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STUDIOスタッフが書籍「ノーコードでつくるWebサイト」を読んでみた感想

2023年の12月に発売された「ノーコードでつくるWebサイト」を購入し、読み終えたのでレビューです。

なお私自身STUDIOのスタッフということもあり、多少贔屓な立場でのレビューとなっているかもしれません。その点はご了承ください。

導入・ツール部分が良かった

まず全体的に、本書は各ノーコードツールの使い方だけでなく、一般的なWebサイトとして制作・公開する上でも必要な知識などの説明もされています。
以下、具体的に良かった部分を紹介します。

Webの基礎的な知識が身に付く

序盤の方でサーバーやドメインなど、Webサイトの基礎知識などについてわかりやすく解説されています。

Webサイトを作る手段がノーコードであるかどうかに関わらず、Webサイトの基礎的な知識を持っていると、変なトラブルに巻き込まれる確率は減ると思いますし、何か困ったときに相談するときにも役に立ちます。

SEOについて

巷ではSEOについて誤った情報が溢れていますが、本書では「SEOには魔法の手段はない」と断言していてとても信頼できます。

また、SNSでもありがちな著作権の侵害についてもしっかり書かれている点がよかったです。

著作権つながりだと、以下のような素材の透かし(コピーガード)をフォトショなどで消して使う、みたいなTipsがX(Twitter)でバズってましたが、そのようなクリエイターの風上にも置けないような行為は決して許されません。

コピーガードが施されているサンプル画像

ノーコードであればなんであれ、その辺のルールや法律はちゃんと守って制作しましょう、という意思を感じられたのが良かったです。

STUDIOスタッフとして嬉しかった紹介部分

STUDIOのスタッとしてて、「これ紹介してくれているのありがたい!」と感じた部分をピックアップしてみました。

アクセシビリティについて触れている

時代ということもあり、本書でもアクセシビリティについて触れられています。

しかもありがたいことに、STUDIOアクセシビリティ委員会について紹介されており、嬉しさが爆発しました。

モリサワフォントの料金について

STUDIOではモリサワフォントが使用できますが、一般的には料金がかかるフォントです。

これがSTUDIOの基本料金に含まれている、という点を紹介してくださっているのはとても嬉しいです。

サイト制作編でよかった部分

タグづけの説明がある

サイトのメインタイトル部分を<h1>にする、<h1>の中の分かれた文字は<span>にする、など、マークアップについてもHTMLのルールに則っていて良かったです。

デザインを再現するための小技がたくさん紹介されている

ネガティブマージン(マイナス値のマージン)やflex, auto についてなど、レスポンシブデザインを表現させるコツなども紹介されていて、STUDIOを初めて使う人がつまずきそうな実践的なところが紹介されていて良かったです。
(本来はそういう部分も公式で紹介するべきですが😇)

終わりに

ノーコードツールといっても本当に様々な種類があります。

本書は目的に沿った適切なツールの選び方などについても触れられているので、サイト作りたいけどどのツールを使えばいいか分からない、という方にピッタリの本だと思います。

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