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虹の色は七色であると決めた人物🌈

幸運の象徴でもある『虹』。

先週は雨続きで、心が少しナーバスな日が続きました。

そんな私の心を晴らしてくれたのが、雨上がりにかかっていた『虹』です。

虹が七色に見えるのは、

「水滴中を通った太陽光が、七色に分解されているから」

光は、媒質を出て、他の媒質へ進むとき、進行方向が変わり、折れ曲がります。この光の屈折によって、人間の目には、虹の色が分離して見えているんです。

<媒質(ばいしつ)とは?>
力や波動の振動を伝える物質。例えば、私たちが耳にする音や声にとっての媒質は空気。かつて、光を伝える媒質は、エーテルと呼ばれるものが仮定されていたが、現在では、空間自体が光の媒質であるとされている。

太陽光はまず、屈折しながら、大気中にある無数の水滴内へと入っていき、その中で分散し、七色に分かれます。そして、色ごとに屈折しながら反射していきます。

その後、再度水滴の表面へと出ていくことで、虹が現れるんです。

しかし、実際に虹を見てみると、色がはっきりと分かれているわけではなく、その境界は非常に曖昧です。

虹が、『六色』や『五色』とする国もあるほど、色の数は厳密には決まっていません。

日本で主流となっている「虹は七色である」とする説。

この説の起源は、イギリスの物理学者ニュートンの時代にあります。


ニュートンは、『万有引力の法則』など力学の研究で有名ですが、実は、光学の研究者としても有名な人物。

分光学を研究している間に、

「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 ⇒ ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」

このように、光の色を音階に準えて、虹の色を七色と決めたそうです。

ニュートンが発表するまで、虹は『三色』または『五色』であると考えられていました。

→ 三色:赤・緑・青
→ 五色:赤・黄・緑・青・紫

ニュートンは、五色の、紫と青の間、黄と赤の間、それぞれに中間色『藍色』と『橙色』を入れて、虹は七色であるとしたんです。

→ 七色:赤・橙・黄・緑・青・藍・紫

なぜ、ニュートンは、音楽と科学を結びつけて考えたのでしょうか?


ニュートンが活躍していた、300年前のヨーロッパでは、音楽が学問の一つでした。そのため、音楽と自然現象を結び付けることが大事なことであるとされていたんです。

ニュートンは、『7』という数が、宇宙において重要な意義を持つ数字であると信じていました。

そのため、主要な色を、音階の数として広く知られている『7』という数字と対応させたのではないかと言われています。


ちなみに、鳥の目は紫外線を見ることができ、人間よりも広い視界を持っているため、計算上、虹が九色以上で見えていると考えられています。

鳥の視覚が具現化できれば、実際の虹の色の数が判明します。

その時には、虹に新たな色が追加されるかもしれませんね😌

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