お疲れ様です。テライです。
前回に引き続きぬけぬけ病のことを書いてみたいと思います。

きっかけは大4の時に右足首外側が痛くなり出したことでした。足首の痛み自体はすぐ消えましたが、そこから左ふくらはぎ~足首にかけて力が入らなくなり、スピードを出すことが出来なくなってしまいました。鍼灸治療院に行って改善したと思ったら1~2ヶ月ほどでまた調子が悪くなり、結局2021/8~2023/3辺りまで競技レベルの練習がほぼ出来ない状態になってしまいました。この間の1年半は本当に辛かったです。もう二度とこの期間には戻りたくないです。しかし、今年の2~3月から徐々に調子が良くなり完治はしていませんが今では普通に試合にも出れています。トップランナーでもぬけぬけ病が原因で競技を離れる方もいらっしゃる中、自分が症状を改善できたと思う要因はいくつかあります。それは…

・西山祐二朗先生に治療してもらい、アドバイスをもらう→西山先生はおそらく世界で1番ぬけぬけ病について研究されている先生です。一般的にぬけぬけ病は珍しい症状なので、専門の先生に見てもらうことが1番いいと思います。自分は西山先生に腹斜筋、ハムストの筋力が極端に弱いというアドバイスをいただき、補強でその2点を鍛えた結果とても調子が良くなりました。遠征してでも行く価値はあります。

・トレイルを走る→西山先生いわくトレイルでぬけぬけ病を改善した例は多いそうです。自分も今年2月辺りからトレイルを始めて症状を感じにくくなったし、それだけでなくレースで粘り強くなったと思います。

・一定期間陸上から距離を置く
症状が強く出ている状態で走ることは肉体的にも精神的にもすごく辛いです…
部活、実業団に所属している方は難しいかもしれませんが、「走る」という行為から一定期間遠ざかることも一つの手です。

・症状が出る部位を意識しすぎない→意識するなと言われても無理があるかもしれませんが、それでもあまり意識しない方がいいようです。※西山先生の受け売り

以上を実践して自分は症状が改善し、今まで以上に走れるようになっています。
あくまで「テライが」改善したと言うだけで万人に当てはまるかは分かりません。しかし何かの参考になれば幸いです。こんな人もいるんだなーぐらいに思っておいてください。後、「ぬけぬけ病で陸上をやめようと思ってる」と伝えたところ「続けるかどうか最終的に決めるのは君だけど、出来ればやめて欲しくない」と言ってくれた友人がいなければかなり早い段階で陸上を諦めていたかもしれません。感謝してもしきれないです…

最後にですが、ぬけぬけ病は治る可能性があります。ぬけぬけ病で引退された選手もいらっしゃいますが、ぬけぬけ病になった後に自己ベストを更新できている方も少なくありません。(自分もその中の一人です)ぬけぬけ病は治ります！とは断言できませんが最後まで希望を捨てないことが一番の治療法かもしれません。
自分もぬけぬけ病で苦しんでいる方の希望になれたらと思います。
乱文長文失礼しました。以上です。