完全にタイトル通りのお話がしたいのですが、まずはこちらの画像をご覧下さい。

こちら福岡展示会2日目まで展示会場にお貼りし、それまでにお買い上げ頂きました全てのお客様にお渡しさせて貰ったご案内に記載していたオーロラ生地に関する注意事項なのですが、ここに記載のある『また一般的な生地と比べますとどうしてもかなり繊細な生地となっており、日常生活において高い頻度で着用したり激しい動きをする用途には向いていないと考えられますため、予めご了承下さいませ』という箇所は、福岡展示会最終日より全ての案内から削除しております。

というのも、こちらの記載は本来消すべき所を僕の確認漏れで消せていなかった次第でして、実情として初めてオーロラ加工生地というものを出してから、弊社内ではこの加工に対する研究と試作を何度も重ねた結果、強度面でもかなりの進化を遂げておりまして、一般的な生地に比べかなり繊細というのは少しばかり言い過ぎであると考えられるためです。

もちろん一般的な生地に比べ繊細であることには間違いなく、激しい運動などは避けて頂きたい次第ではありますが、一般的な用途の範囲内ではある程度ヘビロテして頂いてもさほど問題はないように感じます。

ただこれはアイテムによっても差異があって特に『見えないものを見ようとして見上げた夜空に駆ける透明彩度のフードジャケット』や『un-unknown cosmic hood jacket』といったようにオーロラ生地と下地が密着しているようなアイテムはオーロラ生地を使用したアイテムの中でもヘビロテしやすいのかなと。

もちろん服である以上平等に経年による変化はありますし、人それぞれそことの向き合い方にもよるのですが(てか改めてこれ2着とも良すぎるな)

逆に『見えないものを見ようとして見上げた夜空に駆ける透明彩度のワンピース』とか『見えないものを見ようとして見上げた夜空に駆ける透明彩度のスカート』とか若干下地とオーロラ生地が乖離している部分が多いアイテムはある程度使用に気をお遣い頂いた方が望ましい所はあります。

この2着もあまりにも良いな。。笑
ただ今回の展示会に来て下さった方は本当に理解して頂けると思うのですが、画像から想像される以上にオーロラ加工生地の強度は保証されていると思っておりますので、その点はある程度信じて頂いて大丈夫かと思います。(もちろん個々の感じ方にもよりますため断言は難しいですが)

そして話は移りますが、次は上でもお話しした『見えないものを見ようとして見上げた夜空に駆ける透明彩度のワンピース』に関して、こちら展示会でチクチクするという感想をいくつか頂いた事を受け(気にならない人は全然気にならない模様)、まずは僕の所感を述べさせて頂きますと、基本的には強度を上げた関係で以前より張りが出たオーロラ生地が、裏で肌にあたると不快感を与えることがあり、特に夏場の展示会でインナーが薄い方が多いことも踏まえますと、その不快感を感じやすいというのが原因かなと思われます。

なのでこれに対する対策として、まずはお買い上げ頂きましたお客様のインナー選びだけでかなり改善は見込めると思うのですが、弊社としても少しでも快適なお洋服になるようできる限りの企業努力はさせて頂きたい所存でして、量産時には以下のような仕様変更を予定しております。

①現状後ろヨークのみ2枚仕立てになっているのですが、前ヨークも2枚仕立てに変更します。
②裾とウエストラインの縫い代をステッチで叩いて抑え、身体にあたりにくくします。
③裏布にオーロラ生地が当てられている箇所は、可能な限り肌触りに不快感を感じにくい生地に変更します。
④あとこれは全然関係ない話なのですが、サンプルにポケットを付け忘れていた模様でポケットを付けます。
※量産の際により良い改善方法が見つかった場合には、修正内容が変更になる可能性があることを予めご了承くださいませ。

以上です。

というわけで今回はオーロラ加工生地に関する諸々の所感と『見えないものを見ようとして見上げた夜空に駆ける透明彩度のワンピース』の量産における仕様変更についてでした。

お買い上げ頂きましたお客様にお届けさせて頂くまでに、少しでもより良いアイテムにできるよう一切の手は抜かない所存でありますので、もし気になるアイテムがございます方はご検討の程何卒よろしくお願い申し上げます。

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今度は個人的一押しのアイテム紹介のnoteでも書いてみようかな