【今週のスケジュール】
19日（月）07:00頃 中山記念、阪急杯の「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」
20日（火）07:00頃 ダイヤモンドS,京都牝馬S,フェブラリーS,小倉大賞典
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　の回顧～日刊馬番コンピ篇
21日（水）07:00頃 ダイヤモンドS,京都牝馬S,フェブラリーS,小倉大賞典
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　の回顧～血統篇
22日（木）07:00頃 日記「術はあるⅡ～その先へ」
23日（金）07:00頃 中山記念、阪急杯の「徹底的に攻略データ篇」
24日（土）07:00頃 水仙賞1勝クラスの「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」
25日（日）07:00頃 中山記念、阪急杯の「予想篇」
25日（日）19:00頃 中山記念、阪急杯の「回顧篇」

個人的に何もなければ、上記通りに更新されます。

【フェブラリーSの結果】
レースは、好位追走から直線の追い比べを制したペプチドナイル(11人気)が、中団から脚を伸ばしたガイアフォース(5人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にセキフウ(13人気)が入り、大波乱決着!?

傾向面からみると、まずは「距離短縮馬」が過去10年で6勝をマーク。今年の出走予定馬では東京大賞典2着ウィルソンテソーロ（8着）、同3着ドゥラエレーデ（12着）、同5着キングズソード（5着）などが該当も敗退。次に「馬体重520キロ超え」の巨漢馬が［5-4-4-37］複勝率26.0%の好成績。ドンフランキー(前走馬体重588㌔)などが該当も9着敗退。最後に「リピーター」過去1～3着に入った馬が翌年以降も馬券に絡む傾向があり、今年は昨年の2着馬レッドルゼルが該当も6着敗退。

血統面からみると、「父ｏｒ母父がミスプロ系」に注目。「父ミスプロ系」は、出走馬16頭中6頭内1頭（1着ペプチドナイル）が馬券に絡んだ。さらに「母父ミスプロ系」は、出走馬16頭中1頭（3着セキフウ）が馬券に絡んだ。

トラックバイアスからみると、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが肝要。それゆえ、メンバー上位の上がりを出せる馬が優位!?

【血　統　傾　向】
東京マイルはナスキロとナスペリオン ストームキャットもちが5連勝中
良馬場ならキングカメハメハやゴールドアリュールのなどヌレイエフ優勢

2024年
1着ペプチドナイル
父キングカメハメハ（ミスプロ系/欧）×母父サンデー系/日
2着ガイアフォース
父キタサンブラック（サンデー系/日）×母父ノーザンダンサー系/米
3着セキフウ
父ヘニーヒューズ（ノーザンダンサー系/米）×母父ミスプロ系/欧
2023年
1着レモンポップ
父レモンドロップキッド（ミスプロ系/米）×母父ノーザンダンサー系/米
2着レッドルゼル
父ロードカナロア（ミスプロ系/米）×母父ノーザンダンサー系/米
3着メイショウハリオ
父パイロ（ナスルーラー系/米）×母父サンデー系/日
2022年
1着カフェファラオ
父American Pharoah（ミスプロ系/米）×母父ヘイロー系/米
2着テイエムサウスダン
父サウスヴィグラス（ミスプロ系/米）×母父ノーザンダンサー系/米
3着ソダシ
父クロフネ（ノーザンダンサー系/米）×母父ミスプロ系/欧
2021年
1着カフェファラオ
父American Pharoah（ミスプロ系/米）×母父ヘイロー系/米
2着エアスピネル
父キングカメハメハ（ミスプロ系/欧）×母父サンデー系/日
3着ワンダーリーデル
父スタチューオブリバティ（ノーザンダンサー系/米）×母父ロベルト系/米
2020年
1着モズアスコット
父Frankel（ノーザンダンサー系/欧）×母父ノーザンダンサー系/米
2着ケイティブレイブ
父アドマイヤマックス（サンデー系/日）×母父ナスルーラー系/米
3着サンライズノヴァ
父ゴールドアリュール（サンデー系/日）×母父ミスプロ系/米

【フェブラリーS　血統背景】

ペプチドナイル（牡6､栗東・武英智）は、父キングカメハメハ×母クイーンオリーブ（母父マンハッタンカフェ）。ハセドンの半兄でイバルなども近親。母クイーンオリーブはJRA4勝(芝1800～2200)。牝祖マイダーリングワンはファンタジーS(米G1・ダ8.5F)勝ち馬でハートレイクの母。父キングカメハメハはドゥラメンテやロードカナロアなど数多の名馬を送り出した大種牡馬。母はヘイロー3×4で自身はミスタープロスペクター3×4とヌレイエフ4×5だから機動力に富む配合で、コーナー4つ1800がピッタリの脚質。ワンターン大箱マイルだと差しに回ってもどうか??

同馬は、スタート良く行き脚がついて先行4番手追走。3角で外へ出して、進路を確保すると4角も手応え十分に直線で追い出されると反応良く伸びて、残り１ハロンで単独先頭に立ち、そのまま押し切り完勝。前半3ハロンが33秒9、後半3ハロンが37秒8であり、圧倒的な前傾ラップのなか、逃げ、先行馬が全滅する展開で、この馬だけが粘り通しての快勝!?　揉まれ、敗戦を重ね、強くなった同馬の進化。今後も、要注意!?

ガイアフォース（牡5、栗東・杉山晴紀）は、父キタサンブラック×母ナターレ（母父クロフネ）。ルイドフィーネの甥で、母ナターレは南関東で活躍し戸塚記念やしらさぎ賞に勝った。アグネスゴールド、フサイチゼノン、リミットレスビッドなども同牝系。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックスやソールオリエンスを出して成功。母方のクロフネやノーザンテーストのフィジカルも強い走りで、マイル路線でも好走をつづけたがベストは1800～2000あたり。冬場は硬くなるところがあるから、ダートを使うのは面白い狙いだが…??

一昨年のセントライト記念で重賞初制覇。その後は勝利こそないものの、安田記念4着、天皇賞（秋）5着と、いずれも強力メンバーがそろったGⅠでの健闘が光る。母は地方・南関東の重賞を3勝。ダートをこなす素地はありそうだ。

同馬は、スタートは互角も中団でスムーズに追走。直線で外へ出されると、ジリジリと伸びてゴール手前で2着確保。母父クロフネ自身も芝からダートに矛先を変え、大化けした1頭だけに5歳にして母系の血が騒ぐ。賞金水準が高いダート戦線は難しい部分もあるが、早めに賞金を加算し経験も積み次なるステージへ期待したい!?

セキフウ（牡5、栗東・武幸四郎）は、父ヘニーヒューズ×母シヤボナ（母父Kingmambo）。ビッグアーサーやブロードスターの半弟で、母シヤボナはヌレイエフ≒サドラーズウェルズの3/4同血クロス3×2をもつ。牝祖レロイはサンタバーバラH(米G1・芝10F)などに勝ちヴェルメイユ賞(仏G1・芝2400m)2着と芝中距離で活躍。父ヘニーヒューズはモーニン、アジアエクスプレス、ワイドファラオなどを送り出す砂の名種牡馬。馬群がイマイチなのでムラ駆けだが、東京マイルはユニコーンS2着がある。エルムSのような外一気が決まる展開なら。

同馬は、スタートは互角も後方待機。先団とはかなり離れても馬なりのまま4角を回り、直線で外からジワジワと加速させゴール手前で3着確保。今走は、武豊騎手のペース判断が好結果を呼び込んだ。展開待ちのタイプで、連続好走が難しい点が悩ましい1頭??