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サマーチャンピオン2021配信参加の感想

サマチャンの 当日夜から家で体調が悪くなった 私です

いや焦った。やっべこれはコロナブレイクスルーきたかもしれない(ワクチンは2回打っています)(その上で…職場で色々な人と接触する機会もあるので…)って焦ったのですが、はゆたそはビックリするほど遠足の前日に体調不良になる体質だったのを自分で忘れていました。

これまで

・旅行する前日昼に全身に発疹
・遊びに行く前日夜に38℃の発熱
・ライブ遠征当日朝に眩暈と発熱

…等、楽しみにすればするほど交感神経高ぶってストレスとなり免疫力落ちるみたいで、ここ数年はイベント事がある時は「そんなに楽しみじゃない~~そんなに楽しみじゃない~~テンション低い低い~~~~」って前日まで己を騙しながら生きてきたんですよね。今回は配信参加だからそういうのを気にしてなかったんですよね。忘れてたわほんと。バカめ!

でもまあ普通に結構なかなかな体温を叩き出したので、押さえていた地元のホテルをキャンセル。ホテルでラベンダー風呂作ってこないだの門真みたいに「河口湖でェ~~~っす!」ってホラ吹くつもりでスタンバってたんですけど当然にアホなことせずキャンセルです。体温がやたら高い以外は症状は無くPCRもつつがなく陰性。そしてホテルで独りではしゃぐために仕事を連休にしていたので幸いにもそこまで業務には響かず、今は復活しています。

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「観ながら食べよ〜!」と思って注文したフジヤマクッキーは無事届きました美味しかったです私はホワイトチョコがけのが圧倒的に好きです!!!! 色のコントラストがカワイイ!!!! ピンクカワイイ!!!! みどりもカワイイ!!!! キャッキャッ!!!!

※観ながら食べたら一瞬でなくなりました。諸行無常ですね。

語彙力消失したサマチャンファイナル

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めっちゃ良かったですね!!!! 茅原実里の本気を見せつけられました。コロナ禍・着席強制&声出し禁止・最後の河口湖ライブという異例づくめでしたが「これまでと同じ楽しいライブ」を見せてきた茅原実里のプロフェッショナル仕事の流儀に目をみはりました。スガシカオが聴こえてくる(そこはみのりんじゃないのか)

1日目も2日目も素晴らしかった。茅原実里の歌声は豊かだった。筋肉の厚みがパネェことになってて(肉体がゴージャスじゃないと着こなせないでしょあのドレス!)それに裏打ちされてる声。沢山ある歌の中で選ばれたセットリスト。これまでの足跡を確かめ、そして未知の明日へ一歩踏み出すことを後押しするような、最後のサマチャンとしてこれ以上無いセットリストでした。

核になってたのは『NEO FANTASIA』と『Hopeful"SOUL"』なのかな。この2曲のライブでの化け方……心の込め方は昔から凄かったんですが、今回のサマチャンでの歌声の力強さは本当に素晴らしかったです。会場に風を吹かせるような『NEO FANTASIA』。そよ風を誘い込むイントロダクションから、みのりんの最初の声をきっかけにどんどん風が吹き込んでくる。風圧が強くなっていく。やがて風は上昇気流となっていく。酸素が満ち満ちていく。この強い風に吹き飛ばされるのは私達の未来への臆病な気持ち!
そして『NEO FANTASIA』で巻き起こされた風に煽られて激しく燃える『Hopeful"SOUL"』。「闘志を燃やせ!」と言わんばかりの気迫に、蝋燭程度だった体内の炎がみるみる大きくなる。太く響く歌声が炎を揺らす。熱い、あまりにも熱い。自分に宿る炎が熱い! 茅原実里は歌う、これが希望の”SOUL”なのだと! すべてを燃やし尽くす魂の炎なのだと!

配信参加を置いてけぼりにしない、配信だからこそ楽しめる要素をたっぷり入れてくれたこともとても嬉しかったです。13年目で初めて見れた光景、ドローンを使った空からの撮影。神視点でのライブ参加。観客が無我夢中で振ってる光る棒が空から見たらあんなにきれいな光景になっていたなんて!

過去の掛け声を流すこと、そして『We are stars!』の掛け声募集企画を考え直してみる

演出で特筆すべきはこれまでのライブでの観客の歓声の録音が流されていたこと。昨年も同様の演出がされていましたが、やはり素晴らしかった。1つ1つの歓声は小さな粒。それが無数に集まって、渦になって、空間に満たされるあの感覚。それをずっと制作スタッフは記録していて、一曲一曲、たった数分ずつのものを、大切に保存してくれてたんだなあって思って。

『We are stars!』の掛け声を募集する企画がありました。選ばれた曲が『We are stars!』であったことがもたらしたものってなんだったんだろうと、ふと思いました。いや、生で歌える場が一度しかなかった思い入れが発端だと思いますが。でも河口湖ライブではこの曲以外にも皆で歌う名物曲が複数ある中で、敢えて「『We are stars!』で掛け声を募集をする」ということに、こめられた意味。

この曲の歌詞には印象的な単語があります。

2004年に声が生まれてその声は命になった
その命は輝き続けて現在に至る…それだけ?
2019年その命に名前を付けるためにまた私は声を灯す
大切な誰かに届くと信じて…聞いてる?
命の数だけ勇気になる

というなかなか強烈で重い単語が、楽曲の中で4回も使われています。

ここで指すとは何か。

一番初めに書かれていますが2004年に生まれた声が命になったと歌われています。次のフレーズですが、「私(茅原実里)」は「その命に名前を付けるため」に「声を灯す」と表現されています。「声を上げる」でも「声を出す」でも「声を発する」でもなく「声を灯す」。「灯す」という動詞は「あかりをつける」という意味です。火や電気等に対して用いられる単語です。火や電気を表しているのか? なぜ「灯す」なのか? 

私は最初、この命とは茅原実里の歌そのもののことだと解釈していました。2004年に産声をあげた歌声。15年経ち輝かしく舞台で歌を歌っていることを表現しているのだと。昔の曲も最近の曲も分け隔てなく、すべての楽曲は茅原実里の命なんだと。たくさん作ってもらった楽曲はこれまでの足跡で、これからも活動を続ける力になる、と。
ベストアルバムに収録されているからそう思ったのかもしれないですが、私はふんわりとそんな解釈をしていました。

でも、今回の掛け声募集で、それだけじゃないかもしれないと気がつきました。こういうのは答えが無いものなので自由に解釈をしまくっていますが命ってもちろん茅原実里の歌であるんだけどそれだけでなく茅原実里の歌声にレスポンスする観客の声も指してるのかもしれない。
2004年に生まれたものはみのりんの歌声だけじゃない。みのりんの歌声に呼応する観客の声、応援する声、拍手。愛情と気持ち。2004年に生まれて命になったのは、みのりんの歌を受けて返した私達観客側の声でもあるんじゃない?
また、引っかかっていた「灯す」という単語ですが、この曲のタイトルそして掛け声で、もう答え言っちゃってることに気がつきました。「私達は星!」って掛け声で言っちゃってるじゃん。「声を灯す」という表現で表している光は火でも電気でもなく、星。みのりんだけでなく「We are stars!」と曲中で叫ぶ私達もそう。私達の声も星。さっき書いたドローンからの空撮が答え。私達がみのりんを中心にして応援していた姿、小さな光1つ1つが集まって、まるで、暗闇に浮かぶ星雲みたいだった!

命=茅原実里の歌と観客の声=星

そうなると「命の数だけ勇気になる」というフレーズの意味も分かってくる。


勇気に。


あの輝きを、これからの未来へ進む勇気に。






MCで、最後のミニアルバム制作と最後のライブの告知がみのりんの口からされましたが、
「最初は計画が無かった」
「歌手活動は既に入っていた仕事のみをこなして静かに終わらせるつもりだった」
「でも、手紙等がたくさん寄せられた」
「『休止する』と自分から言い出したのに『もう一度音楽を作らせてほしい』とプロデューサーに頼み込んだ」
という話に驚きました。年末に華々しくラストライブかな~~予定調和路線だろうな~~と思ってたんですが、どうもそうではなかった。みのりんは本気で少しずつフェードアウトしようとしていたし休止するって決意めっちゃ固い。でも、ファンの声が届いて、生まれる予定の無かった作品が生まれることになり最後の最後でライブも行われることになった。自分で決めたことを覆して、きっとプロデューサーだけでなく事務所にもレーベルにも頭を下げて、自分の気持ちを理解してもらえるまで話してた。きっと勇気が必要なことだった。

命の数だけ勇気になる。

掲げてきた旗を降ろす時は勇気が要る。関わってきた人が多ければ多い程、関係が深ければ深い程。そして、これからの新しい未来を歩んでいくことにも勇気が要る。生きることには勇気が必要だ。

ひとつひとつが大事なんだって呟いて、新しい未来へ向かうんだ、って。その大事なものの中にはきっと私達の応援する声も含まれてるんだ、って言ってくれたんだと思う。そういう企画だったんだと私は今思う。声を出せない観客の代わりに過去のライブの歓声を流したことも、『We are stars!』の掛け声を事前募集したことも、どれだけファンを「共に歩む者」として見てくれていたんだろう。

最後の夏のライブが終わり、そして活動休止まであと4ヶ月強。

私達はなんて大きな愛を受け取ったんだろう。そしてこれからの期間、きっとまだまだたくさんの愛を受け取るだろう。きっと、特別な時間。素晴らしい時間!

あと一歩だけ前に

君の星雲は忙しい、迎えに来てくれるなら、何の躊躇いもいらないわ……。そんな歌を歌っていたアルバム『Contact』。最後のアルバムのタイトルは『Re:Contact』。

2019年の1つのブログ記事を見つけてくれてありがとうございます。広いインターネットという宇宙の中で、まさか読まれると思わなかった。見つけられると思わなかった。私も星の一員として精いっぱい「素晴らしいんだぜ」と発信します。だって、歌を聴くことも応援することも最高にエキサイティングだからね!

どうか茅原実里の残りの時間が最後まで光り輝く道で、そして光の残滓がいつまでも残るような、眩しい舞台でありますように!

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