Tokyo にて Kokyo
東京にはないものがある
東京にはつぶれた遊園地がなかった
東京には人が来なくなった繁華街はなかった
欲望のはらっぱのようで楽しい
最近
故郷と東京と どちらがいいのだろうかと考えた
ぼんやりと考えたら
東京の方が良かった
モノとか欲望とか
賑う賑わないとかではなく
やる気のある人との出会いが多いからだ
故郷にいた時のような
ひとり相撲をしている感覚がないなと
ぼんやりとかんじた
どちらかと言えば
やる気のある人間や
やろうとしている人間が無数にいる
アートにおいても
故郷で何か起こそうと奮闘しても
否定で塞ぎこまれることや
難しい問題ばかり羅列され
押さえ込まれるような
感覚を感じる
それは美術 芸術 アートの
専門家に属している人
であってもだ
東京にいると
ちょっとした提案やアイディアに
すぐに賛同してくれる良いノリがある
故郷でひとり
うなだれていた夜を思い出す
アート施設が不思議なほど
私の故郷にはあった
しかし
それは
あっただけだった
もし
なにか
きみが
楽しいことを
想像したとき
賛同とノリで
東京に勝る場所になって
もらえれば
モノも欲望もなくても
そんな
人間があるだけで
それだけでと
Tokyo にて Kokyo
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