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国立工芸館「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見」

5月の心地よさに改めて気づく。
生命力のあふれる緑に囲まれ、爽やかな風に吹かれながら
行ってきました。ポケモン展。

国立工芸館に初めて出向いたので、この場所についてさらって紹介します。
石川県金沢市の中心地に位置する国立工芸館ですが、1977年「東京国立近代美術館工芸館」として東京・北の丸公園に開館したものを移転したものです。元は、明治期に建てられた2つの陸軍施設「旧陸軍第九師団司令部庁舎」、「旧陸軍金沢偕行社」を移築したものになります。

「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見」は、3/21~6/11まで開催されており、日本各地の作家さんが、工芸とポケモンを掛け合わせた作品を出展しています。

工芸と聞くと、あまりなじみがなく、自分からは進んで取り込もうとする分野ではないです。思えば、学生の時の遠足や総合学習で工芸体験したなあ。。また、年に1回の自主的な陶芸体験は欠かさず行っており、自分の手から直接新しいものを生み出す感覚がとても楽しいと感じています。今思うと昔から、何かを一から作り出すことや、自分らしく作り上げることが好きだったんだなあと思えてきました。

そんな工芸という分野と、とても馴染みのあるポケモンを掛け合わせた今回の企画展。GWということもあって家族連れや外国人の方が多く、さすがポケモン…!と思いました。ポケモンはやはり万国共通、老若男女から愛されているコンテンツなのだなと感じました。

多くの展示の中で、自分の心に刺さった作品・展示をご紹介します。

よく見ると…?

森羅万象ポケモン壺/葉山有樹

高さ40cmほどのまん丸の壺。遠目から見るときれいな奥行きのある青色していてきれいだなと近づくと、細かくたくさんのポケモンが!!

お花や葉っぱなどの模様も描かれているのですが、それを超える量のポケモンが描かれていて驚きました。一種のアハ体験のようで(笑)

写真は私の好きなコダックを見つけたので、その部分を。
描くモチーフも決まっていますし、それらをここまできれいに描くとなると相当な気力・体力が必要そうで、本当に感心しました。
でも、丸い壺なので、周りをまわりながらポケモンたちを見つけることは、とても面白く、童心に帰ったように思えました。

先にも書きましたが、遠くから見るとおばあちゃんちとかにありそうなきれいな青色の壺なので、軽率に家に欲しいと思ってしまいました。人の手作業だからこそできる作品なのだろうなあ。

気高き伝説ポケモン

飛翔/福田亨

『ポケットモンスター 金』の伝説ポケモン「ホウオウ」。
私はダイアモンドパール・プラチナ世代なので、ホウオウは、捕まえたことはなかったのですが、伝説ポケモンの中では、私がかっこいいと思ったポケモンの一匹であったので、展示の中でもテンションが上がった作品でありました。

ゲームの中でも、「スズの塔」という高い塔にいるらしいのですが、それを見立てているのか、それともホウオウが舞い上がる跡のきらびやかさを演出しているのか、きれいな竹づくりの台が印象的でした。

ホウオウらしく、高貴で華やかなイメージが作品で表現されているなと思いました。

【追記】福田亨さんのtwitterで、
ホウオウの伝説
「富んだ後には大きな虹がかかる」
にちなんで、虹を組子で表現しているとの解説がありました!


すべて見終わって

作品それぞれに、そのポケモンの特性・キャラクターや、ストーリーの演出が施されていたので、ポケモンの知識はそれほどな私でも、十分にその世界観を味わうことができました。

工芸作品をじっくり見る機会が今まで少なかったのですが、細かい模様や、様々な素材での表現が素晴らしく、職人さんの技術がダイレクトに伝わってきて驚きや感嘆の連続でした。工芸品は、身につけられたり、普段の生活の道具として使用することができるため、絵画とはまた違った観点で楽しむことができるのだなと感じました。

多くの作品がありましたが、すべて撮影可能とのことで太っ腹だ!と感心しました。また、工芸館の外装、内装ともに、自分の好みど真ん中だったので、建物も込みで楽しむことができて大満足な時間でした。

巡回展は、アメリカ・ロサンゼルスが決まりましたが、日本では予定がないらしいので、金沢に訪れた際には是非行ってみてください。



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