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弊社がAmazonファッションに出す理由


こんにちは、ハヤカワです。

先日こんなニュースが入って来ました。

米国EコマースにおけるAmazonのシェアが49%になったという話です。

これも独自調査のため、おそらく返品等に関しては考慮されていないだろうけど、それを抜いたとしても驚く数字です。また、日本ではまだまだですが、アメリカえはファッション部門の調子も良さそうです。ひっそりとAmazonオリジナルブランドも展開中です。

ちなみにAmazonFashionというカテゴリ自体は、2014年から。アマゾンジャパンとしては2007年からファッションをあつかっているとのこと。(参照元)

国内で言うと、Amazonは東京コレクションのメインスポンサーになったり、原宿などにAmazonFashionの大きな広告が貼られていたり、扱っているブランドにはハイブランドやストリートブランドなども並んでいます。

そんなAmazonですが、実は弊社も商品を出しております。

元々はAmazonさんからお声かけいただき検討…という感じだったのですが、試しに出してみたところ一定の需要がありそうだったためじわじわと商品を増やしつつ利用しております。

そんな中、昨今ZOZOTOWNだ〜とか楽天が〜とか様々なモールの話を小耳に挟みます。

そんなこともあり、今日は、Amazon、ZOZO、楽天を出店者視点で比較してみようかなと思います。一応色々調べつつやってますが、もし間違っているところ等あれば指摘してください…!


まず、Amazonに関して。

現在実際に出品していて感じるのは、圧倒的に手数料が安いことですね。
卸の買取もやっているらしくその場合や、契約形態によってはピンキリだと思いますが、初期費用も手数料も、下手したら簡単にECサイト開くくらいの金額感でスタートできます。

そして、Amazonの経営的特徴として「顧客中心主義」というものがあります。これはもう一個人の意見になってしまうのですが、私はこの後出てくる2箇所も含めて全て営業をいただいているのですが、Amazonさんが一番出店者視点でかんがえてくださっているなという印象です。

なので、出店サイドとしてはやりやすいことこの上ないですね。FBAというAmazonの物流システムもスムーズすぎるほどで、使いやすいので。


ただ、その一方でAmazonには本からスタートしたことによる弱みもあります。

それは、Amazonの検索やレコメンドがファッションに最適化していないことです。例えば、ZOZOであれば商品のカテゴリ分けも的確でカラーからの検索やレコメンドでの回遊など、欲しいものが決まっているわけではないユーザーが使いやすいUIになっています。その一方でAmazonファッションは検索はじめ、レコメンドも商品バリエーションもまだ弱く、さらにレコメンド欄にアパレルでないものが表示されることもしばしばあるので、なんとなくこういった雰囲気のもの探したい…というユーザーには厳しめですね。弊社はかなり名指し買いの多い商品なので、そういった意味ではやりやすい商材と言えます。

また、写真のレギュレーションも厳しいので、世界観の伝達も難しいと感じます(ただ、これに関しては楽天も画像レギュレーションがありましたよね)。どうしても白背景で魅力的に見せるには、背景ありの撮影とはまた別の技術も必要になってきますし、トップ画像のレギュレーション(白背景/販売物以外が原則写り込み禁止/画像の○%以上商品等)に引っ張られて2枚目以降も顔出し無し、コーディネート提案なしのそっけない写真が多い印象。そこもどのような写真を使用するかでブランドによっては体力を持っていかれそうです。

そんな感じで、出店者にはとにかく優しく取り組みやすいAmazonですが、その一方で、検索やレコメンドがまだファッションに順応しきれておらず「名指し買い」には強い一方で「なんとなくショッピング」にはめっぽう弱そうです。


次はZOZOです。

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・ZOZOは○○がマジ高い
・ZOZOのレコメンドの何がすごいのか
・楽天の強み弱み
・データの利用先にも要注意
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