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最悪

高校の時、「最悪」という言葉を使って怒られたことがある。
「最も悪いわけないだろう。そう簡単に最悪とか言うな。」
は?とその時は反射で思ったし、は???とじっくりその感触を熟成させた今でもそう思う。だって私の毎日は毎日最悪だ。朝全然起きたくないし、授業はほぼつまらないし、一緒に受けてくれる友達もそんなにいないし、なーんかずっと疲れてるし、まじでお金ない。あと私の財布には1500円しかない。それなのにマイナンバーカードをなぜか折ってしまって再発行に1000円かかる。え、最悪でしょ。スペイン語の中間テスト、57点だった。必修なのに。え?最悪だよな。好きな人も、妹も、親友も、自分もいつか死ぬらしい。え???なんなんこれ????

だけど私の毎日は最高でもある。これも本当。
山に行けるし、エクレア食べられるし、おばあちゃんからみかんも届くし、アマプラでドキュメンタル見られるし、三四郎のオールナイトニッポン聞ける。
きついきついきついしか考えられなかった急登の後山頂で飲んだぶどうジュース。うーん最高。ポストに届いている大好きな人からのハガキ。いや最高だね。チャイを飲みながら見るあちこちオードリー。ふふっ。

最悪最悪最悪最高最悪最高でもいいじゃん。「さいあく〜」という時は人生で、いや地球始まって以来の最も悪い瞬間だし、5秒後にはとんでもなく高い場所にいたりもするのさ!
もっと人生を面白がりたいです。とりあえず今はクライミングしたい。じゃあね。


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