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「想い」を届ける、「想い」でつながるまちづくり【つくば100人カイギ vol.1】

「2018年12月22日、あの100人カイギがつくばにもやって来る!」

そう聞いて、「マジか!うおおおおおおお!」となった人はどれくらいいるのだろうか。

僕はなりませんでした。100人カイギのこと、知らなかったので。


でも運よく登壇者の80パーセントが知っている人とだったという縁もあり、このイベントの船出に立ち会えたことで、いまこの100人カイギがつくばで開かれることに「うおおおおお!」ってなっているので、

vol.1に参加してみての超主観的レポートで、おススメします!!


・・・

『100人カイギ』とは。

100人カイギは都市のあり方や価値の再発見を目的に、緩やかな人のつながりを生むコミュニティです。

「100人カイギ」と言っても、参加者が100人と決まっているわけではありません。

毎月5人のその街にゆかりのあるゲストスピーカーを招き、自らの活動や取り組み、まちへの想いを語るという会を”連続20ヶ月”行うというイベントです。

5人×20か月(回)=ゲスト100人。

この会は、20回で解散するのです。

「終わりがデザインされた」イベントというのも珍しく、そして儚さが魅力の一つにもなり、人を惹きつけるのかもしれません。


・・・

「100人カイギ」がつくばへ。

その「100人カイギ」がつくばにやってきました。発起人は「まちの仕掛け人」、堀下恭平さん。(なんて紹介していいのかわからなかった。きっとわかる人にはわかるこの気持ち)

▲Facebookイベントページ


記念すべきVol.1のゲストはこちら!

① 勝手につくば大使さん

② つくば市スタートアップ室 推進監 高瀬 章充さん

③ Kids Creation TSUKUBA 宮嶋 さやかさん

④ 日升庵 オーナー 野堀 真哉さん

⑤up Tsukuba おかみ / つくば経済新聞 編集長 江本 珠理さん

詳細はイベントページかこのnoteの最後へ!絶対だぞ!


5名とも、トップバッターにふさわしい素敵なプレゼンでした。

共通していたのは、「いまやっていること」だけを話すのではなく、

自分にどんなルーツがあって、どんな経験や出会いをしてきて、何を考えて何に気づいて、そして「こういう『想い』でいまこれをやっています」ということを、会場のお客さんに届けていたこと。

時に、真面目に。時に(いや主に)、楽しくコミカルに。会場の雰囲気もゆるくてあったかくて素敵でした。


▲100人のトップバッターを飾るのは、勝手につくば大使の2人。のっけから2人(笑)、いや1人と1頭。
「転勤族で地元が無かった」状態で出会ったつくばという大好きな場所の、素敵なところや素敵な人を発信している。ひょんなことで僕は彼と大学1年生からの知り合い。3年間くらい見かけない間に面白いコト始めてて、去年あたりから関わりの増えたパイナップルとキリンの名コンビ。子ども達にも人気。大好きだぜ。


つくば市スタートアップ推進監の高瀬さん。自らのスタートアップの経験もあって、後進のために今春から行政という立場で奔走する。印象的だったのは市が掲げるうちの一つ「スタンドバイ・スタートアップ」。応援って素敵だ。(デスクの隣が我らが筑波大蹴球部のOBだそうで、、、ああ、今後ともお世話になります…(笑))


▲英語幼稚園・学童保育の 「Kids Creation TSUKUBA」を経営する宮嶋さやかさん。看護師として活躍していた最中、「自分の子供を預けたいと思う場所がない」と思い、「ないなら自分で作る」と一念発起して起業。『道を切り開く力』を育てたいと語るその教育観にとても共感。今年、さやかさんに「行く行く詐欺」しちゃってたので是非来年こそはお邪魔します。


筑波山でカフェ「日升庵」を営む野堀さん。様々な職種で働いたり、鹿児島から東京まで自転車で駆け抜けたり、多様な経験を経て感じたことは「自分で作ったものを人に届けたい」という想い。地元の魅力を伝える、そのために「日帰りしない筑波山」を目指して奮闘。これからの展望というか野望もコミカルに伝えてくれました。ここもまだいけていないので、近々せんべい焼きに行きますね…!!


▲この会場up Tsukubaの「おかみ」でもあり、つくば経済新聞編集長の江本 珠理さん。じゅりさん。えも姉。出会ってそんなに立ってないにも関わらずこの方にぞっこんな私なので、話し始めると長くなるんですが、まとめると「いつもありがとう。大好きです。」となる(笑)
「人が好き」「場から生まれるものが好き」で、そして「その場」で働く人も楽しい場にしようと、つくばに移住してコワーキングを経営。…し始めたら、「メディアやんない?」「ラジオやんない?」と活躍の場が広がっているという。※はやく鍋会しよう。

少しそれて、そんな「お誘い」がえもとさんに来るわけだけど、そこには『必然』があるような気がして、場を作ることや場の人になることって「そこにいけば会える」という『必然の出会い』を生み出しているんじゃないかなあとリアルタイムに思っていたけど、まだうまく言葉にできないのでそのうち別なところで書こうと思う。


以上、5名のお話のご紹介を簡単に!

(・・・うーん、レポートってむずかしいなあ…(笑))


「想い」でつながる

実は、5人のゲストトークに先立って、

開会に際してつくば100人カイギの発起人、堀下恭平さんよりこのイベントへの想いが語られていました。

「そんな、めっちゃはっきりした目標というかゴールは深くは考えてないんですよね。」と前置きしたうえで、

『この会場の人が知り合いになって帰ること。』(←ごめんちょっと曖昧)

というゴールを掲げてイベントは始まっていました。

また、ゲストトークの前にお客さん同士で自己紹介をするアイスブレイクもあり、会場に「声をかけやすい雰囲気」が。

5人のトークの後、ネットワーキング(交流)の時間は用意されているものの、途中の休憩時間で席にひとりで座っているお客さんはいませんでした。

ゲストの話や届けられた「想い」に心動かされ、繋がろうと動く。

そんな「つくばを好きな人」たちがそこにたくさんいて、


「まちを好きな人がつながる」ことで生まれるエネルギーが、この日からの20か月でどんどん大きくなっていき、

そしてまた「まちを好きな人」を生み出していくんだなあ。

めっちゃ素敵やん。それ。


というのがイベントを通した感想になりました。
(イベント中に筑波大学蹴球部のファンクラブに入会されていたり、応援してるよと言ってくれた方にも出会えたことは超個人的ニュース。)



・・・

この「つくば100人カイギ」、20ヶ月間できる限り追いたいし、いろんな人を誘っていきたいと思います。

今回お話を聞かせてくれた5名(と1頭)のゲストの皆さん、お話させていただいたスタッフの方や参加者の皆さん、ありがとうございました!

また次回お会いしましょう!


【つくば100人カイギ vol.2】
2019年1月26日(土)13:00-15:00
@つくば駅前のコワーキングスペース upTsukuba


《ゲスト紹介》
勝手につくば大使さん
1993年11月15日生まれ。北海道網走市で出身。学生ブロガー。
家族の転勤により兵庫、和歌山、神奈川、千葉、栃木、東京を転々とする。
「地元が欲しい!」幼少の頃からそんな思いが蓄積し、大学入学をきっかけに家を飛び出し、茨城県つくば市での一人暮らしを始める。そこで生まれて初めて地元愛を感じ、2015年冬に「勝手につくば大使」を名乗りだす。現在もアマチュア地域ブロガーとしてアルバイトをしながらつくばのディープなスポットの発掘に精を出す。
ちなみに、小学生たちからはコーン、ネギ星人、パイナップルおじさん、トサカニンゲンなどと呼ばれ慕われている(はず)。
現在つくば生まれつくば育ちのキリン(あぼちゃん)と手を組み、構成員2名でブラック企業かのごとく死ぬほどつくばを発信している。

つくば市スタートアップ室 推進監 高瀬 章充さん
1988年6月生。福岡県福岡市出身。久留米工業高等専門学校卒業後、筑波大学社会工学に編入学。在学中に フラー株式会社(Fuller, Inc.)を共同創業し取締役CFO就任。のちに株式会社BearTail CFO、株式会社空 - SORA, Inc. 代表取締役就任、株式会社カカクコム 食べログビジネス本部に所属。今年春よりつくば市 産業振興課 スタートアップ推進室にスタートアップ推進監着任

Kids Creation TSUKUBA 宮嶋 さやかさん
1976年8月2日生まれ。茨城県ひたちなか市出身。
幼少期から看護師を目指し、茨城県立医療大学看護学科卒業後、東海大学医学部付属病院小児科に勤務。7年間看護師として勤務したのち、29歳の時にインターナショナルスクールプリスクール、幼稚園、学童保育を事業主体とするKids Creation TSUKUBAを設立。
天職だと思っていた看護師をやめて、畑違いの教育業で起業したのは、自分の子どもを預けたい場所が見つからなかったから。「なければつくる」というシンプルな動機だった。
2年前には1,000坪の敷地に新校舎を建設。里山を再現したような園庭と、薪ストーブのあるゆったりと広い校舎で「人生を切り拓く力」「しなやかで折れない心」を育む教育を日々実践。この夏には学童保育クラスの小学生がクラウドファンディング挑戦し、ツリーハウスの建設に成功した。
つくばから教育を変え、日本全体に新しい教育のうねりを起こすことを目標に日々奔走している。
http://www.kidscreation.jp

日升庵 オーナー 野堀 真哉さん
1984年 茨城県つくば市出身。
20代前半に地方再生に興味を持ち、鹿児島で小さな卸業の活動を始めるが当時、未熟だったために、撤退。その後、WEB制作会社や保険の営業、飲食店等の仕事を掛け持ちし、現在のベースを作り、20代後半に所属した大手家電販売店でトップセールスになり、全国の販売員向けの研修講師を務めた後、独立。誰かが作った商品ではなく、地元の土地や、歴史の魅力を伝えて売りたいと考え、30歳の時に地元・筑波山で日升庵をオープンする。現在、4年目、最初は季節の繁忙期閑散期の波に悩んだが、頼もしいスタッフにも恵まれ「筑波山で最高の想い出を始めよう」をキーワードに日々成長中。

up Tsukuba おかみ / つくば経済新聞 編集長 江本 珠理さん
1990年兵庫県生まれ。大学在学中に復興支援ボランティアバスツアーの運営に携わる。当事者意識はローカルから芽生えることを実感。東京の下町でお宿「シーナと一平」を立ち上げる。並行し、リノベーションまちづくりの文脈で池袋周辺のマルシェやイベント運営に関わる。その後、コワーキングスペースのコミュニティマネージャーを経験。「ひとを活かす場づくり」を生業とする。東京以外で、場の力を試したくなり2018年6月つくばにて起業。10月よりつくば駅前コワーキングup Tsukubaをオープン。趣味はまちにずぶずぶ入り込むこと。つくば開拓中。




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