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ひきこもごもり

今日もまた目が覚めた。さいきんの睡眠はちょうど7時間くらい、目覚まし時計よりも前に、ふっと起きるサイクル。

やりたいことがたくさんあって、でもいつも順序よく、うまくは片付けられないから、時間ばかり足りない気分になっている。昨日のお休みの1日がいつの間にか終わっていたみたいに、あっという間に死んでしまうような気もちになる...。命って、意外としぶといかと思えばあっけない時もあって、どんな別れにも気もちが追い付かないまま生きているけど、今ここに、うっかりでも偶然でも、続いているならなにかやっていたい、残してみたいっていう思いがまた強くなった最近だった。最近っていつからかな、と思ったら このムードの途中からだろうか。もうあんまり覚えてないな...。そうやって忘れっぽいから、日記だとか記録を残している面もあったと思うけれども。忘れたいことは思い出さないにかぎるし、覚えていたいことは何度でも話していいし、身近で小さな爆発の続いたこの時間は、そうやって精神の衛生をたもって生きてきた、ような気がする。

今週、ボタンアコーディオンをはじめた。ぜんぜん予定していなかったけど、新しい楽器を手に入れたお友達が貸してくれたので、はじめてみた。まず手元にないと楽器ってさわれないからさ、(とても当たり前のことを書いている!)うれしいな~。あるとさわれるでしょ。親しんでゆけば、相性やおたがいの気分の問題があるとしても、少しはなにか近づけるだろうと思う。興味のある楽器すべて部屋に並べるわけにいかないもんね、興味のない楽器なんてないのに...!すべて極めるには人生は短い。なににどう向き合って息をするのかとても大事だ。そうしてやりたい事はまた増えているわけで、このまま消化されることなく増え続けるのかもしれない。そのほうがほかのものから目を逸らせると思うから、それもいいことかもしれない。

その流れでYouTubeチャンネルもつくってみた。よかったら見てください!YouTubeという場所に顔なじみが増えるような感覚でつくった。自分を外側から見る。ここに居る私とそこに居たわたし、そういう感じ。温かくだったり、懐かしくだったり、ほほえましく振り返れる場所や思い出はいつかの活力になると思う。どんな支えにしていたものとも、途切れること、なくしたりこわれたりしてしまうことはいつでも起こるかもしれないし、まいにち何かで消耗されていく心や身体は、空っぽになったり、感情いっぱいになったりしちゃう時もあるけど、ふっと思い出して自分がやわらかくなれるそういうものはひとりでも作れて、自分の中にいくつ持っていてもいいって気づいた。もちろん一人きりじゃ生きていけなくて、外側の世界とも関わっていきたいけれどね。世界中の部屋から集まった映像を自分の部屋で観られるツールの空間に、わたしの部屋の記録も加わった。真っ暗な気分に落ちそうな時に思い出したい、つながりの演出。とても大事。

もうすぐ1月が終わって、私は今の生活を変えることを考えていて、世の中も動きをとめることはなくて、よい方へなのか わるい方へなのか、いつもどおり進んでいる。ここまでわりと、長く引きこもっていたこと、それが色々ただしく怖がった自分のやり方という感触は無くて、たくさん考えて、あまり知らないままで、深入りしないで、そのまま面倒に思ったり遠ざけたりした結果、いちばん難なく落ち着いたのがたまたまこうだった、という感じ。ほとんど仕事場と家を身ひとつで往復するだけだったけど、それだけ、の中にもやっぱり色々はあったし、そんな縮小されたみたいな小さな世界でも数えきれないことが起こったわけだし、いよいよ、やってらんないなぁって気分も覚えた。世の中を生きている人の、毎日のようすにいろんな気もちをもらって、いろいろ思って、それでも固まらないスライムみたいな自分であるが。この先も起こっていくこと、やっていくこと、歩く道のこと、考えすぎると気が遠のくから、その日その日に生きたい。消えないことと、消せないことのぜんぶで、じわじわと、ゆっくりと、自分なりのルート。それぞれの特別。

今週はまわりの人たちも、わたしも、こころや体の調子があまりよくなかった。それぞれの持って生まれたもの、養ってきたもの、そういう性質や具合とそれぞれにバランスを取ることってむつかしいけれど、その自分と付き合ってかなくちゃならない。助けになりたくても、自分だけで精いっぱいのこともあるし、自分が立てなくちゃ外に目は向けられない。弱った体が凄くどきどきした。さむくて、さみしい、日陰の冬。まいにち、風に波に色が変わっていくなかで、たぶん呼吸が浅くなっている。栄養と休息を心掛けていても、いつもちょっとした何かで崩れたり、平気になったり。でもたぶん私は、ちゃんと大丈夫になる方法を知ってる。胸を開いて、肩を動かして、背筋を伸ばしたら、息を吸っては、ゆっくり吐きだしていく。

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