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後輩たちへ

こんにちは!
先日、大阪高校駅伝が行われ、母校である関西創価高校の応援に行ってきました。今回は後輩たちの走った姿を見て、感じたことや伝えたいことを書いていこうと思います。題して「後輩たちへ」です。

全員でつかみ取った4位入賞

今回の大阪駅伝で関西創価は2時間12分12秒で4位入賞。表彰台には一歩届きませんでしたが、総合タイムは5年前、都大路を決めた2時間11分28秒に次ぐ関西創価歴代2位と、素晴らしい記録でした。1区から上位で安定していて、誰一人大きく崩れることなく走り切れた部分が今回の結果に繋がったと思います。また、チーム全員の意識が僕らのときと比べ物にならないくらい高く、走っていないメンバーからも大阪駅伝に対する熱い想いを感じました。都大路を目標にしていたと思うので、悔しさの方が強いと思いますが、全員が100%の力を出し尽くした価値のある4位だったと思います。

今回はヤンマースタジアム長居からスタート

勝てなかった原因

ただ、僕自身レースを見ていて2位くらいまでは順位を上げれたのではないのかと思っています。それは、選手の頑張りが足りなかったのではなく、まずかった調整内容と指導者の采配ミスが原因だと考えます。
まず、レースの動きを見ていても、選手全体的に後半身体が動いていないように感じました。恐らく心肺的なきつさよりも、足が動かなくなるきつさが先にきたはずです。これは紛れもなく疲労からきているものだと思います。弟が2区を走ったので、駅伝直前の話はよく聞いていましたが、本番4日前にもかかわらず、全力を出し切るような練習を行ったと聞きました。そのような練習をしてしまうと、当然ダメージは身体に残りますし、ピークもずれてしまいます。試合直前にキツい練習をしても急に速くなるわけでもないのに、正直理解不能です。また、区間ごとに練習メニューを変更したほうが良いと感じました。当たり前の話ですが、10㎞や8㎞を走る選手と3㎞や5㎞を走る選手が同じ練習しても、距離が全然違うのでスピードは当然出にくくなります。もっと早めの段階から各区間の候補を決めていき、それぞれに合わせた練習を行うべきだと感じました。

僕がここまで異論を唱える理由

率直に一生懸命頑張っている後輩たちが苦しんでいる状況を少しでも変えたいと思っているからです。僕の弟を含め、関西創価駅伝部のほとんどの選手は練習量に見合った実力を発揮することができていません。それはなぜか。以前の記事で述べたように指導者の方針や考えが間違っているからです。

強い選手や自分に従順な選手は特別扱いし、結果が出ない選手に対しては寄り添うどころか容赦なくこき下ろし、「終わりです」「最悪です」「どうやったらそんな体型になるんだ?」「絶食しろ」といった到底教育者とは思えない言葉を投げかける。正直、人としての人格を疑いたくなります。そして、一番問題なのは人間教育を重んじている関西創価高校でこういった状況が続いていることです。駅伝部の中には地元の強豪校からの誘いを断り、学園に来た選手もたくさんいて、親御さんたちも創立者の作られた学園なら大丈夫と安心して学園に我が子を送り出したと思います。それに対し、選手たちそして親御さんたちの想いを裏切り、関西創価のイメージすら下げかねない行動はもう止めにしてもらいたい。それでも、方針や考えを変えれないのなら、あなたはもう学園にいるべき存在ではない。

それでも色んな事情があり、すぐに変えることは難しいと思います。その中で来年都大路を目指す後輩たちに伝えたいのは、走ることが好きという思いは忘れないでほしいということ。仮に高校で結果を残せなくても、ピークはまだまだこれからですし、都大路に行くことが全てではありません。心無いことを言われても気にせず、自分の気持ちを一番に前に進んでほしいと思います。そして、最後には笑って卒業できるよう陸上だけでなく、学園生活や寮生活を思う存分楽しんでください!!

おわりに

今回の件については僕にも責任があると強く痛感しています。
今ほどではありませんが、以前から基本的な方針や考えは同じで、5年前、都大路へ導いたある先輩が仰った「方針に従ってこの練習をやってたら確実に強くなる」という言葉に疑問を持ちながらも結局信用してしまい、大きな故障を負うと共に48期以降の後輩たちには多大なる迷惑をかけてしまいました。これからもその罪滅ぼしとして、できる限り協力し、駅伝部が良い方向に向かえるよう動いていけたらと思います。

次回は「尼崎中長距離記録会  5000m」です。
乞うご期待ください!

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