自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことを『明晰夢（めいせきむ）』といいます。

明晰夢は、誰でも見ることが可能です。

まず、夢の中で、見ている世界が夢であると自覚してください。

とにかく疑うことが大事です。

夢の中で、頭を軽く叩いてみたり、腕をつねってみたり。

明晰夢であると気付いた瞬間、空を飛べるようになったり、壁を貫通できるようになったり、現実世界では出来なかったことが出来るようになります。

自由自在に世界を変えられるんです。

しかし、見ている世界が明晰夢であると自覚し始めると、寝ている部屋の微かな空気や音、ベッドの感覚なども同時に目覚め始めてしまいます。

そのため、明晰夢を見ることができるのは、最大で1分程度と短い時間であると言われています。

夢の世界は、皆さんの独創的なアイデアが溢れている場所。

そうしたアイデアを現実に持ち帰ることを可能にする技術が現在、開発されています。

その技術は、『筋電図』を利用したもの。

人の体は、筋肉が縮むと、そこから電気的なシグナルが発生します。

筋電図は、このシグナルを検出する装置で、眼球の動きや寝言など、夢を見ているときの体の動きを調べるために使われています。

この技術を使った実験が、アメリカで行われました。

音楽アプリと連動させ、筋肉の動きで演奏できるようにしたうえで、「夢の中で、クイーンの『We Will Rock You』は演奏できるのか？」というユニークな実験です。

この実験で、明晰夢を見ていたことが確認されたのは、7名。

そのうち6名の被験者が、眠りながら『We Will Rock You』のリズムを演奏することに成功したそうです。

音楽家などクリエイティブな職業の人たちに大きなインパクトを与える技術となりました。

明晰夢は、これまでの研究で、『レム睡眠（急速眼球運動睡眠）』と大きく関わっていることが分かっています。

人は明晰夢を見ているとき、

「脳内の前頭前皮質・楔前部・後頭側頭皮質・楔部・頭頂小葉などが活発になる」

将来的には、人間の潜在能力を活用することで、

「人工知能に対抗できるようになる」

とも言われています。

人間には、表に出ていない独創的な可能性があり、それらは潜在意識の中に隠されています。

その秘めた可能性を明晰夢から現実世界に転送できる時代が、すぐそこまで来ているのかもしれませんね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈