就活しながら就活支援してみた【其の1:メガベン採用怖すぎ説】

こんにちは。

タイトルを見たメガベン関係者のみなさん、気を悪くしたらごめんなさい。

今回は大学4年生である僕が経験した、不思議な出来事についてお話します。

それはなんと、就職活動。僕はいま自分の就職活動をしながら同時に就活支援も行うというちょっとヘンテコな経験をしています。

2月から始まったこの不思議な立ち位置のおかげで新卒採用という巨大なマーケットの良くも悪くも多くの側面を覗き、自分なりに考えてみたことをまとめたいと思います。

①みんな華麗なストーリー描きすぎじゃね問題

自己分析でモチベの源を発見→成功体験(もしくは挫折体験)からエピソードを抜き出し、再現性があることをアピール→採用!

というのが新卒採用のゴールデンルートかと思うのですが、他人のエピソードを何回も聞き、自分も一生懸命頭をひねって自分の短い人生から絞り出した体験を人事担当の人に話しまくるなかでふと湧き出た疑問。

「みんなの人生華麗すぎる!?」

人に向き合う、圧倒的成長、自己否定からの逆転劇…

中には本当にドラマチックな人生(皮肉ではなく、個人的にドラマチックな人生は最高だと思います)を過ごしてきた人もいるのかもしれないけれど、華麗に脚色されすぎたエピソードはかえってその人の人間性を見えにくくさせてしまうのではと思います。と同時にエピソード形式が現状短時間で学生の中身に迫る最大公約数的方法であるのも事実で、そこに新たなフレームが出来上がらない限り一定数の人々が中身をすり合わせられないまま去っていくことは繰り返されるでしょう。

一方採用に力を入れているメガベンチャーなどでは独自の手法がとられることもありますが、これは大多数が「自社との」マッチングを目的にされたものであることは意識しなければなりません。学生の中身を明らかにすることと自社とのマッチング(カルチャーフィットなどと表現されることも)は目的が異なります。これを誤認してしまうことは余計な自己肯定力の喪失につながります。

これが結構採用される側としては重要なポイントで、最悪こちらの理解が追い付かないままに不合格にされる(いわゆる「お祈り」)と、企業側はこの学生がマッチしていないかどうかはわかったうえで選考できますが、学生は自分がどういう評価を下されているのか(合っているかどうか/能力が不足しているかどうか)わからないままです。果たして自分はダメな奴なんじゃないか…不安は高まるばかりでしょう。個人的にはこの手法は企業にとって非常に効率的かもしれませんが学生にとっては少々不親切すぎると考えています。

この現状に対して僕ら学生ができることは、そういうものだ、と理解したうえで臨むことが最も簡単な方法ではないでしょうか。この構造を理解したうえで結果を受け入れることができれば次のアクションに向けて素早く気持ちを切り替えることができるでしょう。

以上、初回投稿でした!

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