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中学生時代に"転売"で学んだ、小売の基礎の基礎


どうも、ハヤカワ五味です。


マガジンも4本目ですが、どちらかといえば専門的な内容が続いてしまったので、今回は私の物売りルーツから展開して”小売の基礎の基礎”的な話をできたらと思います!


そういえば最近、「ハヤカワさんは最初どうやってブランドを始めたんですか?」と聞かれることが増えてきました。そう、今では下着とワンピースのブランドをメインでやっていますが、実は元々高校生時代にオリジナルプリントタイツを販売しており、高校と予備校に週7で通いつつも3年間で300万以上の売り上げを立てていました(当時の制作物は”ハヤカワ五味 タイツ”で検索したら出てきます。めちゃ恥ずかしい)。

そして更に、物を販売するというところのルーツを辿ると中学生時代に遡ります。中学生時代の私はバイト禁止かつお小遣い制ではなかったため、基本的にはお年玉等の臨時収入に頼りつつ好きな漫画やゲームを買っていました。ただ、その後ロリィタ服にハマり、着たい買いたい!と思ったものの、1着2-3万と高額なロリィタ服は当時の私のお小遣いでは到底手の届くものではありませんでした。ですが、なんとかしてロリィタ服を手に入れたい中学生の私は、毎日数時間とオークションサイトやフリマサイトで中古のロリィタ服を探し求める日々を過ごします。そして少しした頃に私は気づきました。

「オークションサイトとフリマサイトで、どうやら同じアイテムでも価格相場が違うぞ…?」


そう、オークションサイトはそれなりにリテラシーが高くないと使えないものの、フリマサイトは当時から簡単に出品できるものばかりだったので、オークションサイトの方が写真や説明文が丁寧で価格が高く、フリマサイトの方が雑に出してある分価格が安く設定されていたのです。その時私は

「同じアイテムであっても買う人が違ければ価格は変わる」

ということに気づきました。


…という発見があったといえ、中古品であってもロリィタ服には手が届かなかったので買えず、結局手作りでロリィタ服を作ることにしました。

(手作りではないですが最初の頃はこんな感じでした。)

その後、ロリィタ服を作ったのはいいものの、髪の毛は染められないぞとなり(当時のロリィタは黒髪ロングか金髪ツインテールが鉄板でした)次はオークションサイトでファッションウィッグを探し始めました。

(当時は、こんな感じのくるくるツインテールウィッグが流行ってました)

そこで驚きの発見です。
なんと、フリマサイトや原宿のお店で8000円程度で売られているウィッグと似たものが、オークションサイトでは500円程度で出品されていたのです…!

正直、市販されてるものと同じには見えるものの、写真は画質が最悪だし、商品説明文はカタコトで不安が大きかったですが、まあ500円だったらしょうがないかと思い一か八かで落札してみました。無事、1週間後ほどに商品が届いたのですが、オークションに掲載されていた写真の数倍、実物の方が可愛い!いい感じ!でした。

(このウィッグは50円+送料300円くらいだった)

その後も、元々アニメオタクでコスプレイヤーだったこともあり「ファッション使いできそうな髪色で、最近は人気がないキャラのコスプレ用ウィッグ」など人気がないけど使えそうなウィッグをオークションで漁り、その中のいくつか数百円〜数千円で落札しましたが素人目には市販のものと変わらないクオリティだったので

「これは、フリマサイトで市販価格より安めに売ったら売れそうだ」

と思いました。
そもそも、そういう思考になるのが凄いと言われたりもしますが、当時の私はそれくらいロリィタ服を買うための軍資金集めに必死だったってことですよ…。

そして、私はオークションサイトで商品を仕入れ、それをフリマサイトで新品にて売り直す…つまり転売を始めました。

※ちなみに、転売ヤー叩きが湧きそうなので以下補足です。私ももちろんチケット転売/限定商品等の”数に限りがあるもの”を占有し不当な高値で販売しなおすのはどうかと思いますが、価値がまだついていないものを掘り出してきて価値を付加して転売することに関しては、悪いことだと思っていませんし、むしろビジネスの基礎であり、三者win-winな状態だと思っています(私は早いうちから確定申告をしていたので古物商だ納税だのの議論は無用です)。

今回、こうやって私が過去のオークション転売話を持ってきた理由は、その時の試行錯誤に”物売りの基礎の基礎”が詰まっていたなあと感じるためです。では、当時の私はどういった工夫をしていったか見ていきましょう。

オークションサイトでウィッグを仕入れて来た私が、まず最初にしたことは

「写真の撮りなおし」と「タイトル/商品説明文の精査」

です。


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・○○を妄想して売るべし!
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