見出し画像

僕の故障歴

スポーツをやっている方なら大体経験する故障。かく言う僕もこれまで色んな故障に悩まされてきました。

ということで今回は競技歴12年目の僕が今まで経験した数々の故障をご紹介したいと思います。対策とかも軽く書いてるので、同じ故障で悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

※故障の定義としては1週間以上痛みが続いたり、走れなかったものとします。

1.シンスプリント(2018.6、2019.12~2020.1)

シンスプリント

僕が始めて月単位で走れなくなった故障は、このシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)でした。

症状としては脛の内側下に鈍痛を感じるもので、2回目のときは歩くのもままならないほどの痛みでした。原因としては、硬い地面でのランニング、悪いランニングフォーム、足に合わないシューズの着用、オーバーワーク、偏平足など様々ありますが、僕の場合は2回ともオーバーワークが主な原因でした。特に治るのに2か月かかった2回目のときは、発症する前まで5週連続で試合に出場したりと、完全に身体が追いつかなくなってしまいました。

酷くなると最悪疲労骨折までいってしまうこともあるので、痛みが日に日に増すような場合はすぐに休むか練習量を落とすことをおすすめします。

2.坐骨神経痛(2019.6、2020.2、2020.8、2020.11~12、2021.3~4、2021.10)

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは座骨神経が刺激されることに起因する神経痛のことで、腰から足を下っていく痛みを特徴とする症状になります。

僕の場合は腰というよりもハムストリングス(裏腿)やふくらはぎの内側、くるぶし外側に痛みが出るケースが多く、長年苦しめられてきた症状でした。走るのをストップした期間はそんなになかったのですが、慢性痛みたいな感じで、特に高校3年時(2021年)は気合で何とか走っているような状態でした。一番きつかったのは高校3年時の9月末に3000mに出場した時で、レース中はアドレナリンで痛みは感じず、タイムも8′30″と悪くありませんでしたが、動きは最悪でそればっかり気にしていた記憶があります。

今思えば初めて発症した段階で回復させるべきだったのですが、何とか我慢して走っているうちに結果身体のバランスを崩し、後述する棚障害を引き起こす原因となってしまいました。腰は書いて字のごとく身体の”要となる部分なので、痛みが出たら早急に休んで回復することをおすすめします。

3.棚障害(2021.11~2022.5、2023.1~3)

棚障害

棚障害とは、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで、タナが膝の皿と大腿骨の間に挟まり、大腿骨の下端の膨らんだ部分とこすれて炎症を起こし、腫れや痛みを発症するものです。

この棚障害は僕が最も苦しんだ故障で、その後の運命をも変えてしまった故障でもあります。1回目は高校3年生の高校駅伝4日前、最終練習を終え、夕食を終えた後のことでした。なんの予兆もなく急に左ひざ皿内側に痛みと引っかかりを感じ、最初はそこまで気にしていなかったものの、どんどん状態は悪化。ついに2日前には歩くのも困難となり、本番前日に病院で診断を受けました。何とか走ろうとの思いで痛み止めを打ちましたが、かなり状態が悪かったのか効果はほとんどなく、人生最後の高校駅伝は欠場となってしまいました。その後も痛みは中々引かず、痛みが引いたのはなんと翌年の5月。実に7か月もの間、レースに出ることはおろか走ることすらできず、人生で初めて「陸上が嫌い」という感情が芽生えた期間でもありました。

2回目は昨年の1月末。ロングジョグ中急に右ひざ皿内側に痛みが走り、前回同様、一気に歩くのも困難な状態に。2日後病院に行き、棚障害と診断されました。年始以降、調子が良かっただけに残念な気持ちと、「競技を続けることができないかも」という恐怖心が日々募っていきました。予想は無情にも的中し、実際3月にそのような話を持ち出され、競技を続けたかった僕は所属していた駅伝部を退部。3月はほとんど実家で療養していたことから約2か月で回復しましたが、まさに僕の運命を大きく変えた故障となりました。

原因としてはそれまで他の痛みを我慢して走ったことで身体のバランスが崩れたうえで、ハードなトレーニングを積みすぎたことが考えられます。2回とも痛みが出るまで全く予兆がなく、対処しきれなかったので、今後も再発しないよう気を付けていきたいところです。

4.股関節炎(2022.8~9)

股関節炎

股関節炎はランニングによって股関節及び股関節周りの組織に負荷がかかり、炎症が起きることで痛みが生じるものです。

股関節炎を発症したのは後にも先にもこの1回だけですが、治るのに1ヶ月半かかった中々厄介な故障でした。原因は急激に走行距離を伸ばしてしまったことで、故障明けだったのにもかかわらず、月700km超えのペースで練習を積み、完全にオーバーワークとなっていました。この痛みが出るまでにも内転筋や膝周りに痛みを感じていたりと、動きも完全に崩れてしまっていました。

結局この故障が長引いたことで参加予定だった夏合宿に1度も参加することができなかったので、この股関節炎はかなり印象に残っています。

おわりに

今回は自分の故障歴を振り返ってみましたが、改めて感じたことは故障のほとんどの期間が高校時代だったということです。

故障すると走れないので苦しいことばかりでしたが、練習のバランスはとても重要だということと、やみくもにたくさん距離を積んだり、練習しすぎることは身体に良くないということを長い故障期間を通して学ぶことができたので、結果的には良い経験になったと思います。

とはいえ、故障は二度としたくないので、これからも故障には気をつけて楽しいランニングライフを送っていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?