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【フィリーズレビュー(G2)回顧】推奨馬2頭…何処!?

【フィリーズレビュー結果】
11番人気のエトヴプレが逃げ切り重賞初V!

10日、阪神競馬場で行われた第58回報知杯フィリーズレビュー(3歳・牝・GII・芝1400m)は、ハナを切ってそのまま逃げ切った藤岡佑介騎手騎乗の11番人気エトヴプレ(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)が、好位追走から食い下がった1番人気コラソンビート(牝3、美浦・加藤士津八厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分20秒1(良)。

さらに1.1/2馬身差の3着に12番人気セシリエプラージュ(牝3、栗東・中村直也厩舎)が入った。なお、2番人気バウンシーステップ(牝3、栗東・高橋亮厩舎)は4着に、3番人気シカゴスティング(牝3、栗東・庄野靖志厩舎)は12着に終わった。

勝ったエトヴプレは、父Too Darn Hot、母Nahoodh、その父Clodovilという血統。これまで芝1200mの経験しかなかったが、見事逃げ切り勝ちを決め重賞初制覇を果たした。また、本馬及び2着のコラソンビート、3着のセシリエプラージュは桜花賞の優先出走権を獲得した。

【フィリーズレビュー】~騎手コメント~

1着3-4 エトヴプレ(牝3、藤岡佑介・藤岡健一)
「正直なところ、逃げようとは思っていませんでした。行く馬を行かせてその後ろというイメージだったのですが、押し出される形で行ったので、3コーナーはこのペースなら粘れるなと思って入りました。慌てて追い出すと最後は少し内にモタれるところがある馬で、ハナへ行ってじっくり追い出せたぶん、最後の1ハロンも止まらずに伸びたという感じでした。1400mに延びて良さそうだというイメージの馬でしたし、ここに向けて賞金も加算できていて、じっくり調整できていたので、かなり自信がありました。(1600mへの対応について)走っていないのでやってみないとわかりませんが、乗った感触では1400mがギリギリではないかと思いますので、そのあたりが課題だと思います。いいパフォーマンスが出せたと思いますし、まだまだ楽しみな馬なので、これからも応援してあげてください」

2着1-1 コラソンビート(牝3、横山武史・加藤士津八)
「残念です。具合がもう一つと感じてはいましたけど、前哨戦ですし、しっかり勝ちたかったのですが、いつも程の反応がありませんでした。調教がハード過ぎたのか、馬がエキサイトしてしまったのか、敗因は色々かと思いますが、その中でも勝って欲しかったのが本心です」

3着4-7 セシリエプラージュ(牝3、M.デムーロ・中村直也)
「頑張りました。この馬は真ん中くらいにいましたが、スムーズな競馬をしたかったので、外に出すのが早くなりましたが、内の馬が止まりませんでした。すごく小さな馬ですが、よく頑張っています。調教に乗った時から良い馬だと思っていました」

4着2-3 バウンシーステップ(牝3、菱田裕二・高橋亮)
「少し力むリスクはありましたが、しっかりポジションを取りに行って、3コーナーから4コーナー中間では良いリズムで走っていました。最後も間を割ってしっかり走ってくれました。権利を取りたかったので悔しいですが、馬はしっかり走ってくれました」

5着8-15 オメガウインク(牝3、岩田望来・大和田成)
「枠が悪かったですね、もっと内枠なら全然違う競馬ができたと思います。外枠の馬で上位に来たのはこの馬だけです。1600mや1400mで今後に期待します」

6着2-2 ロゼフレア(牝3、団野大成・中村直也)
「前回より調整過程は良かったです。休み明けの分、スタートしてから、あるいは追い出してからのスピードの乗りが、ジワジワという感じでした。阪神の1400mは瞬発力が求められるので、その分の差が出たと思います。力は足りていると思いますし、これから順調にいってくれればと思います」

7着3-5 カルチャーデイ(牝3、酒井学・四位洋文)
「結果として、馬に申し訳ない競馬をしてしまいました。行く馬を行かせてと思っていましたが、ペースも速くならずガチャガチャしてしまいました。2番手くらいで行かせた方が良かったです」

8着6-10 ドナベティ(牝3、坂井瑠星・矢作芳人)
「スタートで地面に顔をぶつけてしまった。着差はそんなになかったので、五分に出れば、もう少し際どかったかもしれません」

9着6-11 マーシーラン(牝3、和田竜二・渡辺薫彦)
「リズム良く行っていました。道中、もう少し後ろでも良かったかも知れません。今日の時計では、まだ走れないかも知れないです」

10着5-9 レディマリオン(牝3、B.ムルザバエフ・長谷川浩大)
「初の1400メートルで短い感じがしました。手応えはよかったが、まだ学んでいく段階です」

11着7-13 ポエットリー(牝3、永島まなみ・平田修)
「あまり外を回したくなかったので、それを意識していたら、位置が後ろになりました。ラストはいい脚でした。1400メートルでは忙しい感じがあるので、1600メートルでジワッと行ければ」

12着4-6 シカゴスティング(牝3、鮫島克駿・庄野靖志)
「ゲートを出過ぎて左右から突かれる形になり、向正面でリズム良く進められませんでした。その後もプレッシャーを受けて息が入りませんでした。今日の敗因はそのあたりかと思います」

13着7-12 ジューンブレア(牝3、武豊・武英智)

14着5-8 オアシスドール(牝3、松若風馬・高柳大輔)
「スピードがあって、二の脚はいいが、一本調子なところがあります。力を抜いて、走れるようになってくれれば」

除外8-14 キャンシーエンゼル(牝3、松山弘平・鈴木孝志)
*馬場入場後に暴走し,疲労が著しいため競走除外。

1頭目推奨馬シカゴスティング(3人気)は、スタート良く先行2番手もペースが速いまま4角を回り、直線で追い出されると反応鈍く伸びを欠き馬群に沈み込み12着惨敗…残念。

2頭目推奨馬バウンシーステップ(2人気)は、スタートは互角も先団後方追走、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 馬群から抜け出せず、脚を伸ばして3着もゴール手前で差され4着…残念。

レースは、ハナを切ってそのまま逃げ切ったエトヴプレ(11人気)が、好位追走から食い下がったコラソンビート(1人気)に3/4馬身差をつけ優勝。さらに1.1/2馬身差の3着にセシリエプラージュ(12人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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