フラットなコミュニケーションとコミュニティ

拝啓、ジョンレノン
僕もあなたも大して変わりはしない
そんな気持ちであなたを見ていたい
どんな人でも僕と大差はないのさ
━━「拝啓、ジョンレノン」(歌:真心ブラザーズ 作詞・作曲:倉持陽一)より

どうもこんにちは、はやつ〜です。

見たところ、

IT勉強会/コミュニティ運営 Advent Calendar 2016 - Adventar
http://www.adventar.org/calendars/1803

が、結構ゆとりがあるようなので(今日は12/24ですが(そう、This is クリスマス :-))12/8の枠をいただきます。

(さすがに3つ目なので、そろそろ怒られるかな・・と思いつつ)


さて、本題です。

僕は、コミュニティはフラットが良い、と思っています。

ですが、個人的には、フラットなコミュニケーションは、突き詰めるとすごく難しいと感じています。

ドラゴンボールの悟空や ONE PIECE のルフィのように、神様とでも普通の人とでもフラットにコミュニケーションできるとステキだとは思いつつ、それは現実には非常に難しいと感じています。

なので、完璧を目指さず、でもできるだけそうできるように心がけています。

具体的には、例えば以下のようなこをと意識しています。

「上から目線」「下から目線」に過敏にならない

まず、フラットな関係が良いと思っているのは自分で、コミュニケーションの相手がどう考えるかは、また別の問題なので、仮に相手が上から目線であっても、逆に下からよいしょしてきても、気にしたり、強く反応したりしないようにしています。

へりくだり過ぎない

謙虚であることは基本的には悪いことではないと思いますが、自分を下にすることは、相手を上にすることになり、結果としてフラットなコミュニティではなくなってしまいます。自分を下にする分には構わない、という考え方もあると思いますが、そうすると、次には別の人よりは自分が上、と思うような考え方につながってしまうように感じるので、できるだけ避けたいと思っています。しかし、時に、へりくだり合戦みたいなシーンがあり、そういう時は、ちょっと困りつつも、その場の状況に合わせるようにはしています・・・が、この辺とても難しく、だいたいへりくだり負け(?)して、へりくだらない傲慢な人のような感じになってしまいがちです...(^^;

もうひとつこれに近い話として、「すごい人に頼ってしまわない」というのもあります。自分がすごいと思う人、尊敬する人の意見や指示には、つい無条件に従うような考え方になってしまいがちなのです(自分で考えなくて良いのはすごく楽だと思いますし、尊敬する人に嫌われたくないですし・・)が、ぐっとこらえて、自分が思ったこと、意見があれば、普通に言っていくようにしています。

すごい人になろうとしない

最後、ある意味一番難しいのですが、他人から認められること、社会から必要とされることで自尊心を満たすために「何かすごい人」になりたい、という風に思うことをしないようにしています。これは、成長したい、という気持ちにかなり近いので「単に怠けているだけ」という風にもとらえられてしまうかもですが。「嫌われる勇気」という本に、自分の事が大嫌いだという青年が登場しますが、その心理に近いものがあるような気がします。ただ単に、「楽しいから」「面白いから」「やりたいから」「好きだから」という気持ちでがんばるのは、OKと思います。それによって結果的に、周りの人より何かの面で優れた能力を発揮するようになるかもしれませんが、仮にそうでなかったとしても問題ない、そういう感じで取り組んでいけると良いのではないかと思います。

コミュニティ運営として

すみませんすみません、これは「IT勉強会/コミュニティ運営 Advent Calendar」なので、運営として書く必要があるわけですが、コミュニケーションの問題はややこしくなりがちなので、まず個人の視点で僕の考えをかきました。

で、勉強会やコミュニティ運営、という点でいくと、まずは、コミュニティ内に上下関係をできるだけ作らない、ということがいえるのではないかと思います。

コミュニティが成り立ち、盛り上げていくために最低限のものは必要、とはいえるかと思いますが、インターネットのおかげで、その必要の範囲は、少しずつ小さくなってきているように感じています。

次に、勉強会やイベント、オンラインやオフラインでのコミュニケーションについて、できるだけフラットなコミュニケーションがコミュニティ内のコミュニケーションのベースになるように、押し付けにならないように配慮しつつ推奨していけると良いのではないかと思います。

そういう意味で、最近ステキだな、と思ったのは、CoderDojo です。全て、ではないのかもしれませんが、私が参加したいくつかでは、 先生役の大人の方と、子供さん( ninja と呼ばれるようです )は、フラットなコミュニケーションがされていて、すごくステキだな〜と思いました。

「フラットなコミュニケーション」をどう実現するかは、人それぞれの部分もあって、人それぞれのコミュニケーションスタイルにもよるので、何が正解、と一概にいえるものではありませんが、例えば、身内の間ではすごく仲良しである意味フラットでも、外部の人にはそうじゃない、みたいなギャップが激しいと、身内ノリで、外部の人が入りにくいコミュニティになってしまう恐れがあるのではないかと思います。

以前からコミュニティにいて顔見知りの人と、初めてきた人、どちらともフラとにコミュニケーションができる、そんなコミュニティが良い、と僕は思います。

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