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【柔整国試】「効果的な勉強法を教えてください」

柔整国試の対策を
SNSで発信している
花田隼人(@hokkaido_wakateです。

タイトルにある質問ですが、
これは高頻度でいただく質問です。

今回は花田なりに
この質問に回答したいと思います。



 




良い勉強法とは

まず、
この記事でお伝えすることの全てが

みなさんに当てはまったり、
フィットしたりするとは限りません。

それを踏まえて、
読んでいただけたらと思います。


効果的な勉強法とは?


いろんな方に
似たようなことを聞かれますが、

こればっかりは
「人による」ので分からないです。

読む、書く、見る、聞くなど
いろいろあると思います。

いったいどれが
あなたにフィットするか?は
僕には分かりません。

ただし、

花田の実体験から確信をもって
お伝え出来ること
があるとすれば…


 


「人に教える」は最強です。



 

最強です。

例えば自分が苦手な範囲の
4択問題を10問作って、
学校の友達に解いてもらいます。

誰かに解いてもらう以上は、
問題に間違いがあってはいけません。

2つ選ぶ問題なのに
答えが1個もなかったり、

最後に2択で迷わせようと
作った選択肢がどちらも正答だったり。

そういう問題を作ると
仲の良い友達は決まって、

「僕はこの問題を
 こう解釈したから
 これを選んだんだけど、
 なんでこの選択肢は間違いなの?」

とフィードバックをくれます。

問題作成者として
説明責任が求められるわけですね(笑) 

つまり正確な問題を作ろうとすると、
あなたの調べ学習のクオリティが
自然と上がります



…ということを
繰り返し付き合ってもらいながら、

問題を作る
▶︎作るためによく調べる
▶︎解いてもらう(相手も勉強になる)
▶︎問題に間違いがあったら
 自分の不足点にも気が付ける

…という、
そんな好循環が生まれます。


僕も国家試験1カ月前くらいのとき、
仲の良い友達を教室に集めて、

自作した「模擬試験問題」を解かせて、
朝からワーキャーやっていました(笑)

いろんな勉強法を試してきましたが、
この取り組みが一番
インプットの精度が高かったと思えます。


▼学生当時、友達にやってもらっていた(やらせていた(笑))自作模擬試験の一部がこれです。今もパソコンの中に眠っていました。
※内容の正確性は保証しません。






ノート“冊数”埋めて積み上げる


柔道整復師国家試験の模擬試験を
いまではオリジナルで販売しています
が、

問題を作って
人に教えるという点では、
今とほとんど変わらない作業を
学生の当時からやっていたということです。

この時の経験が
現在ではとても生きていますし、

「出題者はどうやって
 迷わせようとしてくるか」

という
問題作成側の気持ちも分かることで、

「あ、たぶんこの選択肢は
 迷わせるために置いたな…」

と、

解く側に回った時に
出題者の意図を汲み取れる
ように
なったりもします。



…という話を聞いても、
自分で問題を作るなんて
面倒くさそうに感じると思いますし、

こういったことをお伝えしても
結局やらずに暗記でお茶を濁す人は、
僕自身たくさん見てきました。

学生時代にも、
「花田君ってどう勉強しているの?」
と聞かれて大量のノートを見せた時、

渋い顔をされるのは
お決まりのパターン
でした(笑) 


花田は「書く派」でした。



僕は効果的な勉強法を聞かれると、

「残りの国試までにノート●冊埋めろ。
 とにかく調べ学習して、とにかく書け。」

という言葉を返すことも多いです。

なぜなら、
自分がそうやってきたからです(笑)

でも、

「面倒そうな
 手間のかかる方法で頭に入れる」

という方法は、
もうそれだけで強い記憶として残る
可能性が高い勉強法だと思います。

お気に召すかは分かりませんが、
「合格する人はそうしているんだ」と
思ってもらえれば十分嬉しいです。

苦手を調べ学習して
まとめ直す用のノートを用意し、

ノート自体にナンバリングをし、
ページを埋めては冊数を重ねていきます。

すると後で振り返りたくなった時、
「何冊目のノートに書いたな」
思い出せるようになりますし、

ノートが増えていくことで
「これだけやってきたんだ」という、

積み重ねた頑張りが
目に見える“モノ”
が手に入ります。






問題点を把握する

試験を受けるたびに、
間違ったところや不安に感じたところは、
紙に箇条書きにしてリスト化していました

このリストを
「プロブレムリスト」と呼んでいます。

左ページがプロブレムリスト

それを一個一個、
調べ学習をしてノートにまとめ直し、
終えたらその項目は線を引いて
リストから消していく。

そうして全部クリアして、
次の試験を受ける…。

といったことを
国試前日まで繰り返していました。

これをすると、
着実に進歩している感覚がありますし、

この過程で書き埋めたノートが
どんどん増えていくこと自体が
なんだか楽しくなっていきました。

…というのは僕の体験談です。

より詳しい話はこちらをご覧ください▼






1問で5問分の知識を得る

勉強の過程で
問題を解くことも多いと思うのですが、

解いて丸つけなどをした後に、
花田は1問1問に対して
「別教科視点からの書き込み」をしていました。

例えば病理学で
子宮頸がんの問題が出てきたとして、

●衛生学 ウイルスはなに?
●解剖学 子宮の位置や形状や固定靭帯
●生理学 子宮内膜周期
●外科学 がんの転移


関連する複数科目の
中身についても触れておきます。

こうすることにより、
一度にたくさんのインプットができて、
勉強の効率が爆上がりするので一石二鳥です。

下の画像のように、
大きいブロック付箋を使うと
書き込みやすいのでお勧めです。





さいごに

以上、

取り急ぎ頭に浮かんだことを
書かせてもらいました。

花田は2016年度に受験して、
確かに成績は良かったですが、

その間ブランクがあって、
2022年度から国試対策の
発信をするように戻ってきました。

その間のカリキュラムの変遷には
まだ頭の中が追いつかない部分があるので、

ベースとしてはやはり
近年の傾向を熟知している
学校の先生の話を聞くのが
個人的には一番だと思います。


ただ、
学校の先生が伝えられなくて、
花田が伝えられることも
たくさんあると思って発信を続けています。

本記事のような「勉強法」についても、
積み上げたノートの画像を
ご覧いただいた通り、

僕だから語れることの
一つなのではないかと思います。


そして最後になりますが、
「出題基準」は明確に確認できるよう、

研修試験財団から刊行されている
「柔整国試出題基準」の本は
必ず買った方が良い
と思います。

学校によっては
出題されない分野の習熟度が
上がらなくなることを懸念して、

この本を推奨しない学校も
もしかすると存在するかもしれません。

ただし、
「出題基準」の本を手元に置いておけば、

「どこが出る可能性があるか?」
「どこが出ないと言い切れるか?」が

はっきりと分かるため
勉強の効率化を図ることができます。

ぜひ手元に置いて
国家試験対策を進めてほしいと思います。


僕からお伝えできるのはあくまで、
「僕が過去に工夫してきたこと」なので、
参考程度に取り入れてもらえると嬉しいです。

もしあなたが、
苦手をより広く深く
あぶり出したいのであれば、

下にご紹介する模擬試験や
問題集をぜひ解いてみてください。

きっと何かの発見があるはずです。

それでは頑張ってくださいね!


  

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