中国のオタク文化を体感してきた


こんにちは、ハヤカワ五味です。

12/15-16は中国・上海で行われたcomicupという日本でいうコミケみたいなイベントにロリィタ区画があるとのことで出展してきました。

自分としては公表していたので意外と知られてなくて驚きなのですが、私は中学生時代にコスプレをしており、一度上がったものの、結局その後またとある作品にハマり高校生時代も同人活動をしていたタイプのオタクです。ちなみにセンター試験(数学)の終了直後に大好きなジャンルのオンリーイベント打ち上げに参加したのは良い思い出です。

(これくらいしか写真が残ってない)

また、同じくらいの時期にロリィタ服にもかなりの深さでハマっていたので、知識量に関してはかなり誇れるレベルだと思っています。

ただ、日本国内だとコスプレや同人文化とロリィタ文化は全く違うジャンルのものであり、いわば秋葉原と原宿くらいの違いがあるので2つは交わることがほとんどありません。さらにいえば、日本ではコスプレ感覚でロリィタ服を着る人を嫌うロリィタさんがとっっても多いため、その2つは交わることがほとんどありませんでした。

ですが、上海でおこなわれたcomicupではまさかの同人とロリィタが混在するカオスな世界…!どちらも通って来た身としては驚きが隠せない一方で、日本のオタク文化と違う点が様々あったので私なりにまとめてみようと思います。

目次
・家から来てくる衣装たち
・”併せ”ないコスプレイヤー
・女装男子の輝く笑顔
・CPはカップルで来るもん?!
・商業なのか同人なのかわからん
・中国で人気なジャンル
・R18本は無い(多分)


・家から来てくる衣装たち

様々な発見があったcomicupですが、まず驚きだったのが、会場付近にコスプレイヤーさんがゴロゴロいることでした。

そもそも日本では暗黙のマナーとして、公共の場所でのコスプレはNGとされています。そのため、家からコスプレをしてくるなんてご法度。イベント主催団体が準備する現地の更衣室までゴロゴロと重いトランクケースを持っていき、現場でメイクも着替えもするので、レイヤーさんたちは準備も一苦労です。更衣室も大抵の場合は人数に対して狭いので、みんな立ってカラコン入れたり、トランクを鏡台っぽく改造したりなど様々工夫しています。ちなみに荷物は邪魔なので、全部クロークに預けてしまう場合が多いです。

その一方で、中国のレイヤーさんたちは家から着て来るのがベーシックらしく、またタクシー等で会場まで来ることも多いので、かなり豪華でかさばるコスプレも家から着てきてしまえば楽チンです。

この日中の違いの背景には、オタクや同人カルチャーの捉え方の違いが見えます。

日本の場合は公共の場でコスプレが禁止な理由は大きく2つあり、1つ目はそもそも同人活動自体が権利的にグレーなものなので公の場ですべきではないという理由と、2つ目はオタク活動はこっそりと秘密でやるべき恥ずかしいものだという理由があります。ポジティブなオタクであれば前者が公共の場でコスプレをしない理由になりますが、ネガティブなオタクであればオタクだと周りの人にバレることを「オタバレ」と言うようにまずは他人の目が気になるという理由も大きいでしょう。そのような背景があるため、日本では知らない人が見たらわからないけど、知ってる人が見たらオタクグッズだとわかるものが一定の人気を得ており、隠れオタク達はそれを目印に仲間のオタクを見つけます。
(てかこれ、LGBTの人たちが世間にバレないように色々頑張っているのになんか似てますよね…。)

その一方で、中国の場合は「私は私で自由にやるから、あなたはあなたで自由にやったら」という考え方がかなり大前提にあります。自分や自分たちのことを馬鹿にされたらしっかりと怒りますが、だからこそ他人のことも馬鹿にしない空気感があるので他人の視線も気にならないんですよね。また、日本ほどの原作大国でないこともあり、権利意識は低いように感じます。日本では0→1を作るプレイヤーが多いので、諸外国よりも著作物に対する権利意識が強いのではないでしょうか(いいこと)。

・”併せ”ないコスプレイヤー

この項目にある”併せ”とはコスプレにおいて同じ作品など1つのテーマを決めて集まり併せることです。

comicupにいたコスプレイヤーでもう一つ気になったのが、日本と違って作品の違うキャラ同士が一緒に歩いていることが顕著に多いこと、つまり併せないコスプレイヤーが多いということです。

日本の場合だと、コスプレイヤー2-3人で行動する場合、多くは同じ作品の違うキャラや、同じ作品・キャラの衣装違いなどで一緒にいることが多いです。理由としては、世界観を作ったり楽しむことが目的ということや、周りの参加者から見た場合に別作品のキャラクターが交流していると不快に思う人がいる可能性があるのでそこに配慮してかと思われます。また(少なくとも私がレイヤーだった時は)コスプレイヤー同士での交流自体に重きを置いている人がかなり多く、自分ではやるつもりがなかったキャラクターであっても友人にお願いされたり、いつも仲良いグループが全員でやるとなったら、衣装を準備してコスプレをするという流れも多く見られました。ちなみに友人のコスプレイヤーはそれでかなり散財していましたね…。

そんな統一感を大事にする日本レイヤーと対比的なのが中国レイヤーさんたち。

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