見出し画像

「人をどうやって信用したらいいかわからない」


今日の飲み会の帰り道で「人の信用の仕方について書いて!買うから!」と言われたので、書きました。買ってね、笑。

--------------------------------

人を信用するのって難しいですよね。

私もとっても苦手だったのですが、少し前にお付き合いしていた人との話し合いの中で何となく見えたものがあったのでしたためておきます。

まず、大前提ですが、世の中の大半の人は「傷つきたくない」と感じていると思います。まさか、自らすすんで傷つきにいくことはめった無いですよね。そして今回の「人をどう信用したらいいかわからない」というテーマですが、これ、信用できない理由としては「信用した結果、裏切られる (=傷つく)のが怖い」ということだと考えられます。


つまり、大抵の人は「裏切られる (=傷つく)のが怖いから、信用することは怖い」と多かれ少なかれ感じていると思います。そして更に、今までの経験の中で裏切られた回数が多いほど、怖さが増幅して感じられると思います(稀にこの逆で、裏切られた経験が全く無いというレアキャラだと、不安無しに人を信頼できたりしますよね)。


つまり、敢えて、すごく乱暴な言い方をしてしまうのであれば「誰しも、傷つくのが怖いから、信用することは怖いと感じている」とも言えます。


では例えば、AさんとBさんといるとして、その両方が「傷つくのが怖いから、信用することは怖いと感じている」場合を想定して考えてみましょう。

この時、ゲーム理論の代表的なモデルである「囚人のジレンマ」的な形が出来上がってしまうことになります。その説明をするために、まずは、囚人のジレンマについて簡単に説明します。


囚人のジレンマとは
お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る(更には協力したものがむしろ損をする)状況では互いに協力しなくなる、というジレンマのこと。

まあ、詳細はwikiとかに分かりやすく載っているのでそっちを見て欲しいのですが、ではこれを先ほどのAさんBさんの例えにしてみましょう。


今回は分かりやすくするためにABそれぞれの行動は「信用する or 裏切る(相手を傷つける)」の二択だとします。

この場合、Aさんの視点で考えると

・Bさんが信用した場合 信用しても裏切ってもAさんに損は無いですね
・Bさんが裏切った場合 信用したら一方的に傷つけられるので、こちらも裏切る方が良いですね

となります。そして、Bさん視点でもAさんと同じことが言えます。
(めちゃサイコな感じですが、仮説の話なので悪しからず…)

本来はお互い信頼しあって裏切りが発生しないことがベストですが、こうやって考えると、AさんBさん共に「裏切るか、そもそもこのゲームに参加しない」のが最良の選択ということになります。悲しいですね。


となると、どのようにして信用してもらえばいいのでしょうか?

ここから先は

929字

いつも読んでくださりありがとうございます!サポートは、お勉強代として活用させていただいております。