IF文の妄想

ゆとうさんのノートにコメントしたことの延長ですが。

もし、万が一漫画「ジパング」よろしく対米戦戦局悪化前に奇跡的な講和ができた(できてしまった)として、その後の大日本帝国はどうなってたかはたまに考えることはある。やはりアジアのパワーバランスが今とは明らかに違うだろうからなんとも言い難いところだらけではあるが、大東亜共栄圏中東南アジアは実質衛星国ないし米英仏をソフトランディング的に撤退させるのに関与はしてたんだろうかとか。そのほかは米となんらかのアライアンスはしながら漸進的に小日本主義、ほぼ今の日本領域に回帰してく感じはする(1960年以降の世界的な植民地主義放棄の流れはやはり逆らえない・どうやっても起こるようにも)。また、対米英蘭は収められても、結局ソ連に満洲樺太千島はなんかしらやられる気はする。

台湾と朝鮮は「公用語に日本語含む、日本人名と現地名の人が混在する独立国」になってたかどうか。台湾は漸進的かつ比較的平和裏にやれそうだけど、朝鮮はある程度紛争含みの展開か。

内地の政治は、大衆化と保守政党、華族やエスタブリッシュメント、そして軍部と文官がどうなってただろうか。漸進的に「お名前だけ侯爵伯爵」になれたか、地主はどうなってたか。その文脈で庶民サイドにソ連の浸透は強くて丁々発止はしてたかわからん。

文化的には、確実に今ほどのアメリカニズムは浸透しないようにも思う。もうちょっと日常生活で和装した人がいたり。逆に洋装してるとハイカラと言われる空気感が相当残っただろう。なんせこの設定だと空襲はまずないのだから、東京大阪はじめ相当数大正昭和初年はもちろん、江戸時代や明治の文物が残りまくりだろう。


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