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新卒なりの新卒教育。

新卒のみなさま、社会人のみなさま、こんにちは。
GWはいかがお過ごしでしょうか。

私は温泉に行きましたが最高でした。

そんな感じで気分が良いので、今日は久々にマガジンとは別で、特に新卒の子やこれから就活するって子向けに少しだけ"努力の仕方"について書こうと思います。
(ざっと書いたので少し読みづらいけどご容赦くださいな、その代わり無料公開です)

というのも今年、弊社には新卒(つまりタメ)が2人入って来たので、この後の社会人生活を有意義に過ごすために伝えられること無いかなあとこの数ヶ月考えていました。なぜなら、弊社はまだ人数が少ないので新人研修もなくすぐ実践となってしまうため、私からの話や仕事の中でのやりとりでそういった基礎の基礎の部分を伝えていかねばならないからです。なので、新卒がいうのもおこがましいですが、新卒なりの新卒教育というタイトルにしてみました。


そして、自分の経験なども踏まえて、新卒社員と同じ目線で今一番必要だろうなと感じたのが”努力の仕方”です。今回はそれについて。


まず最初に、学生と社会人、大きな違いとして挙げられるであろう点が

過程ではなく成果で評価される

ことだと思います。

もちろん、職種によっては良い過程によって良い成果を出せる場合や、存在が周りの成果を伸ばす可能性があるのでそういった場合は過程やその他でも評価されると思いますが(まあこれもつまるところ成果によって評価されていますが)、成果がダメでも過程を評価してもらえた場合は「過程が良ければ良いんだ!」と思うのではなく「過程まで見てくれる良い上司に恵まれた!」と思った方がいいかもしれません。それくらい成果で評価されますし…というか、成果で評価しないと俗人的な評価になってしまうのでかなり不平等なので、成果で評価せざるをえません。

念のため説明しておくと、会社は学校みたいに勉強をする場所ではなく、あくまで労働をする場所です。労働と言うと響きが悪いので言い換えると、学校は練習をする場所でしたが、会社はプレーをする場所です。そして、プレーの対価としてお給料をもらいます(これが”労働の対価”と言われています)。


…というのは、おそらく社会人のみなさまからすると当たり前のことですが、これが新卒のように社会に出たばかりだと実感としてないだろうなあと思っています。

その理由は明快で、日本では終身雇用制度の名残として”手厚い新人研修”があります。しかも、その新人研修期間は何も成果を出してなくとも、当たり前のように給与がもらえます。聞いた話ですが、アメリカでは新卒で大企業に入るのは相当厳しく、理由としては新人研修の無いところが多いのでそもそも入社段階で通常社員と同じレベルのスキルが求められる…つまり新卒という概念が無いようなものだからだそうです。日本では当たり前ですが、実は新卒という肩書きや、当たり前のように受けさせてもらえる新卒研修はとっても特殊でありがたいものなのです(なので私は新卒研修が羨ましくて就活をしていました)。


話が戻りますが、では「過程ではなく成果で評価される」という点が社会人と学生の決定的違いですが、思うに、報酬をもらいつつ受ける新卒研修(=練習)が学生と社会人の間に挟まっているからこそ「会社では、過程ではなく成果で評価される」ということが曖昧に感じられるのではないかと思っています。

では、「会社では、過程ではなく成果で評価される」ということが曖昧に感じられるとどうなるのか。それは、努力の仕方が学生時代のままになってしまうことがある…ということです。

ちょっと勉強できる人なら心当たりがあるかなあと思うのですが、中学生時代とかに、簡潔にやることだけやった宿題を出す人よりも、がんばって何ページも使った分厚い宿題を出す人の方が褒められていませんでしたか?(私は心当たりしかない)

そんな感じで、学生時代はまず努力をするという姿勢が褒められる場面がちょこちょこあったと思います。そして学生時代における”頑張り屋さん”は素晴らしい褒め言葉だったと思いますし、どういった形であれしっかりそれが報われるのが学生生活のいいところだったなと思います。


ですが、その”頑張り屋さん”のままで社会人になっていくと評価されないどころか、無理をしすぎて体を壊してしまったり、すごく辛い気持ちになる人が多い気がします。何故なら、周りにはしれっと評価される人たちがいるので、それを見た時に自分の努力、もしくは才能が足りないんだと感じてしまうからです。実際、私の周りでもそういった気配の人が多いので心配してこの記事を書いているというのもあります。


では、どうしたら頑張り屋さんは報われるのでしょうか。逆に、しれっと評価される人たちは何故評価されるのでしょうか。

私は、ここで重要になってくるのは”努力の仕方”なんじゃないかなと思っています。そして、私は努力においてのキーポイントを整理すると

・ベクトル(方向性)
・レバレッジ(てこの原理)
・投資

の三点を特に意識すべきだと感じました。

で、この三要素について説明しようとしたのですが、正直このままっちゃこのままで説明しづらいので、一旦例え話にしてみます。


これは、DJ社長の動画で話されていてめちゃわかりやすいなと思ったのでそのまま題材をお借りして、一旦「遠くまで走る」ということを目標に掲げて考えてみます。

遠くまで走るために必要な努力すべき点は3つ。

・ベストなルート
・ベストな移動手段
・ベストな投資

そう。ただ闇雲に走るのではなく、この3点において、ベストを常に探し続け継続するという努力が必要となってきます。

では、それぞれをさらに考えていきます。

まず、ベストなルートとは、どの道で進むかというのをしっかり選ぶということです。ここで必要なのが、まずは自分の知っている道以外にベストな道があるのではないかと疑うことです。その疑いがないと、今目の前にあるルートを選択するのが一番良いように思えてしまいます。なので他に良いルートがあるかもしれないと疑い、そしてその全てのルートをそれぞれ比較検証できるとベストだと思います。

私がスタッフと接する時には、多くの…できたら全ての今取れるであろう方法を良し悪し問わずに提示するようにしています。その理由が先ほど話した部分なのですが、まずは常に選択肢が複数あると把握し、その中でベストの選択肢を取ることで効率よく成果をあげるクセをつけてほしいからです。


次に、ベストな移動手段について。
これは「長距離移動する」という目標に対して、努力家は特に、今すぐ走り出すという手段を取りがちだけど、実は自力で走ること自体が非効率だということです。今回の「遠くまで走る」という目標に対して一番効率的なのは、車やバイクなどのより早く移動できる手段を手に入れることだったりします。そのように、本当に一番良い方法を考えるというのが、ベストな移動手段を考えるということです。ただし、そういった早く移動する手段を手に入れるためには数日から数週間の走らない時期が必要な場合があります。そこで、焦らずベストのために待てるかというのもキーですね。

これを実生活で考えてみると、例えば何かの資料を作る前にテンプレートを作ってからの方が良い!みたいな話になると思います。少しテンプレートを作るには時間がかかりますが、その後の制作作業自体はその分楽に早く終わりますし、そのテンプレートは今後も使えるのでベストな取り組み方かもしれません。


最後に、ベストな投資…これだけ元のままですが。ベストな投資をできるかということです。例えば、今回は「遠くまで走る」という目標で、実は初日から走るよりバイクとか別の効率的な移動手段を使った方が良さそうだというところまで見えてきています。とはいえ、持っているリソース(資源)は限られているので、ではどこに時間とお金を使うのが一番効率が良いか考える必要があります。場合によっては運転できる人を呼んできた方が良いかも知れないし、少し高めの燃料を使った方がコスパが良いかも知れないなど。

これは実際の仕事で考えると、自分が時間を使って取り組むよりも、他の人に頼んだ方が早い…みたいなことでしょうか。それ以外にも、成果が出づらいものに頑張って取り組みすぎてしまうみたいなことは投資ミスとして考えられますね。


今の3点を簡潔にまとめると先ほど出た、
・ベクトル(方向性)
・レバレッジ(てこの原理)
・投資
になります。

レバレッジだけ、普段聞き慣れてない人に説明するのがなんとも難しいのですが、1で1を生み出すのではなく、1で10を生み出すみたいな話です。

もちろん、運やタイミングといものもあるので上の3点のみで万事解決とは言いませんが、上の3点を心に留めておけば、この20代の大事な時間を有意義に自分のものにしていけるのではないかと、弊社の新卒に向けての接し方を考える中で気づいたりしましたというnoteでした。


ちょっと後半にかけて大味になってしまいましたが、こんな感じの話はまた月額マガジンでももう少し書くので、是非購読してください♡(結局宣伝かーーーい)

ちなみにそんなハヤカワさんが代表の弊社の求人も常々しているので是非ともです。


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