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緊張を解くための最も効果的でポジティブな方法


先日、ある人から
「プレゼンの際、緊張しないようにするにはどうしたらいいか」
と質問を受けた。 
 
 

その場にいたメンバーの多くからは
「準備に時間をかけることで解決する」
「緊張するのが当たり前」
「シミュレーション」
「緊張しなくなったら逆に終わり」
などと意見が出たのだが、
今日その点について新たな気づきがあったので記録しておきたいと思う。
 

かく言う私もよく緊張するタイプだ。 
 

実は今日、ある有識者会議に参加していた。
私を除けばそうそうたる面子で、
私がその場に呼んでいただけたことが奇跡のような場である。
しかし発言した際、最初の1言を発したあたりで
私はすっかり緊張しなくなっていた。
 
 

それはなぜなのか。
ふと夜に運転しながら考えていると理由が見えてきた。
聞き手が完全に受け入れ体制なのだ。
同意するでもなく批判するでもなく、
ただ真剣に
「あなたの話を聞いていますよ」
と思っている様子が全身から伝わってくる。
そんなメンバーの集まりだった。
 
 

誰かと会った時、一瞬で緊張が解ける人。
どんなに過ごしても緊張が解けない人がいる。
 

その理由は様々だが、
その一つに相手の受け入れ態勢があるのではないかと感じる。
 

面談セールスの際、私が
まず最初にやることはアイスブレイクだ。
心から
「あなたの話を聞いていますよ。受け入れますよ。」
の感情になる。なりきる。
それは表情や仕草、話しすスピードや声のトーン、間合いに表れ、
気づいた相手は少しの後にリラックスして話出してくれる。
 

つまりだ。
緊張がとけないのは性格、準備不足、
実践回数が少ないからだけでなく、
相手の感情が原因になっていることもあるのではないかと考えたのだ。
 

今後、どうしても緊張がとけない時は
相手も同じだけ緊張しているか、
もしくは何か意図を持ってあなたを緊張させているのかもと考えて良いと思う。
それを解きたければ
あなた自らが相手の心をほどく行為を先にする。
これが緊張を解くための最も効果的、
かつポジティブな解決策なのではないか、との結論に至った。
 
 
(AlynによるPixabayからの画像)

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