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【高松宮記念(G1)回顧】推奨馬ルガル10着~何処!?

【高松宮記念結果】
6番人気マッドクールが接戦を制しGI初制覇!

24日、中京競馬場で行われた第54回高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)は、好位追走から直線で抜け出し、ゴール前の接戦も制した坂井瑠星騎手騎乗の6番人気マッドクール(牡5、栗東・池添学厩舎)が、内から脚を伸ばして最後に並びかけた2番人気ナムラクレア(牝5、栗東・長谷川浩大厩舎)にアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分08秒9(重)。

さらに3馬身差の3着に5番人気ビクターザウィナー(セ6、香港・C.シャム厩舎)が入った。なお、1番人気ルガル(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)は10着に、3番人気ママコチャ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)は8着に終わった。

勝ったマッドクールは、父Dark Angel、母Mad About You、その父Indian Ridgeという血統のアイルランド産馬。昨年のスプリンターズSではハナ差の2着に敗れたが、ここでその悔しさを晴らしGI初制覇を果たした。

【高松宮記念】~騎手コメント~

1着1-2 マッドクール(牡5、坂井瑠星・池添学)
「最後は(ナムラクレアが)すごい勢いで迫ってきたので、わからなかったですが、何とか勝てて良かったです。この馬には未勝利の時から乗せていただいていて、未勝利を勝った時から、担当者の方と、高松宮記念に行きましょうという話をしていました。去年の秋に悔しい思いをしたので、ここでリベンジすることができて、本当に嬉しいです。一番理想的なポジションを取ることができましたし、直線も内ラチ沿いギリギリを攻めていって、思い通りのレースができました。しっかり脚を使ってくれていましたし、大丈夫だろうと思っていましたが、2着馬もすごい脚でした。まだ緩さを残している段階でGIを勝てましたし、まだまだ伸びしろがある馬だと思います。こうして無事にGIを勝つことができて良かったです。今後も応援していただければと思います」

2着2-3 ナムラクレア(牝5、浜中俊・長谷川浩大)
「返し馬をいい雰囲気で終えて、競馬はしまいを生かす形がこの馬に一番いいと思いました。馬場は内がずっといい傾向が見て取れたので、思い切って内を突いて、勝ち馬にあと一歩のところまで来てきれたのですが…。常に一生懸命走ってくれます。今年も力を出してくれましたが、結果だけが出せなかった。悔しい気持ちで一杯です」

3着5-10 ビクターザウィナー(セ6、K.リョン・C.シャム)
「馬自身は100%の状態ではなかったですが、よく走ってくれました。残り350mからの上り坂でプレッシャーはありましたが、良く頑張りました。彼が走りたいように走って、日本でこれだけの走りが出来て、誇らしい気分です。(自身は)日本が大好きです。レースで騎乗するのは初めてですが、プライベートでは何度も来ています。その日本で、良いレースが出来てすごくうれしいです。(日本へ)すぐに戻ってきたいと思っています」

4着7-13 ウインカーネリアン(牡7、三浦皇成・鹿戸雄一)
「ゲートが一番重要だと思っていたのですが、いつも通りにいい出方をしてくれました。楽に番手が取れて、こういう馬場は得意ではないけど走ってくれた。プラン通りに運べて、逃げた馬は交わせなかったけど、よく頑張ってくれた。初のスプリントG1で好走してくれて、本当に力がありますね」

5着6-12 ロータスランド(牝7、岩田康誠・辻野泰之)
「出来はすごく良かったです。うまく、内に潜り込めたけど…。この馬場をこなしてくれて、よく走ってくれた」

6着3-5 トウシンマカオ(牡5、C.ルメール・高柳瑞樹)
「すごくいい競馬をしてくれた。残念だったけど、この緩い馬場ではいつもの走りができなかった」

7着1-1 ビッグシーザー(牡4、吉田隼人・西園正都)
「最内枠でしたし、勝ち馬の後ろでイメージ通りでした。結果的には一番いい枠でした。強いメンバーを相手に、ナイストライです。これから力をつけてくれたら」

8着7-14 ママコチャ(牝5、川田将雅・池江泰寿)
「4コーナーまでスムーズに競馬することができましたが、やはり暖かくなってこないと、本来の走りができないなという印象です」

9着6-11 メイケイエール(牝6、池添謙一・武英智)
「いい雰囲気でしたし、ゲートも練習したのでぎりぎりで我慢してくれました。前回よりも遅れずに出てくれて、促してついていきました。(ハミを)嚙むことは嚙むけど、3コーナーで収まった。ママコチャの後ろでいい感じで走れていました。4コーナーでも手応えが残っていて、いいなあと思った。きれいな走りをする馬なので、馬場が…。1、2着は内でしたし。最後までよく頑張って走ってくれました。良馬場でやりたかったですね。宮記念は3年続けて馬場に恵まれませんでした。でも、前回よりもちゃんとレースができた。自分の中では納得のいくレースはできました」

10着3-6 ルガル(牡4、西村淳也・杉山晴紀)
「スタートも出遅れず、スムーズに出ましたけど、直線で伸びなかったです」

11着7-15 ディヴィーナ(牝6、M.デムーロ・友道康夫)
「すごくいい競馬をしてくれた。残念だったけど、この緩い馬場ではいつもの走りができなかった」

12着8-16 ウインマーベル(牡5、松山弘平・深山雅史)
「スタートは五分でしたが、のめって行き脚がつかなかった。この距離で、外差しは決まらないと思って、内に行ったんですが、それでものめっていました。枠もそうですが、条件が合いませんでした」

13着8-18 シュバルツカイザー(セ6、大野拓弥・大竹正博)
「馬の状態はよかったです。いいリズムで、ポジションを上げていったけど、枠の差が出ました。外枠では厳しかったです」

14着4-8 ソーダズリング(牝4、武豊・音無秀孝)
「距離よりも馬場ですかね。のめって走っていましたし、こういう馬場も初めてで、嫌気を差している感じでした」

15着2-4 モズメイメイ(牝4、藤岡佑介・音無秀孝)

16着8-17 マテンロウオリオン(牡5、横山典弘・昆貢)
「よく頑張った」

17着5-9 シャンパンカラー(牡4、吉田豊・田中剛)

18着4-7 テイエムスパーダ(牝5、富田暁・木原一良)
「スタートが全てです。馬場に脚を取られてしまい、ズルッと滑ってしまいました」

推奨馬ルガル(1人気)は、スタート良く3~5番手辺り追走。直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されると反応鈍く伸びを欠き馬群に沈み込み10着惨敗…残念。

レースは、好位追走から直線で抜け出し、ゴール前の接戦も制したマッドクール(6人気)が、内から脚を伸ばして最後に並びかけたナムラクレア(2人気)にアタマ差をつけ優勝。さらに3馬身差の3着にビクターザウィナー(5人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券は大ハズレ…(ノД`)・゜・。


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