大病院や管理者がしっかりしてる医院(高層ビルのフロアごと管理されている医療専門フロア)だと、
パニック障害の発作が起こった時とか、体調が極端に悪い時、車椅子を出してくれたり、バスタオルなどで横にさせてくれる準備をしてくれて、待てたりするんですけどね……

世の中の9割くらいの病院は、本当に困っている人、これほど医療制度が充実している日本であっても、取り残されてしまう人々を、ちっとも助けてくれないんですよね。

私の心身の事情、精神障害があってヘルプマークを常に着用していることを含め、病院に要望を入れたこともありますけど、
言ったところで、改善しようと何らかの策を講じることもしてくれない。

職場や学校といった、関わるのに健常であることが必要となっている場所なら、人間にある誰しもが抱えうる障害を受容しがたいのも、ある程度は理解できます。

しかし、具合が良くないから行くはずの病院ですよ？
バリアだらけの病院。正直、平静を装うのが耐え難いですよ。

不明瞭な会計、それでいて現金オンリーだったり、酷いところになると、電話で『こういった症状の初診で、診察にいくらかかりますか？』と訊いても、具体的な金額を患者に伝えることすらできなかったり。

できればキレたくないですよ。
人がキレてるところなんて、人の気持ちに敏感な私にとって、できれば遭いたくないですし……
根本的なところを話せば、キレるような原因を各々が想像をはたらかせて自覚して、それを放置しないで欲しい。

患者としてこれまでに経験したことは、医院と医師と薬局で責任のなすりつけ。患者にとっては、たらい回し。
過失を過失と認めず、『ごめんなさい』すら言えないような人間が、仕事をして報酬を得ているということ。

医療に関しては、他の分野領域より不満が出てきがちなところですけど、色々な職業の人間に、少なからず居ますよ。
私だったら、そんな仕事は、恥でしかなくてできないです。
稼ぐことに罪悪感を抱えながら、それを仕事とすることなんて。そんなの恥ですよ。
そんな世の中、絶望でしかないですよ。

だからこそ、恥ずかしくない丁寧な仕事がしたい。
易く報われないのが、苦しいところですけど。
そして、丁寧な仕事を感じ取る場面に出会えた時、すごく嬉しいと思えます。

タクシーの運転手さんが、すごく丁寧な運転と接客、車両のメンテナンスが行き届いていることを感じて、心地よかった時。
(パニック障害の発作で救急搬送された後の帰り道)

病院のスタッフに、ありがとうと言えないくらい辛くて苦しい時、車椅子や寝具を出してくれた時。

私の抱えている障害、今までにあった辛かったことを、体験したことがあってもなくても、理解しようと優しく訊いてくれて、寄り添ってくれること。

一方で、
丁寧な仕事が乱雑な仕事に負けてしまう場面に遭うと、
本質的な豊かさを求める私にとって、丁寧な仕事をしてくれているのに、
報われずに途絶えてしまうということが、本当に嫌な気持ちになります。

丁寧な仕事なほど報われないことは、丁寧な仕事に憧れるからこそ、丁寧な仕事をしようとするからこそ、より近いところで感じていて、この世の病的な闇と感じています。

私は、丁寧なこと、綺麗なことを絶対に忘れたくありません。
仕事の本質は、物事に対して丁寧に取り組み、妥協なく理想を創りあげていくこと。
また、その理想を日々改めて、更に磨いていくこと。
そのことに共感してくれる人々を、少しでも幸せにすること。

病的な病みに包まれた現代では、倫理観ある是正と蘇生が必要である。