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クロッキーを3台見た話。

「クロッキーを3台見ると幸せになれる」という話を聞いたことがあるだろうか。

クロッキーとは宅配業者がよく使う黒地に黄色の文字のナンバープレートのことである。他のナンバープレートと比べて数が少ないため、一定数のクロッキーをみると幸せになれるという迷信が小学校の中で流行っていた。

今朝、大学の一限の時間まで余裕があったのでいつもよりゆっくりと歩いていると立て続けにクロッキーを2台見つけた。そこで何年ぶりかにクロッキー探しを始めた。

クロッキー探しのルールでミドッシー(緑地に白文字のナンバープレート)を見るとカウントが1つ減ってしまうというルールがあった。他の地域では関係ないと考えるところや全てリセットされる地域もあるらしいが、そこは当時と同じルールでなるべく大きな車が見えたら目をそらすように最後のクロッキーを探した。

しばらくして最後のクロッキーを見つけ、クロッキー探しは終わったのだが、小学生の頃を思い出すことができてとても楽しかった。

もう一つルールというか心構えなのだが、3台見つけた後に幸せを過信しすぎないというものである。これは小学生にしては大人っぽい考えなのだが、このおかげで何回もクロッキー探しをすることができたのだろう。

そういえば、クロッキー探しの結果だが、いつもバイトの予定が合わず遊ぶことが少ない友人と真夏のキムチ鍋パーティを行なった。そんなものかと思うかもしれない。

しかし、クロッキーで得る幸せはこんなもんなのである。


久しぶりに周りを見渡しながら歩く朝の通学路もいいものである。

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