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世界一周 ブラジル【サンパウロ編】

世界一周も終盤に近づいてきて、僕もついに南米に上陸しました。サッカー大国ブラジルのサンパウロに来ました。

サッカー好きなら一度は行ってみたい国であろうブラジル。今までより一層危険度は増しますが、夜8時以降は外に出ない、財布は一つにまとめず細かく分けておく、など自分で危険を回避できるところはちゃんとやりながら楽しい日々を過ごせたらいいなと思います!

そしてなんとブラジルに来て2日目、8月4日は僕の19歳の誕生日でした!まさかブラジルで誕生日を迎えるとは思っていなかったですが地球の裏側から沢山の人にお祝いして頂いて、とても嬉しい買ったです😊

19歳の誕生日は1日中SIMカードの手続きに追われていました。いつはSIMカードぐらいすんなりゲットできるのですが、ブラジルではこんなことも一苦労なのかと疲れ切っていた帰り道。

「アミーゴ!」と声をかけられたので振り向くと、ガタイのいいケンカの強そうなお兄さんがサッカーチームユニホームを持ってこっちに歩いてきて「ユニホームを買わないか!」って話しかけてきました。いつもなら絶対買わないのですが僕の好きなメッシのマイアミユニがあったので値段を尋ねてみると、めっちゃ高い(笑)

200レアル(約5600円)ぐらいで、流石に買えないなぁと思いながらも普通に面白いおじちゃんだったので少し話していました。僕が「日本から来たよ」というと急に僕の肩を組んで何か歌い出しました(笑)

なんの歌かは知りませんでしたが僕も適当に合わせてノリに乗っていると、次第に周りにいたおじさんたちもみんな歌い出してちょっとしたコンサートみたいになりました(笑)

名前も知らないユニホーム売りのおじちゃんたちと仲良くなれたし「実は今日誕生日なんだよね」っていうと、なんと僕が欲しがってたメッシのマイアミユニをプレゼントしてくれました。こんなこと日本では起こらないのでブラジルのアミーゴ文化はすごいなと感心しました。後から聞いた話ではブラジル人は日本人が好きな人が多いらしくて、ブラジルにすんでいる日本人の方々がこれまでいい行いをしてくれていたんだろうなと感謝すらしました。

そして最後には路上ライブをしていた兄ちゃんがブラジル式happy birthdayの歌を歌ってくれて、地球の反対側で過ごした誕生日はとても素敵な1日になりました。

日本からも沢山の友達がお祝いしてくれて、生まれてきてよかったなと。(ほとんどお土産買って欲しい奴らからの連絡でしたが笑)

そんなこんなでブラジルではいい感じのスタートを切れました。

前回の記事で書いた元ブラジル代表のエジミウソンさんが運営している、恵まれない子供達にスポーツ支援をしている「エジミウソン ファンズ」という財団のお話ですが、なんと現地の子供たちに合わせてもらえることになりました!

エジミウソン ファンズはブラジルやアジアに多数あってサンパウロでは200人以上の子供たちを支援していると言っていたので、残り少なくないMY FOOT BALL KITは全てブラジルで配ることにしました。

ブラジルで子供たちにあった時の話はまた別の記事にして書こうと思うので、ここではブラジルでどんな生活をしていたかだけ書きますね。

えっと、毎日サッカーだけをしてました😊

サッカー大国ブラジルでは至る所でサッカーをしている人を見かけます。そこに行っては声をかけて混ぜてもらって一緒にサッカーをして過ごしていたので、観光はひとつもしませんでした(笑)

そんなにも路上サッカーが楽しかったのには理由はいくつかあります。

一つ目は本気度です。サッカー大国と言われるブラジルの国民性なのか、遊びでも負けるとすごく怒るんですよね。逆に試合に勝ったらめちゃめちゃ喜ぶしミスしたら煽られます。日本みたいに初対面のサッカーだと遠慮から入るみたいなのがなくて、サッカー好きとすぐに仲良くなれるのが僕はとても好きでした。

二つ目は、これも似てるんですけど、サッカーを好きな人は全員仲間みたいな風潮というか、誰でも仲間に入れてくれるところです。

海外から来た日本人の僕でも仲間に入れてくれる所もそうですけど、びっくりしたの道端で寝ているホームレスですらも仲間に入れてあげている所でした。そしてそのホームレスのおっちゃんもちゃんとサッカー上手いんですよ(笑)

警察がホームレスのおじちゃんを思いっきりしばいてるところとかも見てたし街中でのみんなのホームレスに対する対応などを見ているとブラジルのホームレスは嫌われていないとかはないのかなという印象で、避けられたり迷惑がられたりしていました。なのにサッカーをする時だけは仲間に入れてあげる、勝ったら一緒に喜ぶ、さすがサッカー大国ブラジルだなと関心しました。

そして三つ目は、元プロフットサル選手たちのチームと勝負できたところです。

僕が行った所にたまたま元プロフットサル選手が来ていて、今は引退して自分でチームを作ったらしくその人たちと対戦させてもらいました。

初日はそれはもう惨敗でした(笑)

ブラジル人の悪い癖というか、点差が広がっていくとつまらなくなって諦める奴らがいてさらに点差が広がるという悪循環でした。勝ってる時は良いんですけど、負けてると適当になるっているこれもまたブラジルの国民性なのかもしれません。

初日の惨敗が悔しすぎて、絶対リベンジしたいと思い「明日も来てくれないか」と懇願しました。すると快くオッケーしてくれて、明日再戦することに。

元プロともなると流石にサンダルでは思うようにプレーできなかったので、僕はすぐにNIKEショップに行きフットサル用のシューズを買いました。そして次の日からその人たちとの対戦の日々が始まります。

ブラジルでは英語もあまり通じないので言葉の意味は何一つわからなかったけど、何日にもわたって色んな人たちとサッカーをして汗を流す日々はとても楽しく、久々にサッカーにのめり込みました。「目の前のやつを倒したい」という忘れていた気持ちも思い出しました。誰かと勝負して勝つことの楽しさも思い出しました。

世界一周で1番楽しかった国はどこですか?と聞かれたら、僕は迷わず「ブラジル」というと思います。ブラジルの人たちと交流したこの数日間は僕にとって大切な時間になりました。最後の日にはずっと試合をしてくれた元プロの選手とInstagramも交換して、彼らが日本に来た時は一緒に大会に出ようと約束しました。


ブラジルに来て街の人たちと一緒にサッカーをする楽しさを知ってしまったので、他のことなんてそっちのけで毎日通いました。ブラジルは危ない、治安が悪いという意見を多く耳にしていて不安もありましたが、みんながみんなそうというわけではありません。

「カバンは置いていたら危ないから持ってこないほうがいいよ」

「靴を買うならここのお店がおすすめだよ」

「この近くのグランドで毎週末してるからおいでよ」

「今夜晩御飯一緒に食べよう」

僕が出会ったブラジルの人たちはとても心優しかったです。

まだ中学、高校生なのに体はタトューまみれ。タバコは吸うし、下品だし、みんなガタイ良くて怖そうだけど、サッカーが好きで勝負事にはとことん本気なブラジルの雰囲気が僕は大好きになりました。

毎日サッカーしかしてなかったので、サッカー好きの方以外にブラジルの良さをどう伝えればいいのか。本当にアミーゴ文化というか、助けを求めたらみんな助けてくれるのがブラジルで、SIMカードを買う時も信号待ちをしていたおばちゃんに話しかけたら、お店まで連れて行ってくれたり、宿の人に「お腹が空いた」と言ったら晩御飯を作って出してくれたり。

人間味のある最高に心愉快な人がたくさんいたブラジル、サンパウロでした。先入観でブラジルは危険と決めつけるのではなく自分ができる注意や対策を最大限した上で、この素敵なアミーゴ文化をみなさんにもぜひ体験してもらいたいです。

10月以降ブラジルに行こうとするとまたビザを申請しないといけなくなりますが、ぜひブラジルへ行ってみてください。僕も今度はサンパウロ以外の所へ行ってみたいです!(特にリオ!)


ブラジルで子供達にサッカーボールを届けた様子に関しては次の記事で書くので、楽しみに待っていてください!

ではまた!

僕のことを応援したいと思ってくださる方がいましたら、サポートもぜひお願い致します。 サポートは全て世界一周と起業するための費用にさせて頂きます。 これからもどうぞよろしくお願いします!!