#2「深い友達」


夏草が僕に問いかけた。夏草に僕も話しかける。緑が覆いつくしているこの地球で―。

「長い長い付き合いだけども今日の僕は新しく、今日の君も真新しいね。」

しばらく見ないうちに周りの風景は変わった。でも変わらないもの。二人はお互いを確かめるように少ない口数で、ゆっくりと会話する。

「随分暑い」

僕は吹く。君は在る。この地球は変わっていかなければならない―。


二人はお互いの再会を楽しむように、ゆっくりと会話する。

この穏やかな星と、自らの命を繋げていくように。


(了)

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隼斗530(歌猫)

歌詠み猫|5.30.19生|Powered by @aratarivers (旅人)

超ショートショート集 「嘘」11編

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