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OpenAIのCEOサム・アルトマン電撃解雇

OpenAIのサム・アルトマンが解雇された。

取締役会がアルトマンのリーダーシップを信頼できないとした。OpenAIのHPでは、「使命遂行の邪魔をした」とすら語られている。

Mr. Altman’s departure follows a deliberative review process by the board, which concluded that he was not consistently candid in his communications with the board, hindering its ability to exercise its responsibilities. The board no longer has confidence in his ability to continue leading OpenAI.

OpenAI HPより

信じられん。

共同創業者で技術責任者Greg Brockmanも同時に辞めている。

アルトマンもブロックマンも寝耳に水。「これはクーデター」と言う社員もいる(Economist誌)。

「アルトマンは金曜の昼にビデオ会議に出るよう求められ、即座に解雇された」と、ブロックマンは言う。(NY times誌)

100億ドル投資しているマイクロソフトですら、公式発表の1分前に知らされた。(NY times誌)

GPTターボやGPTsのリリースで権力絶頂にあったはずの彼に何が起こったのか、まだよく分からないようだ。

最も有力な筋書きは、AIの安全性に疑念を持つグループが力を持ったというもの。

取締役会(6人)の少なくとも2人、Tasha McCauleyとHelen Tonerが、AIの安全性を推進し、強力なAIシステムがいつか人類の絶滅につながる可能性があるとする「効果的な利他主義運動(the Effective Altruism movement)」に深く関わっている。(NYtimes誌)

Open AIは非営利組織として創業。コーポレート・ガバナンスが脆弱で、非営利組織の取締役会がCEO解任を含めた大きな力を持っている。取締役会はわずか6人(アルトマンとブロックマンを抜かせば4人)である。

アルトマンはYコンビネーターの共同設立者。シリコンバレーの有力企業と深い繋がりがある。資金調達に特筆すべき力を持ち、イーロン・マスクと並び称される。

新しい会社を作る可能性もあり、アルトマンに賛同する社員がOpenAIを抜け合流するかもしれない。少なくとも3人のOpenAIの上級研究者が金曜日に退職すると発表があった。

アルトマンはXで、「もし私が暴れだしたら、OpenAIの取締役会は私の株を全額買い取るよう求めてくるはずだ」と語った。

「暴れてしまうと法的措置を取られるため、暴れることはない」との表明だろう。冷静な人間である。

ブロックマンは技術的なメインパーソン。OpenAIのブログには「取締役から退くが会社にとどまる」とあるが、Economist誌には「辞める」とあり、ブロックマン自身のXにも「i quit(辞める)」とある。

資金調達力を担ったアルトマンが抜けてももう問題はないが、ブロックマンに抜けられるとまずいのだろう。情報が錯綜する。OpenAIは否定するが、クーデターに近いものだったと見て取れる。

お読みくださいまして、誠にありがとうございます!
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起業家研究所・学習塾omiiko 代表 松井勇人(まつい はやと)

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