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骨格ストレートでもカジュアルが着たい。底辺オタクが毎日を生き延びるための脱モサ戦略

この記事は見た目だけでも垢抜けたいとイメコン沼の入り口でもがく女オタクが書いてます。

今回は、骨格理論やパーソナルカラー理論を使って「どうしたらおしゃれになれるか」ではなく、しんどいと服をまともに着ることすらできないモサい底辺オタクが「どうしたら少ない労力で少しでもマシに見えるか」を考えた話になります。

旅行や屋外イベント、育児など、着る服が機能重視になる時や、しんどい時の気分を少しでも上げるライフハックとしても応用できるかなと思います。

私のイメコン歴と現状の悩み

2018年3月、はじめての骨格診断、2度目のパーソナルカラー診断を受けてきました。結果はストレート/スプリング。

結果には納得しているし、理論も自分なりに理解できてるし、前よりおしゃれもメイクも楽しくなったし、カラーコーディネートもそこそこ上達してます。

でも、それはお出かけの時とか体調のいい時だけ。そもそも在宅ワーカーなのでほとんど家にいる。体調の浮き沈みが激しくて、しんどい時は着替えることすら辛くなる。

だから実質、ショッピング同行で買ってもらった服とか、骨格理論に基づいて買った服、調子いい時は週1、ひどいと月1くらいしか着てない。

これはなんか勿体無いなあ、と思ってしまった。

本当はイメコン体験談によくあるように「毎日のお洋服を好きなものだけにして、キラキラした毎日を送りたい」みたいなのに憧れはあります。

でも、あれって、毎日の生活をまともに送れてる人の話だから。私はまともに送れてない人だから、背伸びしすぎたよね。多分、私の場合は体質改善が先だったんだと思う。

でもそれはそれとして、見た目はなんとかしたい。人の視線きになるし、鏡に映る自分にげんなりする。

しんどいとまともに服が着れない

ストレートに似合う「ハリのある服」「かっちりした服」とかは、気は引き締まるけど、しんどい時はそれがプレッシャーになるから、自然と手が伸びなくなる。

できるだけ着心地の楽な服着てたい。ってなる。

それに沈んでる時は、洗濯もしんどくなるから、手洗いしなきゃいけないやつ(ニットとかシルクとか)は除外されて、着れるものの選択肢がぐっと狭まる。

で、結局、スウェットパーカーと綿のTシャツ+デニムとかになる。全身綿100%女。冬場はそれにダウン羽織るだけとか。

そして、着心地よくて洗うのも楽な奴って、だいたいカジュアルだから、ストレートが苦手なアイテム。だから何の工夫もせずに着ると、かなりやばい。爆死案件。

おまけに地味め顔のスプリングだから、アクセとか生地で輝き足さないとモサさがすごい。

これって健康な人でも、カジュアルな服が着たい骨格ストレートが一度はぶち当たる悩みかなと思います。

そのまま着るとやばいけど、カジュアルは着心地いいからつい着ちゃうとか、別にしんどくなくても、子育てとか旅行とかで縛りがあると、着る服悩むよね、っていう。

よく着るものを入れ替えることにした

イメコン受ける前…というか受けてからしばらくは「好きで似合う洋服買ったら、毎日頑張って服を着替えられるようになるかも」と思ってたけど、やっぱダメでした。しんどい時はしんどい。

だから「しんどい時でも着れるものを似合うものにしよう」と考えました。

「部屋着だからダサいのは仕方ない」みたいな思い込みを捨てました。

そもそも、ずっと着ちゃうものって何かしら無意識とか心理状態が関係してることが多くて、「仕方なく着てる」んじゃなくて、着たくなる理由や条件があるはず。

わたしの場合はパーカー、タートルネック、ダウンジャケット。着心地とか、安心感とか、機能面とか、着たくなる理由はいくつか思い当たる。

で、それらって結局、似合ってないってわかってても、しんどい時は着ちゃう。ちょっとそこまでで着替えるのがつらいとパジャマの下だけ履き替えてダウン羽織って外出るとかざらにある。

けどそれを着た自分を毎日見てると、モサいからさらに気分が落ち込んでくる。

でもそれらを「そこそこ似合うもの」に変えられれば、少ない労力でもパッと見たときにそれなりに見えるようになって、少しは毎日の気分がマシになるのかな、と。

じゃあ、それを似合わせるにはどうすればいいのか。選び方、コーデの仕方を、教えてもらった理論をもとに考えたので、自分を例に挙げてまとめていきます。

似合わないを「そこそこ似合う」に変えるには

そもそも、骨格理論において「ダウン」「パーカー」とか、アイテム単位で「似合わない」とバッサリ切っちゃう事自体がよくない。そんな事言ってると着れるものなくなる。

それに私みたいに底辺オタクじゃなくても、みんな人間だから、TPOがある。

骨格ストレートだって部屋でダラダラするし、骨格ウェーブだってシンプルを求められる時あるし、骨格ナチュラルだってスーツ着る時ある。

好みはどうあれ、似合いにくい服装を着る必要が出てくることはみんなあると思う。

幸い私がお世話になってるアナリストさんは発想が柔軟な方で、ヒントをたくさんくれたので、それを自分なりにまとめてみたいと思います。

まず

・一つのアイテムだけでコーデは完成しない
・アイテムもコーデも、構成要素のバランスで印象が決まる

ということを念頭に置きます。

今回の要件。

・リラックスしたい
・着心地がいい服が着たい
・手入れ(洗濯)が楽

これを思考停止してスウェットとか選ぶと全身カジュアルのモサモサコーデになる。

これをどう打開するかというと、骨格スタイルのキーワード化が便利。

骨格ストレートの場合だと「クラス感」「高級感」「体の強さに負けない」「肉を拾わない」「縦を強調する」「直線」とか。

これらの条件を上手く組み合わせて、似合うアイテムを考えると、自ずと買いたいものが見えてくる。

あと自分的に絶対譲れない条件を持っておく。

私の場合は、

・メイクする体力すらなくてすっぴんでいることが多いから色はできるだけPCに近いもの(少ない労力で元気に見える)
・全体的に厚みがあるけど腰だけは細いので、そこを綺麗に見せてくれるもの

主にこの2つ。

次に、着心地がいいままで似合うアイテムにするにはどうするか。単純に、他の条件で調整すればいい。

・サイズ感、質感にこだわる
・パーソナルカラーで選ぶ
・金属パーツにこだわる
例:PC春秋ならゴールド、夏冬ならシルバー
・見た目きれいめで着心地のいい服を選ぶ
例:ユニクロのEZYシリーズとか

たとえば、タートルネックの場合だと

・生地が柔らかい
・フィット感がある
・首回りが詰まる

これだけ見るとストレートの苦手要素満載。爆死の予感しかしない。そして、アイテム自体の印象を言葉にすると「リラックス感」。

それらを得意要素や高級感で打ち消していきます。

・パーソナルカラーに近い色のもの
・黒や白など、色自体に高級感があるもの
・襟首にボリュームが出ない長さ(二つ折りで済むくらい)
・襟が短い場合は首の途中で切れない
・肉を拾わないサイズ感(だらしなく見えない)
・バランスのいい着丈を探る(私はジャスト腰)
→折り込んで調整できるので長めならOK

上記の条件をクリアできるアイテムを選んでいくと、ただ着るだけでもそれなりに見える。少なくとも爆死は回避できるはず。

似合わないアイテムはコーデで底上げ

爆死回避アイテムが用意できても、最適解ではないので油断すると爆死になります。

そうでなくても「なかなかいいアイテムが見つからない」「持ってる服でなんとかしたい」「どうしてもこのアイテムが着たい」って場合もあると思う。

そういう場合はコーデ全体での底上げを目指す。

・靴を革製にするorポインテッドにする
・ボトムスをきれいめのものにする
・色の組み合わせで高級感を出す
・顔映りのいい巻物やアクセで、輝きを足す
・巻物やアクセ、カバンのストラップとかで全身のバランスを取る
・できるなら簡易メイク(眉>口紅>マスカラ)だけでもする

しんどい時はどれか一つでもいい。できるなら2つあればそこそこになる。個人的には巻物とかアクセがつけるだけでいいから楽。

とりあえずチークやリップなど、色メイクするとくすみが飛ぶからオススメ。

ただ、メイクの優先度はあくまで私の場合なので、唇より目を盛ったほうがいい人もいると思う。でも眉の影響力はバカにできないから、眉だけでもせめてちゃんとしたほうがいい気がする。

口紅めんどかったらリップ塗るだけでも違うよ。マスカラがダメなら単色シャドウ入れるのでもいいと思う。とにかくできる範囲でできることをやる。

もう最悪、しんどかったら「上着て下履いて終わり!髪結んだだけ!!」でもいい、って自分を許してあげる。

ゲームのステ振りみたいなイメージ

コーデにせよアイテムにせよ、基本の考え方は「不得意な条件を得意な条件で打ち消す」「得意な条件に寄せていく」ということ。

ゲームのステ振りとか、バフかけるイメージで自分の「似合う」にできるだけ寄せていく感じ。

そのためには小物に汎用性の高いバフ盛りアイテムを集めておくのも吉だと思う。巻くだけで顔色良く見えるマフラーとか、ネックレスとか、ヘアクリップとか。

アナリストさんは「てんびんの釣り合いを取るイメージ」って言ってた。こっちの方がわかりやすいかな。

私、何故か黒タートルに異様な憧れがあって、すごく好きなんだけど、PC春で多分ウォームだから黒を何も考えずに着ると、顔が死ぬ。でもわかってても着たい気持ちはある。諦められない。

そういう場合は、黒でも漆黒に近いものを選ぶとか、生地をこだわると案外イケたりする。あと、ボトムスに白やベージュを持ってきたり、顔まわりにアクセや巻物、メイクがんばるとか。黒っていう色で高級感あるから他はある程度手が抜ける。

厨二病こじらせてるから全身黒とかもしてみたい。そういう場合はマジで足元を高めの靴にするとか、アクセつけるとか、光沢のあるアイテムを選ぶとか、ちょっと努力がいるけど「おしゃれ」にはできるはず。

(全身黒そのまま着ても似合う超人もいます。この辺りのバランスは人によるんで、あくまで私の場合です)

サロンでコーデ理論を学ぶ時「コーデを決める時はゴールから」って教わったんだけど、これって全体の雰囲気だけじゃなく「着たいアイテム」から逆算して決めるのもありなのかなって思います。

最終的には自分の感覚

今回は主にカジュアル←→きれいめ軸で話しますが、他の骨格スタイルの人にもそれぞれ軸があるはず。

このカジュアルときれいめの割合、ストレートは1:9くらいできれいめ多めが最高バランスらしいんだけど、しんどい時は厳しいので3:7くらいを目指します。赤点じゃなきゃオッケー👌くらいの気持ちで。大事なのは無理をしないこと。

このバランスは、同じストレートでも、その人のパーソナルカラーとか、顔の印象とか背丈とかでも関わってくるので、最終的に試着したときの見た印象で決めるといいと思います。

理論をどれだけ頭に突っ込んでても、体は正直ですから。

私も以前は理論にとらわれてて目が曇ってたんですけど、

「なんかモサい」
「おばさんぽい」
「意外にいけるかも?」
「顔色良くみえる」

みたいな、シンプルな直感を大事にしようと思いました。分析したり考えるのはその後でいい。

ちなみに人間って、色から危機感知したり、状態を察知したりする能力があるらしいです。

たとえばパーソナルカラーの「似合う」って、綺麗とか自然とか、健康そうにみえるとか、そういう話ですけど、それの元になってるのは人にもともと備わってる感覚だそうです。

だから、理論にガチガチにとらわれなくてもいいのかなって。特にしんどい時って、「なんか落ち着く」みたいなのが大事だったりしますし。

そしてこの「しんどい時そこそこマシ見えコーデ」があれば、これをアクセ足すとかヘアメイク盛るとかで底上げするだけで着心地いいのにお出かけもできる快適コーデになるはず……!!

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