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アバとトップガンはジェネレーションギャップを越えるか

著:御手洗ケール

昨日、ハワイでもABBAのファンイベントとして、1977年制作の「ABBA the Movie」45周年記念デジタルリマスター版の上映が行われました。ABBAといえば、言わずと知れた、70年代に一世を風靡したスエーデン出身のポップグループ。「ダンシング・クイーン」を始め、名曲の数々を世に送り出す、なんて説明は私たち世代には不要なほど、彼らは日本でも大人気でした。

映画を見に来ていた客層も同世代がほとんどで、10代~20代の子供を連れてきた人もいましたが、リアルで知らない世代にもアピールしたか気になるところです。

実は最近、ABBAに関して、ミュージカル映画「マンマ・ミーア!」でオリジナルが彼らだということを知ったという若い世代の話を聞き、ちょっとショックだったのですが、よく考えれば当然だし、納得。(余談ですが、今日は13日金曜日。ホラー映画のジェイソンを知らない世代が増えていてジェネレーション・ギャップを感じるという記事も最近目にしました)

「ABBA the Movie」は、世界的ブレイクのきっかけとなったオーストラリア・ツアーの様子と、彼らにインタビューを試みるラジオ局のDJのドラマが同時進行する、今見てもかなり新鮮な内容で、おなじみのヒット曲満載のコンサート風景を大画面で見ることができて最高でした。歌い出す人こそいませんでしたが、みなさん体が揺れていたのは確かです。

BTSの歌は知らなくても、ABBAの歌を全部知ってる人は、文句なく私たちのお仲間でございますよ。それにしても当時のアグネッタのお尻のかっこいいこと。今でも憧れます。

そしてもう一つ、最近ジェネレーション・ギャップを感じる対象といえば、5月27日に日米同時公開される「トップ・ガン マーヴェリック」。1986年公開の前作から35年。びっくりするのは、トム・クルーズの若さですが、この5人グループの中でもかなり期待度が高く、ぜひそろって見に行きたいねと申しております。LINEでは「DVD持ってるトーク」で盛り上がりましたし、今でも主題歌を聞くと、胸が熱くなります。

しかし周囲の若者は、マーベル作品には反応しても、トップ・ガンへの言及はなし。いい意味でのかっこよさがぎゅーっと詰まった、映画らしい映画なのになぁ。レディ・ガガの主題歌が話題になれば、若い世代にもアピールするのかしらん。

この映画を心待ちにしているのも、私たち世代がダントツかと思いますが、何かをきっかけにオリジナルを知る、というのは大切なこと。いいものは世代は関係なく残るでしょうし、伝えたいことはきっと時代を超えて伝わっていくはず。

私たちにジェネレーション・ギャップを感じている若い世代に関しては、今日のところはさておいて、ABBAもトップ・ガンもリアルタイムに体験できてよかった、と思った13日の金曜日でした。


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