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シンゲキCAMP2019~北海道デジタルマーケティングの祭典~に参加#04

4つ目と5つ目のセッションは株式会社ワンクルーズの深見 晋平さんによる「ローカルで成功するためのウェブ集客について」と株式会社Creator’s NEXTの窪田 望さんによる「良い仮説立案をするためには何をするべきなのか?解析の原点から考える」でした。
※ショートセッションのため、お二人分を1つの記事で記載させていただいています。


まずは、深見さんによるセッション。

「ローカルで成功するためのウェブ集客について」

まず驚いたのは「現時点でネット広告はテレビ広告と市場規模はほぼ一緒」ということ。
さらに、2020年にはテレビの規模を超えるとさえ推定されているとのことでした。

ブランディングを主とするテレビの様なマス広告ができる企業は限られてくるし、今のテレビ離れを鑑みると納得はできるけどもやっぱり驚き。


そんな昨今で地元企業が成功するための考え方をセッションしていただきました。

大事にすべきポイントはこの3つとのことでした。

地元感→自分ごと
親近感→親しみ
期待感→ワクワク感

説明しようとするととても難しいものだと思うのですが、実例付きで解説していただけたので飲み込みやすい内容でした。

特に業種に特化したテキストや地域名を冠したタイトルにするなど、即効性の高そうなテクニックは早速、自分の中にしっかりと落とし込んで業務にも反映させていきたいと感じました。


これら3つのポイントは抽象的ですが、大切なのは何がKPIであるかを明確にすることとのことでした。

そうすることで、データに基づいた加筆や修正が可能になり、PDCAを回せる様になるので、より精度の高いアプローチが可能になると仰っていました。

データに基づいて運用する。
小さなトライ&エラーを繰り返して軌道に乗せること。
PDCAをしっかり回す。

どんなことでも基本が大切だなと改めて感じることのできたセッションでした。



次は窪田さんによる「良い仮説立案をするためには何をするべきなのか?解析の原点から考える」


「そもそも解析とは何でしょうか?」

という問いからセッションは始まりました。


それに対して窪田さんから「△を使って○の面積を導く"アルキメデスの三角形"に似ていないでしょうか」と言われ、初っ端から面食らいました(笑)


円(曲線という曲者もの)の中に三角形(直線で定量的なもの)を敷き詰めて面瀬を求めようとするこの手法は確かにウェブ解析の考え方に通ずるものがありました。

しかし、ウェブ解析は解析対象の形がそもそもわからないことが多々あり、それに対してどんなアプローチをしていけば良いのか。


ウェブ解析の中である以上CVRやCPAという数字に目が行きがちにですが、数字からビジネスモデルそのものを帰る提案ができるのもウェブ解析士の1つの強みではないかと窪田さんは仰っていました。


CVRを上げるためにセグメントの精度を上げるなども考えることはもちろんできますが、「CPAがネックになるのであれば定期購入を導入してLTVを上げることで収益につなげよう」という発言もまたウェブ解析士から出て然るべきではないか、確かにその通りだなと強く感じました。


ビジネスを解析する際に自分に問うべきポイントを3つ教えていただきました。

1.そのビジネスって、サブスクリプションにしたくないですか?
2.そのビジネスって、もっと単価上げれないですかね?
 解析をする前に、「円は何か」、という問いをすることで、もっと豊かな解析ができる。
3.そのビジネスってB2Xにできないですか?

CPAの最小化とLTVの最大化どっちを先に狙うかについては
LTVの最大化が良いのではとのことでした。
(逆を言うと競合が干上がるくらいにCPAを高くできれば負けないと言う発想もできる)


何が問題で、何が問題に対して一番大きな施策になるのか。
それらを常に考えることの大切さを肌で感じることができました。


正解は1つではないけど、最大公約数は1つなので、それを見つけるための感覚や経験を養っていきたいと感じました。

地元で起業し、フォトグラファーとディレクターとして活動しています。 仕事のこと、撮影のこと、ジャンル問わず備忘録として書き残しています。