳/今野千尋

★道東
チーム帯広(帯広) 藤井雅之/林雪絵
チーム猿渡・坂口(帯広) 坂口嘉啓/猿渡夕貴
帯広協会(帯広) 川平景虎/木全紗也香
帯広畜産大学(帯広) 山本友稀/藤森美帆

※チームおよび氏名の記載順は北海道協会ホームページに準じた。

新興勢力とベテランの熱き戦いを期待

昨年から連続出場となるのは、道央の妹背牛協会、道北の竹田・竹田とチーム稚内、オホーツクのチーム今野・町永(昨年は東京農業大学として参加)とチーム藤﨑(昨年は帯広所属)、それに道東のチーム猿渡・坂口の6組のみ(そのほか、チーム相沢の秋元亜月選手が昨年チーム水上のメンバーとして参加)で、フレッシュな顔ぶれとなった。また、ニシザワは一昨年以来の出場。妹背牛協会と竹田・竹田は3年連続の出場だ。
優勝争いは、やはり昨年日本選手権に駒を進めた竹田・竹田、妹背牛協会、そしてチーム稚内の3チームが軸になるのではないか。なかでも竹田・竹田は、東北代表(合浦CC)として2008年12月の第2回大会に出場しているベテランご夫婦チーム。夫の直将選手は、先日の日本選手権で名寄協会のスキップとして存在感があったのは記憶に新しい。さらにミックスダブルス日本選手権では第3回優勝、第4回3位、第6回は晩成CCとして準優勝、第8回はチーム竹田として3位と実績は抜けた存在。今年も息がぴったり合ったプレーが観られそうで、まず本命だろう。
妹背牛協会は、元teamIWAIの似里浩志選手が所属している。三浦好子選手とのペアは長く、第7回日本選手権で初出場、準優勝している。今年は地元開催だけに地の利があり、優勝へ向けて燃えていそうだ。チーム稚内は昨年初出場した日本選手権では1勝にとどまり悔しい思いをしただけに、勝ち抜いてリベンジしたい思いが強いのではないか。その他のチームは、どのくらい力があるのか測りかねるだけに、伏兵の新興チームが旋風を起こす可能性は十分にある。
妹背牛カーリング協会はYouTubeにチャンネルを持っていて、道央ブロック大会でも4つのシートを同時に映す方式で中継していたので、同じような形で北海道選手権も観られるかもしれない。しかし、やはり現地観戦が一番面白い。興味を持たれた方は、妹背牛に足を運んでみてはいかがだろうか。22時まで営業しているペルルで汗を流したり、美味しいお菓子が評判の大黒屋さんでシュークリームや饅頭などを買うのもオススメだ。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。