2021年ベスト10行くぞ〜〜〜❗️❗️❗️❗️❗️
気づけばもう年の瀬。
皆さま今年はどんな一年になりましたか?
私は就活に卒論にと大学4年生を必死に生きた一年でした。コロナも落ち着きを見せたかと思えば、また姿を変えて広まってきてますね。いや〜記憶が濃いようで薄い一年でした。(何ポジ?)
そんな中、ヲタ活が趣味でありながら精神の拠り所にもなっていました。でも推しには絶対に会えないからもどかしかったり悲しかったり。
遠い場所にいる分、ゴルチャが伝えようとしてることをより必死に汲み取ろうとした一年でもありました。
「今年はどんな一年でしたか?」ってこの時期になるとよく見る質問ですが一言では語り尽くせないですよね。無理だよこの質問答えるの!
とは言え最初に皆さんに投げかけてしまったので今特大ブーメランが突き刺さって頭から血を流しています。
皆さんがこれを読みながらぼんやりとでも一年を振り返ってくれたらな〜と思います。
年末くらいしかこんな話できないのでご愛嬌ということで!前書きはこの辺にしておきます。
さあ、今回は!題名の通り!
「2021年超個人的ベスト10発表の会〜‼️‼️」
です。
私の愛しき相互であるそるちゃんと「それぞれ今年のまとめとしてベスト10の記事出しましょう!!!!!」となったので肩脱臼するくらい腕振り回しながら意気揚々と書きます。
今回はあえて目次を作らず、読み進めながら楽しめる形式にしようと思います。そして、今回出てくる曲は全て2021年リリースのものです。
というのも、実は今年ハマった曲が割と2021年以前リリースの曲が多く、その中から選ぼうとするとあまりにキリがなかったからです。
ネタバレ防止ということで一番最後にプレイリストを貼り付けていますが、そこには「2021年に好んで聴いていた曲」として2021年以前リリースの曲も含まれています。
欲張ドゥニス(よくば・ドゥニス)はプレイリストに先回りして聴きながら読んでください。(しかしスクロールする気が失せるほどの文量)
実は今回のプレイリストは備忘録としてまとめておきたいなと11月あたりから個人的にコツコツと作ってたんです。それが活きて嬉しい限りです!
あともう一つ!(長いよ)
今回はあくまでベストソング10選を略してベスト10ということで、ランキング化はせずにひたすら10曲紹介していきます。
最後に今年聴いて良かったアルバムの話もちょっとしますね!
では!まくらの2021年ベスト(ソング)10(選)!!
いきましょう〜!
Wake Up(feat. CODE KUNST) / Gaeko, Ourealgoat, SINCE, アンビョンウン, Tabber, チョグァンイル
つい先日最終回を迎えた韓国最大級のヒップホップサバイバル番組SHOW ME THE MONEY10(通称ショミド10)。
その5次予選、音源ミッションでチームココ(プロデューサー Gaeko&CODE KUNST)が披露した一曲です。
この曲に出会えただけで今年生きた意味があった。そう思わせてくれた一曲です。2021年の曲!というよりはもう人生曲!とまで言えます。
何から話せば良いものか分からないくらいこの曲が好きなのですが、私が特に好きなのは
という導入部分。
少し訳者(アタシ)の拡大解釈が混じってますが「僕は壊れることなんか怖くない」って歌ってくれるの…何かこう…救われませんか…?(塵ほどの語彙力)
これに続くサビの歌詞もありえないほど良くて
と歌ってくれるんです。
この曲は「歌に救われる」という感覚を身に染みて感じさせてくれた曲でした。
この「僕らは無から有」という歌詞の通り、この後ラッパーたちの「無」の部分にあたる辛い過去の実体験に沿った歌詞が続きます。
ここからはとんでもなく自己解釈で申し訳ないのですが、芸能界という華やかな世界ともなるとその「無」にあたる経験が「無駄」だと揶揄されてしまったり、光が全く当たらないまま消えていくという意味で「無」になってしまったりすることがやはりどうしても起こると思うんです。
でも彼らはこの歌を通して「『無』は僕たちにとって『無』じゃなくて『有』るべき経験だった」と伝えてくれているんです。
ステージ動画を観ていただけると分かるんですけど、各々が辛い過去を歌詞にしているはずなのに笑顔で楽しそうに歌ってるんですよ。
「自分たちはこの過去を抱えてこれから前を向いて生きていく」と言ってるようで胸に迫るものがあります。
そして歌以外の部分でも自分たちのメッセージを伝えようとしているのが強く伝わってきます。こういうステージでは珍しい、群像劇を感じさせるような演出ですよね。
実際に私はこのステージを初めて観た時号泣しました。というか何回も観て何回も号泣しました。
(ショミド10自体を1話から観て各々のバックグラウンドやチームの雰囲気が分かっていたことももちろんあるけど!)
またこの5人のラッパーたちが五種五様でそれぞれのハッキリした色を持っていて、それがしっかりと引き出されています。それなのにその色が「個の魅力」として映えてなおかつ見事に調和が取れているんです。チームってこういうことよね…
自分自身、華やかな世界にいるアイドルを応援しているヲタクだということもあるし、22年も生きていれば自身や周りに起こる出来事に対して色んなことを考えるようになるので、沢山の意味でこの曲に出会って救われたと感じました。とてもとても大切な曲です。本当はこれ紹介して終わっても良いくらい。(大嘘)
ステージの方には参加していませんが、音源の方にはプロデューサーであるGaekoさんが自らリリックを書いて1ラッパーとして参加しています。
Gaekoさんも一緒に歌っている番組制作MVがあるので、ぜひこちらもご覧ください!
こっちは雰囲気がより打ち解けててより最高なんだ(泣)
ショミドを観てない方からしたら私の説明足らずで何のこっちゃと思ったかもしれませんが、何とかこの曲だけでも聴いてほしいというのが私の気持ちです。
チームココ最高、ありがとう(泣)(泣)
안아줄게(Burn it) / Golden Child
当たり前のようにゴルチャを滑り込ませます。
ただしMVは鬼長くパフォーマンスに集中できないので音楽番組を載せます(ウリムに殴られる音)(もちろんMVも最高ですけどね⁉️)。
今年アルバムを2個リリース(リパケも含めると3個)し、沢山の曲を世に送り出したゴルチャ。
その中で私は今回アナジュルケを選びました。
このアナジュルケをタイトルとする5th mini album「YES.」がリリースされたのは今年1月。それから何とこの一年ずーっと、私がよく聴いた曲ランキングでアナジュルケが1位に君臨していました。
(Apple music会員以外の方は何のこっちゃと思われるかもしれないのでスクショ貼っときますね)
アナジュルケは本人たちも「新しい姿を見せた」と口を揃えたほど、音楽のジャンル、コンセプト、振付、MVの質感、ヘアメイクなどなどあらゆる点から「新しいGoldenChild」が見られた曲でした。
音楽のジャンルはレゲトンスタイル(本人たちは「ムーンバートン」という言葉を使ってました)。どうやらこれは世界的なトレンドらしく、海外のK-POPヲタクにかなり刺さってた印象がありました。(私自身音楽用語はあまり詳しくないのですがジャンル諸々フォロワーさんに教えていただきました🙇♀️🙇♀️)
この後、8月にリリースした「Ra Pam Pam」もレゲトンらしく、こちらも海外でかなり評価され、ビルボードチャート(ワールドデジタルソングセールスチャート)にランクインしました。
これはゴルチャ初の快挙でした。
今年のゴルチャは海外で評価された一年でしたね。世界のトレンドを理解してK-POPに上手く昇華された楽曲を持ってくるウリムのA&Rには信頼しかありません。ファンの贔屓目抜いても楽曲が純粋にメチャクチャ良い…ありがとうウリム…
少し横道に逸れてしまいましたが、アナジュルケについてもっと話します。
アナジュルケの一番好きな場所として私がよく挙げているのがジュチャンの歌い出しです。
私がジュチャンのことをよく「感性的ボーカル」と表現するのですが、このフレーズはその繊細な感情表現が光った部分だと思います。
ジュチャンの美しいハスキーボイスとか細くも芯のある歌い方が相乗効果となって心に刺さってくるんです。
ここをジュチャンのパートにした13さんの采配には本当に頭が上がりません。
そして振付はK-POPヲタクなら誰でも聴いたことがあるチェヨンジュン先生。SEVENTEENの楽曲やPD48のRumorなど、男女問わず線の美しい精密度が高い振付を作る韓国随一のコレオグラファーです。
ヨンジュン先生とタッグを組むのはアナジュルケが初めてでしたが、本人たちもかなり苦労したそうで、その苦労の様子がVLOGに収められています。
(6:53~ ジュチャン&ワイさんが生歌込みの振付練習をしている様子が出ています)
(アナジュルケ練習室VLOGです)
ここまでハードな振付をこなしながらとんでもない生歌を披露するので、私にとってアナジュルケはゴルチャの能力値の高さとそれを維持・発展させるための努力を強く感じた楽曲でした。
そしてアナジュルケは三部作で取り組んで来た「自分探しの中で生まれる悲壮感や切迫感」とは違う、「相手に向けた愛の中に垣間見える悲壮感や憂い」がまた良くて、良いというより美しくて!
とても好んで聴いていました。
まさに私の2021年を象徴する一曲だと自信を持って言えます。ゴルチャの歴代タイトル曲の中でも今のところアナジュルケが一番お気に入りです。
以前どこかで言ったことがあるのですが、イントロの「YES.」からアナジュルケを流して聴くと世界観が際立ってジュチャンの歌い出しがより映えるので流しで聴いたことない方は是非……!!
Fire / Ciipher
当方K-POPを追いかけてはや11年になるのですが(怖)、ここ数年はよほど興味がない限り知名度関係なく新しいものを敏感に追っていませんでした。
そんな中、プエクの時に推しまでは行かずとも結構好きだったムンヒョンビンがピの事務所からデビューするとの知らせを受けて、「よし、このグループは曲だけでも聴いてみよう!」と思ったのがCiipherでした。
そんな軽い気持ちで聴いてみたら思いがけず!!!!!!!!曲が良い!!!!!!!!!
さらに驚いたのはメンバーがプロデューシング、ディレクティングまで携わっているということ。しかもそれができるメンバーが何人もいる。
実際に今回紹介する「Fire」は日本人メンバーのケイタくん、ラッパーのウォンくん、テグくん(何とCiipherにもラッパーのテグくんがいるんです)が作詞作曲編曲を務めています。新人でそんなことやってのけるってどういうこと…。
(こちらは2nd mini albumではありますが実際のレコーディングの風景です。曲ごとに交代しながらメンバーが直接ディレクティングしてるのが凄いので是非観てください!)
さて本題へと入りますが、今回紹介する「Fire」はデビューアルバム「I Like You」の中に収録されているアルバム曲です。
この「Fire」を聴いた時、私はかなり衝撃でした。「エッ、デビューアルバムでこんなクオリティ高いアルバム曲入れちゃうの?!しかもメンバープロデュース?!?!」マジでそう思いました。
アップテンポでキャッチーな楽曲というわけではなく、どちらかというとミディアムテンポで「君は僕に火をつけるんだ」とゆったり愛を伝える楽曲。
このパートが導入から終わりまで何回も出てくるいわばキーパートなのですが、20歳にも満たない少年たちがこんなオシャレなのに微塵もクサくない真っ直ぐな愛を歌詞として書いてしまうなんて…という意味でだいぶやられました。
Ciipherはアップテンポの曲も多くあるのですが、私はどちらかというとこのくらいのミディアムテンポな曲の方が得意分野なんじゃないかな〜と思っています。
今回はバランス上紹介できないけど2ndに収録されてる「Moon Night」もマジで素敵だし…(もちろんプレイリストには入れてます🌟)
プロデューシングの話ばかりしてしまいましたが、能力面で話すと全員がとても魅力的な声を持っています。個人的に一番刺さってるのは宝石箱出身のドファンくん。宝石箱を微塵も観ていなかったので最初03ボーイがあの声を出してると知った時目玉が飛び出ました。大人っぽいグルービーな歌声です。
音源を聴くたびに凄い人材かき集めてるな〜と思います。新人なのに良い意味で妙な落ち着きがあってなかなかクセになります。
何はともあれ、Ciipherは個人的に2021年デビュー組で今後が一番楽しみなグループです!
今回プレイリストにはCiipherの曲を3曲入れてるので、是非チェックしてみてください!
Next Level / aespa
「2021年を代表するK-POP」と言っても全く過言ではないaespaのNext Level。音源チャートを総なめにしていましたね。私もしっかりハマっていました。
こちらのNext Level、映画「ワイルド・スピード スピードコンボ」の主題歌であるA$ton Wyldの「Next Level」をリメイクしたものだということをご存知の方も多いのではないでしょうか。
洋楽リメイクだからなのか、他のヨジャドルと一線を画した世界観(まあKWANGYAのことですけど)を上手く表現してます。Black Mambaから既に他とは違うオーラが漂っていましたが、Next Levelで完全に差別化したと言えます。
f(x)のHot Summerなんかもそうですが、SMは意外と洋楽リメイクの曲がちらほらリリースされており、実はお家芸(?)っちゃお家芸なんです。
毎回「どこから持ってきたの?!」と言わんばかりの選曲かつSMスタイルに上手く落とし込んでいるからこそ聴いてて違和感がないんですよね。
私が今年Next Levelをメチャクチャ聴きまくっていたのも、SMスタイルのリメイクが刺さりまくったからです。
というのも、aespaの楽曲を手がけているのは、長年SMを支え今もなお名曲を生み出し続けているユヨンジン大先生。その代表曲はあまりに多すぎて並べられませんが、少女時代の「Genie」や東方神起の「Mirotic」なんかは当に代表曲そのものです。
そんなユヨンジンがリメイクしたNext Levelは、SMの曲を長年聴いてきたヲタクからしたら「いやこんなの誰が聴いてもSMエンターテイメントの曲やないですか!!!!!!(声デカ)」になります。
特に感じるのはやっぱりnaevis, callingから始まるオリジナルブリッジですね。ここがもう、個人的に「ユヨンジン大暴れパート」と呼んでいます。後ろで流れてる音がSMすぎる。
そしてず〜っと思ってるんだけどウィンターの歌い方と声からすごくティファニーを感じる。滑らかなのにパワフルな張りがある歌声。がなり(?)の入れ方も!
そして、Next Levelは大量の振付案からまさに「良いとこどり」しまくった振付構成になっており、その中でもサビの腕をㄷの形にしたダンスはかなり話題になりましたよね。
世界観の異質さと大衆性を兼ね備えるその絶妙なラインをいくのが上手だなぁと感じます。
aespaは大手事務所の凄みを詰め込んだグループだと強く感じるので思わず目が離せなくなる存在ですね。これからもどんな曲を出してくるのか楽しみです!
Is this bad b****** number?(feat. Bibi,イ・ヨンジ) / チョン・ソヨン
ガールズグループ(G)I-DLEをプロデューサー、リーダーとして率いるチョンソヨン。彼女が8月にリリースしたEP「Windy」の中からIs this b****** numberをピックアップします。
題名から感じ取れますが、歌番組では絶対に聴けない歌です。
「これだけの才能に溢れた私たちがどれだけ羨ましくてもここには来れないでしょ?」
と言わんばかりに煽りを効かせた歌詞でまくし立てる3人が至高です。
いわゆるアンダーグラウンドな放送禁止用語が出てくる歌ではありますが、強い女になれる特効薬のような歌なのでメチャクチャ聴き漁ってました。歩きながら聴いたら長(おさ)になれます(?)
この曲を紹介するにあたって、最初に貼り付けた動画の視聴を心からおすすめします!!!
Dingo Freestyleがアップしたライブクリップなのですが、電話ボックスを模したシンプルなセット、3人がマイク1本片手にパフォーマンスするのが本当にかっこよくて痺れます。
私自身、このクリップを見てよりハマったので是非見ていただきたいです…!
ソヨンは可愛らしくもセクシーな一度聴いたら離れない声、イヨンジはパワフルなセクシーさを持つ声と聴く人を圧倒させるラップセンス、Bibiはハスキーで耳にねっとり絡むようなセクシーさを持つ声。
各々のセクシーが綺麗に調和していて、人選・パート分け共に実に巧妙です。こんなハイレベルな若い人材が沢山いるなら韓国音楽界の未来は明るいわ…。
このIs this bad b****** numberが収録されているWindyは、「アイドルのソロアルバム」というよりは「アーティスト:チョンソヨンの才能を誇示したアルバム」だと感じます。個人的に今年の夏はこれが一番傑作でした(勿論ゴルチャは抜きで考えて…)。
ソヨンにはこれからもアイドルの枠を超えた音楽活動をガシガシやってほしいです。間違いなくアイドル界一の才能を持ったアーティストでしょう。
Night Train / Milena
R&B歌手であるColdeさんが代表を務めるレーベル、Wavyへ10月に加入したアーティストMilenaさん。彼女が加入後初めてリリースした曲がこちらの「Night Train」です。
trainと言っても電車というよりは列車をイメージするようなオシャレなトラックです。またMilenaさんの声が大人の女性の色気を詰め込んだ良い声なんですよね…JUJUと椎名林檎の良いところを煮詰めた感じ…
曲の世界観がレイトン教授のサントラっぽくて、実際にゲームをやっていた身なのでグサグサ趣向に刺さります。
MVもあるのですが、今回はWavy公式がアップロードしたライブクリップを貼りました。最初ヴァイオリンを弾くMilenaさんの姿が映り、弾き終わった後にヴォーカリストへと華麗な転身を遂げる構成が美しくてお気に入りです。
また、全編モノクロで、歌詞が小さく下に出ているのも曲の世界観を上手く反映していて素敵なんですよ…
Wavyはアートディレクティングにもかなり力を入れていて、アルバムジャケットやライブクリップの世界観が毎回唸ってしまうほど素晴らしいです。
(Wavyのグラフィックデザイナーhonnoさんのインスタから過去作品を探れますので興味がある方は是非…!)
MilenaさんはNight Trainの後にも、Wavy合流前にSoundCloudで公開していた「Letter」という曲をリリースしました。こちらは温かみがあって心が落ち着く曲です。
MilenaさんのSoundCloudアカウントはこちらです。Letterの原音源もあります!
まだ合流したばかりということで素性が謎に包まれていますが、その分これからどんな姿を見せてくれるのかとても楽しみなアーティストです。
Wavyの審美眼侮るなかれ…
Colde / The Museum
先ほどのMilenaさんの紹介でチラッとだけ言及したColdeさん。私が韓国R&B界で一番好きなアーティストです。
そんなColdeさんが1月にリリースしたミニアルバム、「理想主義(Idealism)」のタイトル曲である「The museum」も今年沢山聴いた曲でした。
美術館での運命的な出会いを歌った曲です。最初にサビの歌詞を載せたのですが、出会いの描写がとてもロマンチックで素敵じゃないですか…?
Coldeさん自身、eyesmagでのインタビューで
と語っていました。
それぞれの美術館に対しての解釈を崩さないように、美術館を特別な空間として描かれた歌詞が素敵なんです。「もう出ていかなきゃ、美術館から」と締めくくるフレーズも本当にオシャレ……
「君」と「僕」という二人にぐっとフォーカスが寄る雑踏の音も見事に曲の一部になっていて、音の使い方も上手だな…と感じます。
美術館を舞台にした曲って今までありそうでなかったですよね。
私自身、Coldeさんの芸術性溢れる歌詞と、それを一気に3Dにして色づける声やトラックセンスが本当に好きなんです。私にとってR&Bは「色気を感じるジャンル」なので、その象徴とも言えるColdeさんは最高のアーティストです。
今回の曲が刺さった方は是非他の曲も聴いていただきたいですし、数多のライブクリップも見てほしいです!
Reset(feat. Gaeko, Kid Milli & CODE KUNST) / SINCE, Tabber
またもやショミド10からのノミネート(?)。そしてまたもやチームココ。本選一次ステージでSINCEとTabberが披露したResetです。
「どうしても時間を戻して消してしまいたいほどの苦しい時間は自分の中でリセットして、また新しく始めよう」というメッセージが込められた曲です。
しっかりラップを見せながら、二人のボーカルの実力が感じられる構成になっていて、ヒップホップにあまり免疫がない方でも聴きやすい曲だと思います。もちろん二人だけじゃなくてGaekoさんのボーカルも最高だし、Kid Milliのラップも何だか都会的でオシャレだから耳馴染みが良い…
SINCEは最終的に準優勝するほど、安定して突出した実力を見せられるラッパーでした。それに対してTabberはラッパーというよりはシンガーに近く、アーティストとしての才能そのものを評価されて勝ち上がった実力者でした。
そんな二人が醸し出す独特の雰囲気は、都会に飲み込まれる若者を上手く表現しているなと感じます。その雰囲気が、CODE KUNSTが作る夜の冴えた空気を感じさせる厚みのあるトラックと上手く噛み合っています。
チームココが好きな理由の一つとして、「ステージ衣装の魅力的なドレスコード」があります。Wake upの時は、ファッションセンスの高さでも有名なCODE KUNST家で衣装を選ぶ様子も公開されており、かなりこだわりを持たれていました。
Resetでもデニムを基調としたブルーのストリートファッションで統一されていて、何かもう、本当にオシャレですよね…(語彙力がない)
また、Resetではチームココの脱落したメンバーを感じさせる振付が散りばめられていたり、先ほどのWake upでも言及した群像劇っぽい振付が垣間見えたりしてステージとしても見ごたえがあります。最後二人が背中を合わせて歌うところとかたまりませんね。
最後に一つだけ、Tabberの上ハモは至高。
以上です。
Beautiful Beautiful / ONF
先日韓国人メンバー5人の同伴入隊を果たしたONF。グループとしては少し休息期間に入った彼らですが、彼らが2021年にリリースした曲は彩豊かな宝庫でした。
その中でも、2月にリリースしたアルバム「ONF: MY NAME」よりタイトル曲の「Beautiful Beautiful」をピックアップします。
最初に紹介したWake upで「歌に救われる」という表現をしましたが、この歌もまさしくその表現が似合う曲です。
こんなに美しく明るい歌詞をアイドルが歌ってくれるなんて……良い時代になった…
朝早くからバイトがある日にこの曲を聴いたら、重い気持ちが爽やかになって「俺は美しいから(?)今日も頑張ろう!」と力がみなぎります。雲間から陽の光が差すような感じ。
ONFのMVはCGがよく作り込まれていることでも有名ですが、Beautiful Beautifulはゲームの世界観に飛び込んだような鮮やかな世界観で厨二心をなかなかにくすぐります。まさしく映像美。
ていうか本当にどこからどこまでがCGなのか分からない…
ONFは練習生期間が長いメンバーしかいないので各々がかなりの実力を持ち合わせているのですが、その実力が光るのが生歌に焦点を絞ったコンテンツだと思います。
ぜひぜひこの辺を見てってください…!
この曲絶対に生歌が容易じゃないことは素人が音源一回聴いただけでも分かるんですけど、それでいてこのクオリティで歌うか…になるので…!!
私はヒョジンくんの歌声が一番好きなのですが、類を見ない素晴らしい歌声ですよね。漫画の主人公の歌い方してやがる(?)。
そんなBeautiful Beautifulに呼応するようにリリースされたリパッケージのタイトル曲「Ugly Dance」も聴けば聴くほどクセになるスルメ曲です。
Beautiful Beautifulのフレーズを入れている部分もあり、まさしく「Beautiful Beautifulのリパケ曲です」とアピールにアピールを重ねた曲なんです。
リパケアルバムを出しているアイドルは沢山いますが、ここまで正規タイトルと呼応させた作りにした曲って意外とありそうでなかったので私にとっては新鮮で面白かったです。
ONFの「ファンヒョンさん(作曲家)との信頼関係が音楽を聴くだけで伝わるところ」が本当に好きなので、復帰後の活動を今からでも楽しみにしています。
休息期間中、日本人メンバーのUくんがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね!
I Sing(lalala) / 公園少女
(公式オーディオがなかった…!悲しい…)
CLCがほぼ解散状態となった今、唯一カムバを楽しみにしているヨジャグルともいえる公園少女。
メンバーのソソの休養期間を経て、約一年ぶりに完全体でリリースしたEP「THE OTHER SIDE OF THE MOON」の中に収録されている「I sing(lalala)」はかなりお気に入りの曲でした。
公園少女はデビュー以来可愛らしくも美しい幻想的な世界観を守り続けていて、中小事務所の割には曲も衣装も毎回クオリティが高く、刺さる人は沢山いるのではないかなと個人的にずっと思ってます。
今回なぜI sing(lalala)を紹介するかというと、今まで聴いたヨジャドルのR&B調の曲で一番好きだからです。もうそれだけ。初めて聴いた時ブッ刺さりました。
こんな曲を歌えるヨジャドルもいるんだぞ!と声を大にして外に教えたいので今回この曲を選びました。
これを作曲しているのは自身もR&B歌手であるNody cikaさん。R&Bをゴリ漁りしてた時代にNody cikaさんの「Oh Love」という曲を聴いていたので、「なるほど〜世界観が似てる人を上手く選んで引き連れてきたな〜」と感心しました。
(どうせなら聴いてってや〜❗️)
そしてこの曲、KBSの歌謡審議でアウトを食らっているのですが、その理由が日本人メンバーミヤたまの日本語ラップが入っているからなんです。
放送に乗らずともこんなに良い曲に日本語ラップを入れてくれたのは本当にTHE WAVE MUSIC(何度も変わっている事務所の名前)に感謝です。
またその日本語が入っているラップパートが
という歌詞なのですが、この歌詞の中に「平気なフリして歌歌えど」っていう日本語のフレーズを入れるのが何だか文学的(というか古典的?)で素敵ですよね…。
このフレーズを持ってきたのがミヤたまなのかは定かではありませんが、何にせよセンスが素晴らしい…
そして公園少女ちゃんのボーカルラインは本当に声が綺麗な子たちなのでR&Bも上手に歌いこなしています。
今回は紹介していませんが、タイトルの「Like it Hot」もサビでシックに決める転調がクセになる曲なので音楽番組のパフォーマンスを確認してみてください。
公園少女、アルバムが全部名作だからぜひ聴いてくれ…どうか…一番おすすめは2ndEPの「THE PARK IN THE NIGHT part two」です…!
ソソが安定した活動を送れるまでゆっくり休んで、また完全体で素敵な曲をリリースしてくれたら嬉しいな!
というわけで2021年ベスト(ソング)10(選)を紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。
ここからは、少し番外編ということで(まだ続くの?)(まだ続くよ)今年聴いて良かったアルバムをベラベラと話していきます。
今年聴いて良かったアルバム!
というわけで話していきますが、曲の段階で存分に話しまくったのでここは軽く紹介する程度にしたいと思います。
そして、個人的に「アルバムが良いな」と感じる時は、収録曲をシャッフルで個々の曲として聴くよりもアルバムとして通して聴いた方が良いなと思える時です。もちろん収録曲が全部良い!って場合もあるけど前者の方が圧倒的です。
今回は、今年Apple Musicのライブラリに保存したお気に入りのアルバムを紹介していきます。
前もって言っておきますが、ゴルチャは私にとって殿堂入りのような存在なので今回は紹介しません。予めご了承ください。
では、行くぞ〜〜!!
Windy - EP / チョン・ソヨン
ベストソングでもあげましたが、個人的に今年一の傑作アルバムです。夏を感じるアルバムかと思いきやソヨンの才能を感じるアルバムでした…(上手いこと言った風にするんじゃないよ❗️)
BAD LOVE / KEY
SHINeeのメンバー、Keyくんのソロとしての1stミニアルバム。こちらもソヨン同様、アーティストKeyの才能を魅せたアルバムでした。それでいて人間キムキボムの側面を見せるようなアルバムでもあり、やっぱりSHINeeはK-POPの模範生だなと強く感じました。
Voyager / Sic Sic Sic
以前別の記事でも紹介したことがあるSic Sic Sic(「シックス」と読むらしいです)さんのアルバム。久しぶりに邦楽をちゃんと聴いた。オルタナティブなLo-fiヒップホップが詰め込まれたアルバム。また次のアルバムをリリース予定だそうなのでかなり楽しみ!
VIOLINIST2 / Leellamarz
こちらはリリースされたばかりのものですが、これぞ「通しで聴くアルバム」。音楽ホールで演奏会を聴いているような気持ちになれます。ヒップホップからR&B調の曲まで、色々な表情を持った曲が収録されたアルバムです。ぜひ一回通しで聴いてほしい。感動すると思います。
Goosebumps / ONF
こちらもリリースされたばかりなのでかなり滑り込みですが、「ONFとファンヒョンさんの信頼関係」が詰まったアルバムです。全てが良曲。休息期間前にこんなに素晴らしいアルバムを残してくれてありがとうONF…。お兄さんたちどうか健康で帰ってきてください。
というわけで!!!
本当に本当に終わりです。紹介できなかった曲ありえないほどあるし今から貼るプレイリスト以外にも好きだった曲は沢山あります。
2021年はショミドにハマったこともあり2020年よりもっと自分の音楽の幅を広げられた一年でした。今年は豊作だった…(毎年言ってる)
来年はもっと洋楽とか邦楽とかにも手をつけたいな〜
最後に今回紹介した曲をはじめとした私の2021年を詰め込んだプレイリストを貼っておきます。
聴いてくれたらとっても喜びます〜🎶
というわけで!!!私の2021年終わり!!
2022年も沢山素敵な曲に出会えますように!!!
よいお年を〜〜❣️㊗️
オレドコセンマナッスムニダ🐶🤍
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