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フットサルの求められる役割は何か?

このnoteは深夜「スーパースター不在のフットサル界に告ぐ。」「フットサルには一体どんなスーパースターが必要なのか?を考えてみる」のnoteを読みツイートしたが、あらためてフットサルの周辺環境とそれを踏まえた今後のフットサルの役割を自分なりに考えてnoteに書き残しました。

まだ「スーパースター不在のフットサル界に告ぐ。」「フットサルには一体どんなスーパースターが必要なのか?を考えてみる」を読まれていない方は、ぜひご一読ください。

あ、ちなみに私はオンラインサロン田端大学に所属しておりませんので、あらかじめご承知おきください。


そしていきなり結論

フットサルはサッカーの黒衣(*)として、時にはサッカーへの橋渡し、時にはサッカーからの受け皿、というように役割を変化させていきつつ、サッカーにとってなくてはならない存在にしていくことが重要。という結論に至りました。

*黒衣(くろご)



結論に至った理由は次のとおり。

サッカーの世界的な市場規模はみなさん想像がつくことでしょう。そして、フットサルはサッカーを起源とするスポーツであり同一系統の競技。それを示すように昨年ブエノスアイレスで開催された第3回夏季ユースオリンピックではサッカーの代わりにフットサルが採用されました。

そのフットサルがサッカーの市場規模を超えることができるのか?というと、それは不可能に近いことは明らかだと思います。

市場規模を超えることができない。となるとフットサルで活躍する選手はサッカー界から引き合いがあるだろうし、プレーヤーもより大きな市場に挑戦するのが主流となりプロサッカープレーヤーになるチャンスを捨て、プロフットサルプレーヤーとして稼ぐことを選択する選手は、特別な事情がある場合を除き、ほとんどいないのでは無いでしょうか?

同一系統の競技でもフットサルにはサッカーに無い長所があります。それは何でしょうか?

フットサルはサッカーと違いプレーヤーが5人いれば試合が成立します。つまりサッカーよりも小規模でチームが編成できるので少子化や過疎化などにより部員数が少なくても活動が可能です。また、ピッチサイズも小さくて済みますので、大きなグラウンドがなくても練習や試合が出来ます。

つまり「学校にサッカー部が無い」という理由でサッカーを止めてしまうプレーヤーをフットサルで救うことができます。

競技面に目を向ければ、1分間のボールタッチ数はサッカーの6倍もあります。ピッチも狭いのでサッカーよりも速い決断を迫られることになりサッカーへの好影響も期待できます。また、試合中の交代人数も制限がなく一度退いても再度出場できるのもプレー強度(カラダへの負担)を調整できるので長所といえるでしょう。 

1分間のボールタッチ数は6倍! サッカー選手がフットサルをやるべき2つの理由[Football ZONE WEB] https://www.football-zone.net/archives/60027          ミゲル氏は重要なポイントを2つ挙げている。その1つが「1分間におけるボールとのコンタクト数がサッカーと比較するとフットサルは6倍もある」ということ。「ボールとのコンタクト数は子どものモチベーションと結びついているんです。子どもはボールに触れば触るほど楽しそうだし、喜びも大きい。そして、モチベーションは学びとつながっているんです。それは大人でも同じことですよね」と、成長過程にある子どもたちにボールを触る機会を多く与えるべきだと語っている。そして、それは2つ目のポイントである「決断の速さ」にも関係している。「フットサルは全てが狭いスペースの中で展開されるんです。相手DFは至近距離に迫ってきます。ということは、ものすごく速い展開の中で決断しなければいけないですよね。先を読むことにしても、テクニックにしても全てに“速さ”が求められる。つまり、体は技術的な部分で動きながらも、頭は先を読む。頭と体の両方が動いてないといけない状況に陥るんです」

そして原則屋内での競技なので屋外で行う競技よりも天候の影響を受けにくいのも大きな長所です。小学生年代の全国大会(小学生年代で全国大会を開催する必要があるのかは別として)は夏に屋内競技であるフットサルの全国大会「JFAバーモントカップ(全日本U-12フットサル選手権大会)」、冬にJFA全日本U-12サッカー選手権大会が開催され棲み分けができています。

暑さだけでなく、雨が降ろうが、雪が降ろうが、風が強かろうが、雷が鳴ろうがプレーを継続できるのはリーグ(大会)運営側にもメリットがあります。

みなさん、ウォーキングサッカーをご存知ですか?

ウォーキングサッカーとは走らないサッカーです。


百聞は一見にしかず。動画をご確認ください。

動画を見ていただければ感じていただけると思いますが、走るの禁止、ボディーコンタクトは禁止、ハイボール禁止というルールでフットサルよりハードルが低く老若男女が楽しめます。私自身何度かプレーをしたことがありますがサッカーやフットサルとは別の楽しさがありオススメです。

ウォーキングサッカーがフットサルに何の関係があるかというとエンジョイレベルのフットサルは徐々にウォーキングサッカーに移行していくと予想しています。少子高齢化が進み、ウォーキングサッカーが広まるとエンジョイ系のフットサルは一気に衰退し、フットサル場がウォーキングサッカー場に変わる時代が来るかもしれません。


これらを踏まえ、フットサルは幼少期にボールを触れる楽しみを与え、サッカーへの橋渡しをし、何らかの理由でサッカーから離脱してしまったプレーヤーの受け皿となり、そしてサッカーに再度送り返す道も残す役割を担い、サッカーを支える黒衣としてサッカーとフットサルがお互いを尊重し、フットサルがサッカーと対等(←ココ重要です)の立場で発展していくことがサッカー、フットサル双方にとって重要と現時点で結論づけました。具体案についてはまた別の機会に。


Appendix:

最後にAppendixとして自分とサッカー・フットサルとの現在の関わり(ポジション)を明らかにしておくと、土日祝日休みのサラリーマン(not 社畜)でプレーヤーとしては会社とO-40(40歳以上)のサッカーチームで市区町村レベルのリーグに所属しているほか、友人のサッカーチームにも参加し毎週1回はサッカーをやっています。また、2年連続で海外遠征をして現地チームとサッカーをしました。

観戦者としては、FC東京のSOCIO(ソシオ=FC東京主催試合の年間チケット保有者)でFC東京のホームゲームの9割以上をスタジアム観戦し、DAZNで他のJリーグの試合と海外サッカーをTV観戦しています。昨年ロシアW杯を現地で観戦しましたが、普段の日本代表の試合は家からスタジアムが遠いこともありTV観戦がメインです。

指導者としては、サッカーC級とフットサルC級ライセンスを保持し地元の少年サッカーチームのお父さん(無償)コーチをやっています。また、審判資格はサッカー4級で市区町村レベルのリーグ戦やジュニア(小学生)の試合で笛を吹いています。

フットサルはジュニアのフットサルチーム運営のお手伝いを少ししている程度、昨年のフットサルプレー回数は2回でウォーキングサッカーよりも少なかったです。




FC東京SOCIO、サッカーC級・フットサルC級ライセンス所持。4級審判。少年サッカーコーチ。草サッカープレーヤー(週1回ぐらい)。海外にもサッカーを観に行ったり、サッカーしたりしています。