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「産休」「嫁」に垣間見る、言葉の呪いについて。

は〜い。
懲りずにnoteを更新するハヤカワ五味です。

今回はちょっとだけ「言葉の呪い」ってテーマで思うところを書かせてください。


まず、私がそもそもこうやって経営者をやっている大きなキッカケは、胸が小さい人向けランジェリーブランドfeastというものです。

ブランド立ち上げの経緯は様々ネット上に落ちているインタビューを見ていただければと思うのですが(ちなみにコレが一番わかりやすい)、ざっくり説明させていただくと…


自分に合う下着の取り扱いが無く全自尊心を無くす

Aカップのブラってなんでこんな無いの?????????????

元々モノ作り&販売はしていたので、自分の着たい下着を作ってみる

当時フォロワー300人のtwitterで1.5万RT

fashion snapというファッションメディアで2万RT

ハヤカワtwitterにて「シンデレラバスト」という言葉を使い始める

知人ライターがfeast記事のタイトルに使う

何故かテレビで普通に使われるくらい「シンデレラバスト」が定着


という流れです。


そう、元々、このブランドでおっしゃ1つ当てたるぞ〜と思ってたわけでもなく、ここまで大々的に「ハヤカワ五味=胸がない」と言われるのも超絶不本意で、なにひとつ思い通りではないのですが、今思い返すとここまで話題にしていただいているのは
「シンデレラバスト」
という言葉のパワーにあるのではないかと思っています。


そもそも、シンデレラバストとは「なんで身長は高身長/低身長と事実ベースなのに、胸は貧乳/巨乳と個人の感想が入ってんだよ」って思ったことがキッカケでできた言葉。
私が小学生の頃などは、親世代を中心に「男子は高身長じゃないとね〜」とか「女子は低身長なのがイイ」みたいな空気感があった気がしますが、今はそんな時代もあったっけってくらい、身長は個人の好みであって"これが正しい”みたいなものはないように感じている。

その一方で、胸が小さいことは未だに超ネガティブ。

というか、勝手にネガティブだと、強く、当事者が認識している気がする。


もちろん、feastが日本でバズった時、実は海外でバズった時も共通して「貧乳に人権はない」みたいなことを言われたことがありますが、残念ながら私は自分の体型で(下着以外に)困ったことがないし、それでモテないみたいなことも勿論ない。


でも、自分のブランドをやる前の自分のことを思い返すと「貧乳=貧相な乳」という十字架を背負って生きていたじゃないか。


友達と下着の話になる度に「いや、でも私、貧乳だしさ〜笑」
水着売り場を見かける度に「貧乳だからビキニは似合わないかなあ」
Vネックカットソーを欲しいと思っても「貧乳だと着た時微妙なんだよね」


そうやって、口に出す度に、自分としては「ただ、事実を述べている」だけなのに、毎回、毎回、そうやって人生で何百回何千回と「自分は貧相だって」自らの口で言っていたのだ。


そんな、自分のことを貧相だと言い続けながら、自信を持てなんて、中々無理なことを世間はおっしゃいますなあ…。


なので、私は貧乳という言葉が嫌いだし、なんなら巨乳って言葉も嫌いだ。巨人の巨ってなんだよ!
だから、シンデレラバストって言葉が出来た。


そういえば、この前、知人の参加していたある会議で「言葉一つでネガティブをポジティブに置き換える例」としてシンデレラバストが挙がったそうだ。
嬉しい。

でも、そもそも、

逆に今までは「言葉一つでポジティブがネガティブにすり替わっていた例」が貧乳/巨乳だと思っている。


で、今回のタイトルに戻るわけです。

「産休」「嫁」に垣間見る、言葉の呪いについて。

この記事でも触れていますが、「産休」と言うけれど、産休は知れば知るほど休みではない。



休みというのはあくまで会社の運営視点であって、実際はめちゃくちゃ忙しい!し、日本全体、経済のためでもある。経済活動とも言えるかもしれない。
そう「産休」という言葉だから、産休を取ったことないひとからしたら出産すると休めてイイもんだ〜と思うかもしれない。でもその実態「産アクティブ?」「産勤?」「産労?」とも言えるくらいのものじゃないか。

もしかしたら、この「産休」が取りづらい空気感、「産休」という言葉自体の呪いなのでは?

「産休を増やすぞ!」といっても、もしかしたら「産休」という言葉を使っている以上、当事者や関係者の「休んでいる」という意識は変わらないのではないか。


そして、これは先の記事でお話した土屋さんから来てハッとした言葉
「超ーー個人的なことなのですが、嫁って言葉がどうにも受け付けなくて。旦那さんにも嫁って言わないで!と言ってます。女に家って字が窮屈w 」

たしかに、女に家ってなんだよ〜!!!!!!!!


ということで、シンデレラバストという言葉が少しだけ定着して、少しだけ「言葉の呪い」が解かれたように、「産休」という言葉、もしかしたら「嫁」という文字が少しだけ違うものになったら、それで解かれる「言葉の呪い」もあるのではないかと思いました。


ということで「産休」に代わるイノベーティブな言葉、探しています。


おしまい

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ハヤカワ五味

キュ〜トでクレバ〜な経営者。ランジェリーブランド feast/ワンピースブランド ダブルチャカ/ラフォーレ原宿 LAVISHOP等を運営している株式会社ウツワの代表取締役です。服という”纏う哲学”についてと、”透明な売上を立てる経営”を日々考えています。

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コメント2件

英語だとmaternity leaveで、違う意味。日本語にすると、「育児のため業務を離れる」。ただ、それがとれるのは正規雇用の結構限られた人たち。
嫁は元々「息子の妻」という意味なので、三次元に使うのは本来誤用だったりもします
https://kotobank.jp/word/嫁-146494
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