元旦の発売開始から早くも100万本突破となったレモンサワースクワッドのマーケティングトレースです。皆さんはもう飲まれましたか？

#レモンサワーブームについて

ここ数年で一気に火がついた感のあるレモンサワーですが
実はすでに「第三次レサワブーム」なんだそうです。

■第一次レサワブーム：1980年頃に中目黒の大衆居酒屋で誕生。
”安くて酔えるお酒”として日本中に広がった。

■第二次レサワブーム：2017年〜2018頃
EXILEが「飲み会の公式ドリンクはレモンサワー」と公言したことで爆発的ヒット。
健康や美容目的でレモンサワーを注文する「レサワ女子」も急増
「おっさんやサラリーマンが飲むもの」というイメージも払拭。
SNSの浸透に伴い”インスタ映え”を意識した、見た目もおしゃれなレモンサワーも増え始めた。

そして、みなさまご存知のレモンサワーフェスティバルも2017年より開始されました！

■第三次レサワブーム：2019年
レモンサワーの販売規模が著しく拡大。
2019年１月〜8月期で前年比120%増の689億円を記録。

#レモンサワースクワッドが大ヒットしている理由

そもそも1本220円もする350ml缶がなんでこんなに売れるのか？という話ですが、仮説としては
・近年続くレモンサワーブームで消費者に受け入れられる下地が出来ていた
・EXILE公式レモンサワーというメジャー感
・限定感（ローソンだけで販売）
・元旦発売で丁度お酒を飲める時期とも重なっていた
・SNSで売切れ続出という情報が飢餓感を煽った
・近年の健康ブーム（糖質オフ商品のヒット）
　→ローソンであればブランパンのヒット事例もあり。

　などだと思います。

以下twitterでの売切れ＆飢餓ツイート

#レモンサワースクワッドの顧客分析

ローソンの会員カード分析によると

■発売初日の客層：ローソンで過去１ヶ月アルコールを購入していない客が５割ほど
■販売構成比の４%がケース売りを占めていた。（通常コンビニではアルコールのケース売りはしていない）
■発売初週女性客の比率は７割。リピート率が高く翌週以降も女性比率が６割強を維持。
■クロスセルも特徴的：本商品は「カルピスウォーター」「コーラ」などと一緒に買われている。またデザートと一緒に購入するお客もいるとのこと

#私が商品開発担当者だったら

会員カード分析によると
普段お酒を購入していない「新規女性客」からの購入ということで
他の商品からの乗換えではなく単純に店舗にとってプラスの売上に繋がっていると言える。

王道ですが
・レモンサワースクワッドと一緒に食べることが出来る
健康志向の商品の販売。まちの健康ステーションローソンだからこそ販売できる健康志向のおつまみを是非開発したい。
某ビール会社ではないですが都道府県の名産物をレモンサワーにあう様にアレンジしてかつヘルシーにする。
・新味投入！せっかくなので女性のご要望を聞き入れた新味も投入してみるなど。
・男性用に500ml缶投入。もちろん私も飲んでみましたが飲みやすいので1本では到底足りません。しかし2本はちょっと贅沢かもしれないし、、そんな罪悪感を払拭する為にも1本300円〜350円ぐらいで販売してくれるとありがたいです。

以上、まだまだ分析したりないですが
速報として公開させていただきます。

最後まで読んでいただきましたありがとうございました！

今日も買って帰ろうかなー