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世界一周92日目 マラケシュに向けて出発!

昨日お湯に浸かるのをすっかり忘れてせっかくの機会を無にしたモロッコ2日目の朝です。朝からお湯に浸かる気分にはなれず、バスタブは諦めることにしました。

朝にカサブランカの宿のチェックアウトが12時だったのでそれまでにカサブランカの有名な「ハッサン2世モスク」に行って、お昼からマラケシュに移動するのが今日のスケジュールです。

マドリッド行きの飛行機がマラケシュからなのと、モロッコの模型文化遺産に登録されているマラケシュの「ジャマエルフナ広場」にいた日でも早く行きたかったという理由からです。

というわけでカサブランカはあとほんの数時間しかいないので、早速ハッサン2世モスクに向かいます。

すごいですね。このモスク、高さが200mもあるみたいです。僕はみたことないんですが、ミッションインポッシブルのロケ地としても有名みたいです。

モスクの横から見えるこの海は大西洋。この先には南米が待ち構えていると思うとワクワクしますね。

西イスラムのモスクはドーム型でなはなく四角い形なのが特徴的で、トルコやスペインで見たモスクとはまた違った形をしていて面白かったです。

海に浮かぶ壮大なモスクって感じがかっこいいですね。一応モロッコで最大みたいです。この塔は8年で完成したみたいで、ケルン大聖堂など何百年もかけて作られた歴史深いものとはまた違った雰囲気を味わえました。

海辺で寝転び風を感じてゆったりしているとあっという間に時間が過ぎてしまい、チェックインの時間が迫っていたため帰りはタクシーを使うことに。その値段がなんと9MAD(120円)と激安でした。(タクシーで10分)

1€もしないなんて、モロッコのタクシーの安さに感動しました。宿からバス乗り場までもタクシーで行くことにしたのですが、今度の運転手が指定した場所へ連れて行ってくれず、少し手前でストップしてしまったので「もう少し進んで」というと『ここまでだ』と。

あとほんの数百メートルだし交通規制がかかっている様子もないのになんで進まないのか分からず、運転手と少し口論になりました。結果、料金は支払わずに僕が降りることに。

料金を支払っていないしバスの時間に余裕もあったので別にいいんですが、一度決めたら曲げないあの感じには苦労します。そのあと歩行者だけ通れる抜け道みたいなものを見つけて、すぐ目的地に辿り着けました。

モロッコはスリランカやカンボジアと同じで信号がほとんどなく、車も歩行者も自由なので事故に遭ったりしないかヒヤヒヤします。特に大きい荷物を持ち歩いているときはとっさに避けたりできないので、ちゃんと目的まで連れて行って欲しいものです。

マラケシュ行きのバス乗りはここ、CTMバス乗り場です。今まで秘密にしていたんですが、スペインに行ってからなぜか僕のGoogle mapはアラビア語に変わってしまい、とても使いにくいです。

ネット調べた方法を全て試しても直らないのでもうこのまま使うことに。流石に一文字も読めないアラビア語に愛着が湧くことはなく、1日でも早く日本語にな思ってほしいと願うばかりです。


バス乗り場について余裕があったので市場に行ってお菓子とコーラを買ったのですが、コーラが一本6MAD(90円)とまたもや激安。店主のおっちゃんに心から感謝を伝え、このお店は素晴らしいと拍手を送りました。

そうこうしているうちにバスが来て、乗り込もうとすると何やら乗せてくれない。あー、またか...と一瞬落ち込み0.5秒で切り替えて理由を聞くと「荷物を預けるためのチケットを出せ」と言われました。

よく見ると他の乗客はみんな預け荷物にシールを貼っているではないか。僕がチケットを買ったときはそんなのが必要だなんて教えてくれなかったのに...とにかくバスに乗るためには荷物を預けるためのシールを買わないといけないんですが、受付がめっちゃ混んどる。

あと15分でバスが出発するのに、絶対間に合わないぐらいの長蛇の列ができていました。普通なら諦める状況でしょう。しかし、数々の試練を乗り越えて来た僕にとってはこんなのは苦難でもなんでもありません。

並んでいる人に片っ端から事情を説明し先に行かせてもらえないかお願いしていきました。するとみんなとっても優しくて、いちばん前まで順番を譲ってくれました。うん、モロッコ好き。

おかげさまで無事にバスに乗れ、マラケシュに向けて出発。カサブランカプチ事件です。

バスからの眺めはずっとこんな感じで、やっぱりここはアフリカなんだなぁと。

3時間ぐらいでマラケシュに着いて予約していた宿に向かうと、なんとそこで日本人の旅人と出会いました。

2週間ほど前からモロッコに来ているそうで、明日エジプトに行ってしまうらしいのですが、意気投合し夕食を一緒に食べることに。この旅で、宿で日本人の方と出会うのは2回目でとても嬉しかったし、僕のお目当てのジャマエルフナ広場はどうやら宿から歩いて5分のところにあるというラッキーまで着いて来ました。

というわけで、さっそく広場を案内してもらえることになったので一緒に行ったのですが、想像以上の広さと人の数に圧倒されました。

雑貨、服、食べ物、ゲテモノ、食器、ワールドカップのトロフィー、ユニホームets...とにかく出店の数が多く、大道芸や音楽の音も鳴り響いていて祭りみたいな雰囲気でした。

ちなみに写真は宿の日本人の方の4Kカメラで撮影したものを使わせて頂きました。僕の後ろに見えるのが広場です。数日前からマラケシュにいる日本人の方から聞く話によると、この人だかりが毎日続いているそうです。

その方が見つけたジャマエルフナ広場の人だかりを優雅に眺めながら夕食を食べられる穴場スポットを教えてもらい、そこに行きました。その人は3日連続でそのお店で食べているらしく【安い!うまい!景色がいい!】の三拍子が揃っているのだとか。

お店からの眺めはこんな感じ。

猫もくつろいでます。

こちらが今夜の夕食。

クスクスと牛の串焼き(串外されてるけど)です。右の写真(クスクス)の料理はタジンという無水調理という調理方法が使われていて、蒸し焼きで野菜や羊のお肉を調理する食べ物で水を使わないので野菜が甘くなってとても美味しいです。クスクスというのはタジンの下にある黄色いご飯みたいなもので、実はこれお米ではなく刻まれたパスタなんです。

クスクスを注文すれば今回のような刻まれたパスタの上にタジンが乗って出て来て、タジンを注文すれば上の野菜の部分とパンが一緒に出てくるみたいです。

正直、クスクス(刻まれたパスタ)はあまり僕の好みではなくてぶつぶつのパサパサという食感が苦手でした。ただタジン(上の野菜)は甘くて美味しかったです。牛の串焼きはまずいはずがありません。

昨日のは多分モロッコ料理ではないのでこれが初のモロッコ料理。やはり先人の意見はきくべきですね。スペインにも行っていたらしく、マドリッドのめちゃめちゃいい宿を教えてくれました。

良いの基準は【値段、ロケーション、清潔度、ネット環境、】なのですが、口で説明するよりもこちらをみてもらった方が早いですね。

宿から1分のところには大きなスーパーがあり、歩いて15分圏内にマドリッドでいちばん大きな駅があり、部屋綺麗、トイレもお風呂も綺麗、値段は安い、なんて素晴らしいホステルなのでしょうか。素晴らしすぎて怪しいぐらいです。これで一泊14€。本当に信じられません。

めちゃめちゃ貴重な情報をいただきました。マドリッドでは絶対にここに泊まります。

夕食の後は下に降りて祭り気分を満喫。僕は5MAD(60円)で巨大綿飴を買いました。甘くて美味しかったです。もうこの先10年は綿飴は食べなくて良いやと思えるぐらいの大きさでした。

後はワールドカップのトロフィーを200円で買いました。また後日載せるので楽しみにしていてください😊

いやぁやっぱり出会いっていいものですね。今日もまた素敵な出会いがありました。観光している時より、美味しいものを食べている時より、人と話している時がいちばん楽しいです。

今日出会った人は明日からエジプトに行ってしまうみたいですが、彼にもまた新しい出会いがあるしきっと僕にも出会いが待っているはずです。明日も感謝しながら生きていきたいと思います!

ではまた。

僕のことを応援したいと思ってくださる方がいましたら、サポートもぜひお願い致します。 サポートは全て世界一周と起業するための費用にさせて頂きます。 これからもどうぞよろしくお願いします!!